きっかけは、旦那にかけた、こんな一言でした。 「太ったんじゃない?横から見たら、お腹がぽっ
こり出てるよ。出産もしていないのに、お腹が出ちゃって情けない?!(笑)」  冗談めかした言
葉が、旦那にグサッと突き刺さったのでしょう。なんと翌日、旦那はジムの入会案内を持って帰
り、なんの相談もなくジムに入会したのでした。  それまでの旦那は、どちらかというと育児に
協力的なイクメンでした。平日は、なるべく残業をせずに真っ直ぐ帰宅し、子供のお風呂や食事
の介助、寝る前の絵本読み、そして寝かしつけまで、手分けしてくれていました。  ところが、
ジムに入会すると週に2回、会社から直接ジムに行ってしまい、帰宅するのは23時すぎ。
子供が寝ている時間に帰ってくるので、ジムの日は、すべての育児と家事が私の負担になって
しまいました。 「これまで当たり前のように育児を分担していたから、子供が起きてから寝るま
で、一人でずっと育児をすることが、こんなに大変とは想像もしていなかった…あの時、なんで
太ったとからかってしまったんだろう。ぽっこりしたお腹は、くまのプーさんみたいでかわいかっ
たのに…」  私は、旦那がジム通いにハマるきっかけを作ってしまったことを後悔していました。