最初は、週2回だったジム通いが、いつの間にか、週3回、4回と増えていき、ついに私は「ジム
通いは、いい加減にして!」と怒りました。  ジムに通えないのなら…と、旦那は自宅でも鍛え
られるトレーニンググッズを買いはじめました。 ストレッチ用のヨガマットや、腹筋を割るための
腹筋ローラー、胸筋を鍛えるプッシュアップバー…etc. 40kgもの重さがあるダンベルを購入し
ようとした時には、「子供が不用意に持ち上げて、足に落としたら大事故になる!絶対にやめ
て!!」と購入を踏みとどまらせました。  さらに、私の知らぬうちに、段ボール一杯のプロテ
インやサプリメントが届くようになっていました。 海外製の大袋に入ったプロテインを見ながら
「これって高いんじゃないの?いくら?」と尋ねても、旦那は「そんなに高いものじゃないよ。
プロテインで良性のタンパク質を補給すれば、効率的にマッチョになれるんだよ」とごまかしま
す。  そもそも、私は「マッチョになって欲しい」だなんて一言も頼んでいないのです。 不信感
が募り、家族で共有のパソコンから、Amazonの購入履歴をチェックすると、プロテインとサプ
リメントだけで、月々2万円以上費やしていました。 「秋刀魚が一匹200円以上とお値段が高
くて、買うのもためらってしまうのに、旦那しか飲まないプロテインに2万円以上だよ!あぁ!
秋刀魚が何匹買えるかと思ったら、腹が立って腹が立って!!」