幼い頃、大好きだった昔話がある
タイトルは思い出せないが、こんな感じの内容だった
昔、昔、ある所に童貞アラフォーカメラマンがいた
ある日、いつものように彼は首にカメラをぶら下げ最高の一枚を撮るべく、当てもなく歩いていた
しかし、なかなか良い被写体は見つからない
『今日もダメか…』
と淀川の畔でヒンヅーラスクワットをしていると一羽の鶴が罠に掛かっているのを見つける
童貞アラフォーカメラマンは罠を外し、ヅラ止めに巻いていたタオルを使い鶴に手当をしてやり逃してやった
その夜、彼がいつも通りほろ酔いを飲みながら動画編集をしていると1人の女が訪ねて来てこう言った『私はまおと言います。あなたに助けて頂いた鶴です』童貞アラフォーカメラマンは驚いたが
「せや!筆下ろしや!!」
と心の中と股間で渾身のガッツポーズを決め女を部屋に招き入れた
話もそうそうにさっさと寝かせて寝込みを襲おうと使ってない部屋へ案内してやると、女は彼に
『決して覗かないで下さい』
と言ってきた
もしよければとも思ったが、どうせ寝込みを襲うので彼は了承する
しかし、日々のアンチとの闘い、世間体を気にして忙しいフリをするストレスや筋トレ疲れで彼は寝てしまう
翌朝、彼は目を覚ますと慌てて女の部屋のドアを開けた
しかし、既に女の姿は無く
『汚ねぇんだよ!ふざけんな!』
と殴り書きされたヅラ止めタオルが残されており、財布やカメラなどの金目の物は全て無くなっていた
めでたし めでたし
という話