0862創る名無しに見る名無し垢版 | 大砲2019/01/15(火) 22:23:09.76ID:sg2oXUSb 暫く二人は白梅の花びらが軽やかに降る中、並んで座っていた。言葉は必要なかった。 やがてリウが口を開いた。 「ジンチンさん」 「リーランって呼んで」 「リーラン? 本名なのか?」 「さすがにヤォバイ・ジンチン(揺れろ、心のままに)なんて名前はねェだよ」彼女は笑った。 「格闘家らしい素晴らしい名前だと思ってたよ」 「ゲヘヘ……」 「リーラン」 「あい?」 「僕と一緒に来てくれないか?」 「え? どこへだァ?」 「日本だ」