>>355の続き
実はアンチドーピングをやろうとする方も難しい問題がある。
JPAは年間70万円払ってJADAにドーピングテストをやってもらってるが昔は年間40検体、
今は30検体位だ。
JADAはオリンピックスポーツに重点を置いているからね。

ドーピングテストは三菱BCLが全てやっているが、その価格は世界一高く、10年前でも14万円だった。
今は検査もより細かくなったから、20万円位しないだろうか。
そうなると20万×30検体ー70万円=530万円の赤字。この赤字はTOTOくじから賄われている。
こんなに逆ザヤならドーピングテストはオリンピックスポーツ中心になるのもわかるよね。

民間の検査会社で安くドーピングテストを請け負う所がアメリカにはあるそうだ。
全米バスケットボール協会はUSDAの検体数ではアンチドーピングが出来ないとそこを大々的に使っている。

アメリカのパワリフのNF、USAPLも同じことをしていたが、IPFからWADA系統の検査しかするなと言われ、
それでも民間検査会社も併用しようとしたらIPFを除名された。
ドーピングテストの厳格性を守ろうとしているのか、他に事情があるのかはわからない。

バスケットボールはアメリカに出場してもらわないとIOCは困るので、バスケットボールのIFはアメリカのバスケNFにはそんな圧はかけられないんだろうと思う。

以前はサプリメントの汚染(薬剤の誤混入、コンタミネーション)で陽性になった選手が、サプリメントを調べてくれと言ってもしてもらえなかった。
自費で検査しようとしても、全国の検査会社に断られてた。
近年、大型のNFでサプリ汚染による陽性例が相次ぎ、このNFから大量処分者が出ては困るという事か、今は聴聞会でサプリのコンタミを調べてくれというとやってくれるそうだ。

海外製の豚肉、鶏肉経由のクレンブテロールなどの汚染も、接種した店が判ると調べてもらえる。
国内のチェーン店で、某国の鶏肉だけを使っている有名チェーン店の鶏肉は大量に食べると出るそうだ。
残念ながら、そのチェーン店の名前は公表されていない。

ドーピングは真面目に考えれば考えるほど憂鬱になる。とにかくクリーンな仲間たちとクリーンな協議が出来る環境が、JPAは欲しいだけなんだ。
しかしそれは現代では容易ではないな。
ジムや選手の良識がやはりポイントだ。

グレーゾーンに近づくジムや選手をクリーンなジムや選手が拒絶するような環境が出来れば、
JPAは守られるだろう。
近づきたい奴は、別団体でも草試合でもやって欲しい。JPAにかかわらないでほしい。

グレーゾーンが今後さらに大きくなっていくのは判るし、そちらの方がカネになるのもわかる。
でもJPAはそちらとは付き合わない。それはカネの問題じゃない。スポーツをより優先するとそうだろ。

ドーピングやりながらやるスポーツはスポーツじゃない。ショーだよ。
ショーが無価値とは言わないが、スポーツとは隔離する必要がある。
将来は、ボリュームから言えばスポーツの方が隔離されてるような具合になるんだろうが、
JPAはそれで構わないと思う。