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あなたの文章真面目に酷評します Part106
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0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/08(月) 05:43:07.76ID:Bnylmej4
あなたが書いた小説・論説文・エッセイなどの文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行います。

■過去ログ
前スレ
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1513691801/

まとめwiki
ttp://www6.atwiki.jp/kata/

■投稿する人へ
投稿する前に読み返しましょう。
投稿が複数レスにわたる場合は、1/2のように、全体レス数がわかるようにしましょう。
投稿には「批評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
他人の文章のコピペ、作者になります行為は厳禁です。外部リンクを貼る場合はサイト内にその旨を表記する等、作者本人がアップロードしていることが分かるようにしてください。
文量が多い場合は外部リンクを貼ったほうがいいかもしれません。
もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。目についたものから批評していくので、見落としもあります。
辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの相性が悪かったのかもしれません。ただ、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるということを心にとめておいてください。

■批評する人へ
当スレは投稿者を育てるのが目的なので、できるかぎり良い所と悪い所を具体的に挙げて投稿者が納得する形で批評をしてあげてください。

■次スレ
スレッド容量が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。そうでない場合は>>980を踏んだ人がスレを立ててください。
0311創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:02:34.93ID:iscnMMDN
>>310
そういえはそうですね。ふぉとグラファ、ですね。ご指摘ありがとうございます。
じつは、ミミさんのモデルはうちの実の祖母でして。40年くらいアメリカに住んでいましたが、帰国したらルー大柴状態でしたので。
0312創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:31:48.00ID:mivwM/LH
やっぱりモデルがいると思ったけどw
それが小説的リアティティを獲得できているか否か、ですな。
そういう意味では、このスレの他の人がどう読むかで判断したらいいんじゃないかな。

主人公=語り手が没個性っていうのは仕方がないことだけど、ミミ以外の作中人物の誰に感情移入できるか、っていえば特にいない…。
人物は平凡だけど、彼らの関係が平凡ではどうしようもないよ。
心療内科に通ってたとか、自殺未遂とか、三角関係とか、死別とか、道具立は揃っているけど。
そろっているだけ。書割っぽいよ。
なんかそこはかとなく漂ってくる哀しみとか、ひりひりした痛みとか、書けてないんだよね。
勝手なこと書いていると思うだろうけど、このあたりがキモだろ、こういう小説にとっては。

そうそう、唯一、謎があって、陰があって、小説的な存在になりえたのは「薫」だと思うな。
彼女には嘘がありそうだし、いろいろ惹かれるものがある。だけど、結局、主人公たちの「うしろめたさ」の指標にしかなっていない。
いかにももったいないよね。
0313創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:37:24.52ID:DZKaIPqg
>>フカ
読んだよ!私は凄く好きな作品です。
序盤は「ミミ語」に引っかかりまくりだったけど、読み進めていくうちに
カタコトが目に楽しく、終盤にかけてはすっかりミミファンになりました。
文章も読みやすく引っかかりも少ないし、安易な悲劇に逃げない読後感も良かったと思います。
先日の投稿文に比べると荒さが目立つ感は否めませんが、裏を返せば筆力が上がっているということでしょうか。
個人的に残念なところは、主人公の恋愛を正当化する為に遠回しに薫を落としているところでしょうか。
人を暴くのも小説でしょうが、この物語には少しそぐわないのかなと思いました。
仕事中のざっと読みだったので、帰って熟読をしたいと思います。
良い作品を読ませてくれてありがとう。
0314創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:38:55.07ID:iscnMMDN
>>312
なるほど、ひりひりした痛み…ですか。
つまり、さらっと書きすぎていて、登場人物の心情がまるで書けてないって事ですよね。
ありがとうございました。
次に繋げます。
0315創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:42:39.91ID:DZKaIPqg
うーむ、ここの批評人たちの読みは深いな。私の感想の稚拙さが際立ってしまう。
0316フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 13:46:15.76ID:iscnMMDN
>>313
ありがとうございます。
ミミファンだなんて、嬉しいです。
実は去年の応募作にもミミさんが、戦争体験者として再登場します。リライトして春の新人賞に出しますので、落ちたらまたこちらにアップしたいです。

そうなんですよね、薫の存在の扱いが難しかったです。もう少し回想シーンなどで薫の事情も書くべきだったかもですね。

ありがとうございました。
0317創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:48:24.39ID:iscnMMDN
>>315
いえいえ、有難いご指摘ばかりです。ある意味、師匠よりもチェックが細かいです。

みなさん、ありがとうございます。
0318創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:50:21.03ID:DZKaIPqg
アップしてくれるのは嬉しいけど、落ちないことを願っています(笑)
0319創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 13:52:50.86ID:iscnMMDN
>>318
ありがとうございます。
確かに…万が一受かったら、こちらにもご報告させていただきます。笑。
0320創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 17:32:34.88ID:mivwM/LH
>>314
うーん、さらっと描きすぎじゃなくて、逆によーいどん!で自殺しているだろ?
もっとなんか、なんとなく死なないと…。むしろ「ワザとらしい」んだよね。行動の動機が。
心情を描くのはいろんな方法があるけど、この場合は、心理を描かないことによって描く、というテーストが大事なんじゃないかな? 
そのための文体であり会話のリズムなんじゃないの? センスの良さがストーリー作りに生かされてないというか。
最終審査に行くには、この路線で成功しているプロの作家(あえて名前は言わないがw)に追いつかないと。
そして、追いついた地点から自分の個性を出さないと厳しいんじゃないかな。
0321フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 18:13:04.26ID:iscnMMDN
>>320

ありがとうございます。
なるほど、自殺のくだりがいきなり過ぎましたか。
色々課題がありますね、私には。

この作品は純文学としては初めての作品でしたし、全体的に、あまり考えないで書いたせいもあります。
自分でもよく、予選通過したなあと。。。

とにかく、これからはもっと考えて書きます。

ご指摘深謝です。
0322創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 18:21:07.97ID:iscnMMDN
>>320
いきなりすぎ、というか、書き方が下手なんですかね。
語らないで描写する…難しいです。

自分の個性、ですか。
そのあたりが私には足りない気がします。
私の個性ってそもそもなんぞや?と。
0323創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 18:25:00.26ID:P5wq6cBM
>>301
ミミさん魅力的。
他の人物、魅力なさすぎ。
あとは表現磨きなよ。
私の宝物 とか、顔を赤くした とか、凡庸すぎ。
0324フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 18:27:06.46ID:iscnMMDN
>>323
ありがとうございます。

そういわれてみれば。。。
もう少し勉強します。
0325創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 18:34:41.36ID:P5wq6cBM
>>324
でも読めたよ。大抵、ネットに上がってるのは読む気もしないのに。俺はいくつか中央の純文系でn次なんだけど、なかなか他人の読む機会ないからいい経験になったよ。ありがとう。
0326創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 18:42:33.62ID:iscnMMDN
>>325
ありがとうございます。
読めた、って言うのは、少なくとも意味があったと言うことですよね?
こちらこそ、書いて良かったです。
てぇんきゅう!
0327創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 18:51:52.38ID:P5wq6cBM
>>326
ミミさんのセリフ遣いはミミさんだけのものだった。俺はセリフ多いの好きじゃないから、地の文で努力しろよって思っちゃうんだけど、ミミさんはこれでしか表せないからこれでいいんだと納得できた。
0328創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 19:04:13.68ID:iscnMMDN
>>327
なるほど、ありがとうございます。
私は逆に地の文で語ると、単調になってしまうので。表現力の足りなさが単調になる理由かも。

私が書きたかったのは…。
自殺志願の若者を癒すのは老人だと思ったので。変わり者の祖母をモデルの老人を主人公にして、いかに自殺から若者の気を紛らわすかを書きたかったのです。
これを読んでも死にたい人は死ぬかもですが。自分に何かできないかなと思って書きました。図々しい思い上がりかもですが。。。汗。
0329創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 19:07:53.57ID:P5wq6cBM
>>328
ただ、「癒し」とかいう言葉を使う凡庸さ、そういう常識的な考え方はマイナスになると思うよ。小説は教科書じゃないから。
0330創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 19:11:11.33ID:iscnMMDN
>>329
はい。
作中では癒し、と書いてはいけないと自分でも思います。ただ、書くきっかけと言うか、動機が癒しだったと言う意味です。
そう言っちゃうと、なんかつまんないですね。すみません。
0331創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 19:32:49.83ID:mNz6CDBO
でも、私はフカさんのように明確にテーマをぼかすことなく、語れるところはいいと思う。
0332モニ
垢版 |
2018/01/26(金) 19:39:54.27ID:6w+v04fp
ハードル高くて私は後何年ここの域までこれるやら。精進しなきゃ。
0333フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 19:43:00.26ID:iscnMMDN
>>331
ありがとうございます。
そうおっしゃってくださると嬉しいです。
0334フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 19:43:29.43ID:iscnMMDN
>>332
頑張って下さい。
0335創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 19:43:42.61ID:4Dlq8WTh
>>モニ
頑張ろうな!
0336創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 20:03:48.70ID:4Dlq8WTh
雑談禁止とわかっているがひとつだけ言わせてくれ!
板変えて正解だったな!
0337創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 20:14:47.71ID:Z1AJWsmA
>>308
二月三日まで
0338フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 20:17:21.38ID:iscnMMDN
>>308
お!締め切りでましたね。
頑張って下さい。
0339創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 20:21:10.97ID:4Dlq8WTh
>>308
楽しみにしてるよー
0340創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 20:27:07.48ID:4Dlq8WTh
>>337
ていうか、課題人。ごめん。課題の「三人称、家族離散もの、感動あり 2千文字程度」
二千文字がどうしてもクリア出来ず、五千文字くらいになってしまうけど、読んでくれないか?
0341創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 21:13:52.70ID:uxQ9l1KV
>>340
OK
構わないぞ
0342フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 21:19:13.30ID:iscnMMDN
>>340
OK出ましたね。
時間があったら、私も読みたいです。読んでもいいですか?


課題人さん、部外者ですが。参戦してもよかですか?
0343創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 21:19:18.63ID:Ug2+68uX
>>337
了解です。
0344創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 21:20:41.35ID:qWeJI0lo
>>301
十年前の話にした理由がわからない。昔の話だったら最後は「今」に戻ってくるべきじゃない?
自殺志望者に対する癒しというならフィアンセが死んでミミが凹んだら台無しと思うし、最後ボケてしまうなんてあんまりだ。蛇足にもほどがある。

あと気になるのは文章作法とか表記のルールとかマナーと言われるやつなんだけど、章番号(?)のあとの読点とか、セリフ文を一字下げてるとか、三点リーダを一個しか使ってないとか、びっくりマークとはてなマークのあとに文章が続く時に空白を一字入れてないとか。
これってわざとなの? 師匠はなにも言わないの?
こだわりがないなら作法通りに書くべきだと思うな。変なこだわりがあるヤツと思われても嫌だし。
0345フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 21:31:30.53ID:iscnMMDN
>>344
鋭いご指摘ありがとうございます。

十年以上前にしたのは、ミミさんの年齢、モデルになっている私の祖母の年齢に近づけないと、戦争体験者として成り立たなかったからです。
あと、写真の仕事の関係で。
今時のカメラマンは本当に儲からないので、
今にしちゃうと銀盤写真ネタが使えない為です。
確かに今、に戻すのも手でしたね。すみません。

作法の方は、すみません。そこまでは知りませんでした。
師匠も何もおっしゃってないし、こういったツッコミは初めてです。
ご指摘いたみいります。
0346フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 21:35:54.83ID:iscnMMDN
>>344
追伸です。

フィアンセが死んで悲しむのは当然だと私は思いますが。確かにミミさんは凹みますが、雄二の慰めもあり、死んでならないのを再確認しています。
確かにショックで認知症が進んでしまうのは、悲しい話ですが。蛇足でしたか?
0347創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 22:02:00.83ID:qWeJI0lo
>>346
近しい人が亡くなるというのは大きなストレスです。それが読者の生きる気力を奪っているものかもしれません。そういう人にとってミミさんがあまりに凹むと癒しにならないかと思うのです。
悲しみながらもなにかミミさんらしいことを言って乗り越えていくような展開があって癒しになるかと。痴呆についても主人公を忘れてしまうなんて悲しすぎです。ひょっとすると亡くなるより辛いかも。

癒しがテーマなら書きすぎな気がします。
人生は無情である、という話なら今のままでも別にいいかな。

それに……最後にボケてしまったら続編が書けないではないですか!
0348フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 22:14:01.92ID:iscnMMDN
>>347
なるほど、ありがとうございます。

でも、長く生きると言う事は、親しい人の死に目に合う事は避けられないですよね。
私は逆にそれは幸いだと思うんです。
私自身が親戚が少ないせいか、葬式に出れたりするのがちょい羨ましいのもあります。
変かしら?

ボケてもちゃんと歌を歌って楽しそうな姿が最後に見れて、ある意味ハッピーエンドでは?
死なない人間はいないのです。
だからこそ、今を生きる事がいかに貴重だと私は思います。そこが、ポイントでした。
単なる慰めや癒しではなく、生きることそのものに意味があると思って書きました。

続編…実は次回作もばーちゃんネタだったりしますから、安心してください^_^
来週あたりにでも、落選作をnoteにアップする予定です。

一生懸命読んでくださり、またあついメッセージをありがとうございました。
0349創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 22:15:29.29ID:mivwM/LH
>>322
>語らないで描写する…難しいです。
難しいけど、難しく考える必要はないよw
まず行動から書けばいいんだよ。一切の説明なしで行動の描写から入る。
ただなんとなく撮影のあと海岸にいってビール飲んで。ボートに近寄って、いきなり多量の錠剤を流し込む。
風景描写に移って、また私の心の声が出てきて、すっと意識がなくなる。これだけでああ自殺なんだな、って読者にはわかる。
で、行動の動機とか、説明的なものは、意識が回復してから書けばいいんだよ。
まあもちろん別の書き方もあるけど、これってハードボイルドな書き方ってわけで、いくらでも手本はあるだろ。
ハードボイルドが性に合わないんだったら、外野からとくに何もいわないけどw

>なるほど、自殺のくだりがいきなり過ぎましたか。
よーいどん! になっているってのは、いろいろヒントをあたえて、予告しておいてから、やっぱり!とかなっているという意味。
いきなりすぎる、のじゃなくて、むしろ熱い風呂にかけ湯してから入っているって感じ。
推奨したいのは、こいつ何してんの? と読者に思わせといて、えっ? となる展開を見せる、っていえばいいのかな。
「Mimi」は、これこれこういう悩みがあるのよーいやんなっちゃう、死のうかな、死のう、えいや! という書き方になっている作品だと思うんだけど。

どうも作家さんに言いたいことが伝わらないなw それはやっぱり作家さんは基本的にこれが良いって書いているからだろうけど。
自分の「酷評」は以上です。
0350フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 22:22:01.20ID:iscnMMDN
>>349
わあ、沢山ありがとうございます。

なるほど、ハードボイルドですか。何冊かしか読んでないから、詳しくなかったです。

行動の描写で表現…なるほど。上手いことを考えておられますね。盲点でした。

今書いてるやつに、その辺りの勉強が役に立ってきそうです。

色々と課題をありがとうございました。
頑張れそうです。^_^
0351創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 22:22:39.20ID:mivwM/LH
>>349
そうそう、唯一、いきなり感があるのが冒頭の「トゥギャザーしようぜ」的な婆さんに「お嬢さん」と声をかけられるシーンだね。
へんな喋り効果もあるけど、この唐突感=他者性がミミに読者の視線を向けさせているんじゃないかな。
0352フカ
垢版 |
2018/01/26(金) 22:30:49.14ID:iscnMMDN
>>351

ありがとうございます。この冒頭はちょい自信あったりして。。。

実は、このテレホン局ネタは、うちの祖母が駅前でやらかしたのが元ネタでして。
家族全員で笑いました。^_^
このシーンが書きたくて、ここだけで数年かけて書きました。
全部書き終わるまで、実に七年かかりました。
だから、写真ネタも出てきてしまうのです。
0353創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/26(金) 23:11:45.35ID:Ug2+68uX
課題人さん、テーマに「寒波」をいただきましたが、テーマということは、「寒波」についてメインで書くという認識でいいでしょうか?
例えば、登場人物たちの街がいま寒波の下にあって、そこでの主人公たちの(寒波という特殊性を活かした)物語、というよりは、寒波自体が物語の主題であるような文章、ということでしょうか?
0354創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 01:12:18.25ID:kAPKpsUM
>>301
一次通過を読ませていただくのはありがたいです
これから読み進めますが、冒頭から気になる箇所だけ

 あれはもう十年位前の事だ。日本中が猛暑だの酷暑だのと騒がしかった、あの年の夏。
 東京から電車に乗って一時間位の所にある港町の駅前で、老婦人に道を訊かれた。

―二つの連続する「位」はない方が読みやすい

 「お嬢さん、テレホン局はどこだね?」
 私はリュックサックとカメラケースと三脚を持って、信号待ちをしているところだった。
後ろからそんな風に声をかけられて、少し驚いた。
 もう三十を過ぎた私が「お嬢さん」と呼ばれた事にはあまり驚かなかったが、
その「テレホン局」とは何なのかが分からなかったので…
いや、実は一番びっくりしたのは、その老婦人の風貌だった。

―「もう」「あまり」「その」は過剰な副詞と連体詞なので削ったほうが読みやすいのでは
0355創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 02:50:42.91ID:uQqC5084
>>354
こんばんは。
ご指摘ありがとう。
確かにそうですね。四年以上前の作品ですので。。。すみません。
0356創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 08:02:53.89ID:OlduX4ro
>>342
んじゃ、
「人の成長を描く放浪もの。一人旅。2000字程度」
期限、二月十三日まで

>>353
好きにやって構わないw
0357創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 11:07:08.93ID:xbaaACJD
もう・作例

一生独身だつた彼の伯母はもう彼の二十歳の時にも六十に近い年よりだつた。
芥川竜之介『或阿呆の一生』

四人の職員が再び職員室に顔を合せたのは、もう十一時に間のない頃であつた。
石川啄木『足跡』

それはもう九時過ぎだつたけれども私は神楽坂の或る飲食店へと出かけて行つた。
有島武郎『骨』

これこそわたしにとっては、もうとっくに終わってしまったはずのものだった。
市川陽『放課後のロックンロール・パーティ』

藤原は藤原のオカンが言うように、もうおれへん気がするんや。
植松真人『高橋の話。』

もう九州だという感じがほんとになつかしみのあるうれしい感じだった。
伊藤野枝『わがまま』
0358創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 11:14:44.76ID:xbaaACJD
あまり・作例

吉田は東京から病気が悪くなってその家へ帰って来たのが二年あまり前であった。
梶井基次郎『のんきな患者』

おれはおれを愛してはいるが、そのおれ自身だってあまり信用してはいない。
石川啄木『一利己主義者と友人との対話』

だが、あまり長く音も立たなかったので、人の居ることは忘れて居た。
折口信夫『死者の書』

しかしまた一つにはマッグだけはあまり往来へ顔を出さずに家にばかりいるためです。
芥川竜之介『河童』

半身のあまり自由でないラザレフは、あれに足を掛けて引く力を助けるのだ。
小栗虫太郎『聖アレキセイ寺院の惨劇』

その委細が新聞に出たが、それだけ古い事になると読む人をあまり動かさなかつた。
片山広子『L氏殺人事件』
0359創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 11:37:00.39ID:xbaaACJD
その・作例

私の借りた家は札幌の町はずれを流れる豊平川という川の右岸にあった。
その家は堤の下の一町歩ほどもある大きなりんご園の中に建ててあった。
有島武郎『生まれいずる悩み』

ただ、何故それを嘘だと思ったかと云われれば、それを嘘だと思った所に、己の己惚れがあると云われれば、己には元より抗弁するだけの理由はない。
それにも関らず、己はその嘘だと云う事を信じていた。今でも猶信じている。
芥川竜之介『袈裟と盛遠』
0360モニ
垢版 |
2018/01/27(土) 13:09:55.26ID:hlEMcvVC
がんばりました。初心者ですのでお手柔らかにお願いします。

私はそう言うとベッドの上でコンビニエンスストアで買ってきた、
安いチューハイをゴクゴクと飲み干した。
「もう残業やだな、二度としたくない」
 私は、スマホの転職サイトを見始めた。
いい給与のところは仕事が厳しい。
 ざっとみて、また寝転がった。
「こんな今の仕事やだな、俺」
 だが私は辞める勇気もなかった。やめたら
低い会社を転々としてしまう。そうやって、
苦しむ同僚を多くみてきた。わたしは酎ハイの缶を握りしめた。
缶は、怒りを含みながらくちゃくちゃになって、ベッドの上で転がった。
その時、スマホのニュースに、ベアではなく手取り収入を社員の全員に
三万円上げることと、残業の禁止、有給休暇の完全実施をしますと、
首相が宣言したという記事が流れていた。非正規の全員を社員にすると流れていた。
私は、
「ふーん」とだけ言ってテレビをとめた。
 翌日会社に向かったら、なにもかも変わっていた。
陰気なムードが明るいムードに変わっていた。みんな表情が笑顔だ。
「なにが起こったんだろう」
私は聞くことにした。
「なにかあったの?」
「給与もあがり、残業もなくなったんだよ」
「ふえーっ。早いねー。国の実施はこんなに
はやく実現するの?」
「こういう問題は急がないとね。日本の勤務はきつすぎたよ」
「そっか」そういうと私は自分の席についた。わたしは、こっそり人形のカップルを、
机のみえるところに飾った。
「これで、早く帰れる。私も結婚できるかもかも」
そとで鳩がざあっと飛び立った。まるで祝福するかのように。
0361創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 14:59:50.36ID:xbaaACJD
>>360
チューハイ←→酎ハイ
ざっとみて、また寝転がった。 ※また→削除?
低い会社を ※ 給料が低いの意味か?
ベッドの上で転がった。 ※(握りつぶした缶が)ベッドの上に転がった? 
ベアではなく手取り収入を社員の全員に ※????
有給休暇の完全実施をしますと ※有給休暇の完全取得を実現しますと?
非正規の全員を社員にすると流れていた。 ※非正規の全員の正社員化も目指すらしい?
テレビをとめた →テレビを消した
私は聞くことにした→私は尋ねてみることにした。
国の実施は→国の(経済界に対する)要請は
早いねー←→はやく
人形のカップル ※????
そう言うと←→そういうと
0362創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 15:04:28.94ID:M3xO9RuD
>>360
何度も読み返して考えてるんだけど、この話は
「語り手である男性の独り言」に見せかけて
実は「語り手である女性が「俺」である彼氏と会話している」
そして、最後、「その彼氏と結婚できるかも」って話?
それとも単に、「俺」=「私」?
0363モニ
垢版 |
2018/01/27(土) 15:05:15.06ID:hlEMcvVC
>361

ありがとうございます。どうして表現を変えなければいけないか、咀嚼して
考えます。
0364モニ
垢版 |
2018/01/27(土) 15:07:45.69ID:hlEMcvVC
>362
人称を通すのが不安定でした。指摘ありがとうございます。
0365創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 15:13:17.27ID:xbaaACJD
>>363
どうせ、言葉遊びくらいにしか感じてないんだろw
表記の統一とか、慣用表現とか、不正確な事実の書き方とか、そんなのは咀嚼するまでもないだろw
単にさっさと直せ、って話。
0366創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 15:17:40.02ID:xbaaACJD
直接話法と地の文の主語ってだけだろw
0367モニ
垢版 |
2018/01/27(土) 15:33:33.34ID:SnslY/RG
>365

おっしゃる通りで、そういうことは考えていませんでした。すみません
0368創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 15:45:00.63ID:gaUTzcSA
>>モニ
逆に考えれば、モニは文章力をつければいいだけなんだよ。

努力次第でなんとでもなる。

と、修行中の身である私が言ってみる。

面白かったところとしては、給料があがり、残業がなくなり、非正規が正規雇用に変わるような、突拍子もない出来事を、同僚が何食わぬ顔で受け止めているところ。
不条理な世界を正当化するために、主人公が狂っていく様を描いてみたら面白かったかもかも。

「かもかも」ってかわいいね。
0369モニ
垢版 |
2018/01/27(土) 15:55:28.40ID:SnslY/RG
>368

そうなんですよね、文章力なんですよ。努力が長い間必要ですね。
ありがとうございます。
0370創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 15:56:51.92ID:Kb5KbqQt
>>360

●ユニークだと思ったところ

1.首相に左右される人々の描写に、「軽い」人生への風刺が込められている、と読めなくもない

2.主人公の幼児性にちょっとした驚きを感じる(「ふえーっ。」「人形のカップルをこっそり机に飾る」等)


●読みにくいのでなおした方がいいと思ったところ

1. 冒頭「私はそう言うと」←どれを指してるの?

2.中盤「ベアではなく」←不要っぽい


●感想

はじめに描かれた給与待遇への不満という抑圧が、後半で解消される
解消は政治からもたらされたモノだ

主人公は反応しているだけなので何かを成し遂げたという読者的満足感はなく、生活環境の急激な転換がクローズアップされる
その展開の急転が示しているのは、
人々への皮肉めいた見方なのか、作者なりの政治的アジテーションなのか
それとも、特にそんな考えはなく驚きで遊びたいのか
今のままではよく見えないので、考えを明確にしてくれるとコメントしやすい

お手柔らかバージョン
0371モニ
垢版 |
2018/01/27(土) 16:16:11.06ID:SnslY/RG
>お手柔らかバージョン助かります。

このままだと起伏や展開がないので、主人公の缶酎ハイからキツイ日常を暗示して
ラストの周囲の変化をつけました。仕事が楽になるぞという気持ちの
変化でしょうか。ありがとうございます。
0372創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 16:31:57.84ID:Kb5KbqQt
>>301

「ミミさん」との交流シーン
独特な言葉遣い、夏みかん、イチゴサンドクリーム、PUFFY(権利関係、平気だっけ)などをフックに使ったのが良かった

ただ、後半にはもうひとつ山が欲しかったな
一度は自殺に向かった主人公が、「ミミさん」の影響をどう受けたのか、それを示す山場
例えば、誰かの自殺を止めるとか、「ミミさん」の助けがない場所で自殺を踏み止まるとか

作者が今どう変わってるのかも見てみたいと思う
0373創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 16:40:10.31ID:xbaaACJD
酷評スレですよーw
0374フカ
垢版 |
2018/01/27(土) 16:40:27.83ID:uQqC5084
>>372
ありがとうございます。
後半の山場ですか。
改めて考えてみます。
0375創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 16:49:37.96ID:Kb5KbqQt
>>371
>仕事が楽になるぞ

なるほどw
氷結ストロングと職場の待遇改善、これは現代人の運動方針でもある
次は、話をどうやったら読者のドキドキハラハラに繋げられるか考えみると、面白いかもしれないよ
0376創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 16:52:35.65ID:Kb5KbqQt
○ 考えてみると
0377創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/27(土) 21:45:00.30ID:GgW15Rmz
モニ氏が昔どっかにあげてた最初の作品はとても良かった。本当に。嫉妬するくらい。ここで稚拙と言われている文体は最初の作品にはよくマッチしていた。

文体が>>43は悪い方に化学反応をおこし、>>460はいい方に化学反応を起こしかけている。

文体を変えるのではなくて切り口を変えると考えてみればいい。例えば、寒波のお題に「地球寒冷化が進んだ現代の女子高生」みたいなものを書いてみればモニ氏はすごく面白い作品をかけると思う。

木を見て森を見ずにならぬよう老婆心から
0378モニ
垢版 |
2018/01/28(日) 10:00:59.75ID:y+Qzxa35
>377

ほんとうにありがとうございます。あの初期のほうがいいですか。いまのほうが校正は直ってきたんですが、
かえってて失っているものがあるのかもしれません。ありがとうございます。
0379モニ
垢版 |
2018/01/28(日) 10:02:45.53ID:y+Qzxa35
多分切り口、飛躍した描き方みたいなものなんでしょうね。
0381創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/28(日) 21:10:41.50ID:1W5a/yx3
今までのモニさんの作の中で一番か二番に良いと思う。
0382モニ
垢版 |
2018/01/28(日) 21:20:01.98ID:IM4dNGiX
>381

ありがとうございます。また励みになり、投稿します。
0383創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/28(日) 22:04:16.28ID:M2u72Nl3
>>359
作品例を挙げてくださりありがとうございました。勉強になりました。
気づかなかったです。お礼が遅くなりすみませんでした。
0384フカ
垢版 |
2018/01/28(日) 22:11:53.75ID:M2u72Nl3
みなさん、『Mimi』のご感想をありがとうございました。

やっぱり私はまだまだですね。
群像一次に通してもらったのは、マグレと言うか、ビギナーズラックだったかなと。。。

みなさんにご指摘頂けて、とても光栄です。
プロへの道は遠いなと思いました。けど、
遠くても、諦めないで頑張る事にします。

みなさん、本当にありがとうございます。重ねてお礼申し上げます。
0385創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/29(月) 10:48:38.89ID:CUbne057
フカさん リアル投稿原稿の公開ありがとうございました。

文体・語り口・セリフまわし、そうとうレベルが高いと感じました。
ああ、こういう風に書かないといけないんだと、改めて気づかされましたよ。
もちろん小説なんて、自由に書いて、わざわざ苦労するみたいにして、個性的というか個人的に歪な文体を作ってもいいんですがw
しかし、そのわざわざ作ったマイ・スタイルが仇となり…w
だから、なにか生まれ変わった気になって自覚的に「態度変更」しないと、人に読んでもらえるような文章にはならない!
そういうことを思いながら読みました。
少なくとも現代の若者の日常を描いた小説の書き方としては、「Mimi」の文体はかなり優れていると思いました。
公募新人賞の一次選考通過というのはちゃんと理由のある世界なんだな、とw

もう自由自在に書ける技量があるわけですから、最終選考に向かうには、いわゆる物語内容が高評価を受ける必要がありますね。
(「Mimi」の場合は、薫が生きていて三角関係っぽくなっているなかでミミ婆さんが出現。
薫の妊娠、薫の死などの事件を通過する、っていう方向もあったかな、と。雄二も「頼りなくて狡い」とか。
まあこれは読者の勝手な感想ですがw)
旧作の何が足りなかった、というのを考えて改稿する、っていうのも大切だと思いますよ。
何かが足りなかったわけですから。新しい要素を付け加えるんじゃなくて、組み合わせ方を変えるとか。
まあ人は常に新しいものを欲しがるわけですがw
ではフカさん グッドラック!

一応、「Mimi」のアドレスを下記にコピペしておきます。
再読されることを推奨します。
さらっと、何気なく、ライトに書くむつかしさに気づけるかな?


301フカ2018/01/26(金) 09:04:26.63ID:iscnMMDN>>303>>306>>323>>344>>354>>372
https://note.mu/fukamiinoue/n/n3a1538863a6d

群像で一次予選に選ばれた作品をnoteにて公開しました。
もう4年も前に投稿したものですし、私の中では過去の作品になったので、公開します。
皆さん、忌憚なくご感想を宜しくお願い致します。
0386フカ
垢版 |
2018/01/29(月) 12:35:06.53ID:fUd+XkCB
>>385

ありがとうございました。
おかげさまで頑張れそうです。
お褒めの言葉、嬉しいです。
ミミを書いたあと、なかなか成績が上がらず、苦しんでますが。

薫が生きていた方が、確かにドラマとしてよかったかもですね。
しかし、ミミのテーマは
自殺からの更生と言うか、いかに立ち直るか、でしたから。薫には可哀想ですが。

私自身が老人との生活で随分と救われたので、何か小説にならないかなと思い書きました。

わざわざURLのコピペまでありがとうございます。
とても光栄です。
0387arks
垢版 |
2018/01/30(火) 01:58:46.94ID:InHeRtqV
「寒波」でお題をいただいた者ですが、書き進めるうちに、まったくお題と字数を無視したものが出来上がってしまいました。
お題に忠実なものはまた別で書こうと思います。
とりあえずできたものを載せておきます。

1/4
ほとんど呆けていたから、電車が止まっているのに暫く気がつかなかった。

ずっと、前方の窓とも壁ともつかないあたりを、特にどこを見つめるというわけでもなく見つめていた。全体を視界に入れていた、とでも言うべきだろうか。
窓からは外の様子が見えた。景色と呼べるようなものではない。全て真っ白。

雪のない季節でさえ、一面の畑と、田んぼと、没個性という言葉をそのまま体現したような画一的な杉林の広がる山肌と、
それを擁するのっぺりとしたどれも同じような起伏に乏しい山が連なっているだけの風景なのに、
雪がそのささやかな起伏をレーキで均したように奪い取り、色彩を消し去り、空は口裏を合わせたようにどこを見上げても死んだ動物の骨のような灰白色に覆われているものだから、
よほど注意深く窓の外の様子を観察していない限り、それが動いているのか止まっているのかわからないのは当然のことのように思われた。

昨夜の積雪の影響で、架線がなんとか、線路がなんとか、といった説明が車内放送でなされた。
雪のせいで電車が遅れたり止まったりすることは、冬にこの路線を利用するものにとって日常の一部である。
大抵は十分か二十分程でまた動きだすけれど、これまでの経験からくる直感から、今回は長くなりそうだと思った。

一両しかない車両の中には、僕を除けば、目の前のシートの年齢の離れた小学生の男女二人組(おそらく姉弟だろう)、七八才くらいの子を連れた母親、
お爺さんとお婆さん、それくらいだ。六人くらい座れるシートが向かい合っていて、合わせて六つ並んでいる。
一つのシートに一人か二人が腰を下ろしていて、立っている者は一人としていない。
合わせて何人いるか数えようと思えば十秒とかからないだろうが、結局数えなかった。とにかくそれくらいの人数だった。

電車が止まったことに対して文句を言ったり、不満そうな表情をしている者はほとんどいない。
僕同様、この状況に慣れきっているのもあるだろうし、そもそもこのあたりでは、時間に追われて行動するような人間が極端に少ないのだ。
0388arks
垢版 |
2018/01/30(火) 02:00:52.15ID:InHeRtqV
2/4
僕はと言えば、不満どころかむしろ安心さえしていた。まだ現実を受け入れなくてすむ。

僕はこの一年間、ある大学に合格するために、必死の努力を続けてきた。必死、というのは口先だけのものではない。思い返しても、自分でもよくやったなと思う。
単純な時間量で言えば、他の同級生たちの三倍か四倍はしたはずだ。遊びになんてもちろんいかなかったし、睡眠時間だって追い込みの時期はかなり削った。
模試の結果がうまくついてこなくても、諦めようなどとは考えず、すべての一日を合格のための最善であろうとした。

それでも届かなかった。

まず間違いなく不合格だろう。センターの点数だってギリギリだったのだ。二次試験はもう思い出したくない。ひどかった。合格しているはずがない。

そのことをわかっていても、真にそれがはっきりするまでは、まだわからない、万に一つ、もしかしたら合格している可能性だってないわけではない、
奇跡の大逆転があるかもしれない、という一縷の、ミジンコの産毛ほどの一縷の望みを結局今日まで捨てきれなかった。
それに縋ること以外に、精神を保つ方法がなかったからだ。

しかしそれもついに今日までだ。はっきりさせなければならない。現実を受け入れるのだ。曇天の元に張り出された受験番号の中に、僕の番号がないことを確認しなければならない。

この一年で、僕は僕という人間が可能な範囲で最大限の努力をしたのだ。もうこれ以上ない、という努力だ。なかなかできるものではないと思う。それをした。それでも駄目だった。

そうなると結局、生まれもっての才能とか、器量とか。そういうことだ。

僕はこの一年で何度それを思ったかわからない。しかし、不断の努力を続けなければならない身において、そんな言葉は言い訳にしかならない。だから、絶対にそんな言葉に迎合してやるか、甘えるな、と常に頭の片隅で繰り返していた。

才能のせいにしない、というのは、僕のこの一年の活動において最も重要なテーゼだった。

けれど、もう、今は、才能のせいでした、と言うしかない。この一年自分で自分の逃げ道を埋め立て続けた結果がこれなのだ。
逃げ道を塞ぎ続ければ、いつか前へ進む道が拓けるはずだと思っていた。どこへも行けなくなっただけだった。
0389arks
垢版 |
2018/01/30(火) 02:03:26.49ID:InHeRtqV
3/4
現実というのはいつだってそうだ。暴力的なまでに現実は現実なのだ。
余命があと何ヶ月とか、恋人が殺されたとか、今月限りで解雇だとか、地震だか洪水だかで街が壊滅しただとか、どんなに非道いものでも、それが現実だと言われたら、誰だって、はいそうなんですか、と言って受け入れなければならない。
明日からその現実とともに生きなければならない。そんなのってない。

そして今、そんなぼくの惨憺たる思いを汲んだように電車は止まった。僕は、どうしようもなく僕を打ちのめすであろう現実から、数十分、ある程度の距離を保てる時間が増えたことに安堵した。
もうこのまま、二度と動かなければさらにいい。すぐそこの山で雪崩が起きてこの電車を静かな雪の中に閉じ込め、永遠にこの時を文字どおり冷凍保存してしまえばいい。そんなことを考えていた。

「なんで止まってるんですか?」

ふいにそんな声が聞こえた。それを言ったのが目の前のシートに座っている小学生の姉の方だとわかるのには時間はかからなかった。女の子はまっすぐ僕の目を見つめていた。
その目は、何かわからないことを教えもらうために人にものを尋ねた、というより、君はどう思うのか、と試している面接官のような目だった。
はっきりした目だ。あまりにまっすぐだったものだから、僕は一瞬たじろいてしまったくらいだ。

「雪のせいだよ」

僕はとりあえずそう返した。それ以外に何を言うべきかわからなかった。

「ふうん」
0390arks
垢版 |
2018/01/30(火) 02:06:19.05ID:InHeRtqV
4/4
女の子は、ただ純粋にそれを訊きたかっただけのようだった。話し相手が欲しかったわけでもないだろう。
何か話したいだけならば、僕ではなく彼女の隣に座るおそらく弟と思われる男の子に話しかけたほうがいいに決まっている。

一方で、僕の方では彼女たちに対する興味が湧いてきた。
平日のこんな時間に子供だけで電車に乗っているということもそうだし、何よりも僕は彼女とは対照的に、純粋に話し相手が欲しかった。
誰かと喋ってさえいれば、とりあえず目の前の現実に目を向けなくてすむ。

「どこから来たの?」

僕がそう言うと、女の子はまた同じ目で僕を見た。疑っているわけでもないし、見下しているわけでもなく、ただしっかりと僕の目を見ていた。
僕の目の奥の、僕の意識の尻尾のようなものを捕まえようとしているような目だった。

「あっち」

そう言って、女の子は僕と目を離さないまま、電車が来た方向を腕をぴんと伸ばして指差した。
そりゃあ、この電車に乗っている人はみんなあっちから来ているだろう、と思ったけれど、別に元々この質問に大した意味があったわけでもないし、それについてはそれ以上訊かないことにした。

「どこに行くの?」

そう質問してから、この子はきっとまた、あっち、とか言って電車の進行方向を指すに違いない、と思った。

「お母さんのところよ」

意外にも素直に答えてくれたけれど、どう反応していいのか迷った。
それは彼らの家庭における彼らに対する母親の存在の大きさを表しているとも言えるような気がしたし、住環境としての家と、
母親の住む場所が分かれているような、凡庸な言い方をすれば「複雑な家庭」に彼らが属しているのかもしれなかった。

「お母さんはね、一年前の今日死んだの。毎月会いに行ってるけど、今日は特別」

僕の予想はまるで的を外していたらしかった。

僕は側からみてもどぎまぎしていたと思う。してはいけない話を振ってしまったと思った。どう言えばこの場が収まるのかを考えていた。

「あなた、お母さんはいるの?」

彼女はまだ僕の目を見ていた。予想外の質問だった。いないということはない。

「いるよ」

とりあえず僕はそう答えた。それ以外に答えようがない。長い沈黙が車内を満たした気がした。

「そう」

彼女はそれだけ言って、はじめて僕から目を逸らし、僕の後ろの窓の外の景色を眺め始めた。そして一言だけ、

「幸せね」

と言った。僕は彼女の目の奥に、静かな、ある種の強さを認めた。

体が左に振られた。電車が動き出したようだった。

僕と彼女たちは、それ以上になにも言葉を交わさなかった。彼女は僕の後ろの窓から見える景色をずっと眺めていた。彼女には美しい景色が見えているのだろうと思った。

札幌駅について、僕はまっすぐ大学に向かった。迷いも躊躇も既になかった。
0391arks
垢版 |
2018/01/30(火) 02:10:37.60ID:InHeRtqV
段落は一行開けで表現してます。
内容については、後半にあまり自信がありません。
ちなみに、私はこのスレに文章を投稿するのは3回目です。
0392創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 07:09:43.50ID:MDTTG3rr
丁寧に書かれている印象を受けたが、この物語の方向性がはっきりしないまま終わってしまった感がある。
続きがあるならどういう展開をしていくのか気になる。ストーリーの展開というよりも、書き手がどういったジャンルの物語としてこれを書いたのかという興味だ。
小学生と思しき少女との出会いがストーリーに深く関与していくのか、そもそも少女は実在するのか(描写が現実感に欠けているため)、純文学なのかミステリーなのか……。
色々想像は尽きないが、この序盤の展開において特に気になった点は3つ。
>>387の「一両しかない車両の中には〜」で始まる段落の中でしきりに“数”にこだわった描写をしている点。果たして意図はあるだろうか。俗に言う「目が滑る」状態になる。
・全体のシチュエーションに不自然さはないだろうか。センター試験受験をしていることから、現代劇であることは明白であるにも関わらず、不合格を前提として遠方の大学の合格発表を見に行くだろうか。
 現在国公立大学をはじめとする各大学はほぼ確実にネットでの合否発表をしている。
 大学での合格発表の確認は半ばセレモニー的になっていると言わざるを得ない。
 そんな中で、大雪で電車が止まってしまう状況で不合格を確信している者がわざわざそれを見に行くだろうか。
 物語に重要な「今日性」が失われ、無理やり作られたファンタジーの世界になっていないだろうか。
・女の子の口調が極めて短い台詞であるにも関わらず、現実味を失わせている。
 ただでさえ僕の僕による僕のための私小説的な表現であるこの作品において、唯一の会話相手である女の子は外部との数少ない接点である。
 その女の子の口調があまりにも子どもらしさを欠いており、まるで主人公の作り出した幻想であるかのような非現実性を持ってしまっている。
 そして女の子との会話が、最後の行にある「迷いも躊躇も既に」なくなるほどのきっかけになったのだろうか、という疑問。
 おそらく書き手さん自身も引っかかっているとは思うが、唐突すぎる印象を受けた。

以上、僕が起き抜けに読んだ感想だよ!
0393創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 07:30:51.45ID:p+9eDgsZ
>>387

課題としてはあらためて提出を待つよ
0394創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 10:33:52.44ID:wuZeyrPH
曇天の元に× 曇天の下に◎
僕は側からみても× 僕は傍からみても◎
0395創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 11:02:26.11ID:wuZeyrPH
この一年自分で自分の逃げ道を埋め立て続けた<<<<この一年自分で自分の退路を断ち(……、逃げ道を塞ぎ続ければ)
とりあえず目の前の現実に目を向けなくてすむ<<<<とりあえず目の前の現実に向き合わなくてすむ
面接官のような目だった<<<面接官のような目だと感じた(目に見えた)
僕の後ろの窓の外の景色を眺め始めた ※の+の+の+の
0396創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 11:05:04.33ID:wuZeyrPH
【原文】それは彼らの家庭における彼らに対する母親の存在の大きさを表しているとも言えるような気がしたし、住環境としての家と、 母親の住む場所が分かれているような、凡庸な言い方をすれば「複雑な家庭」に彼らが属しているのかもしれなかった。
【改稿案】それは彼らの家庭における母親の存在の大きさを表しているように思われた。あるいはまた住環境としての家と、 母親の住む場所が分かれているような、凡庸な言い方をすれば「複雑な家庭」に彼らが属していることを示しているのかもしれない。
0397創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 11:07:03.74ID:wuZeyrPH
腕をぴんと伸ばして指差した。

※腕をぴんと伸ばすだろうか? ぴんと伸ばすのは、慣用的に指ではないか?
0398創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 11:28:42.36ID:wuZeyrPH
精神を保つ方法がなかったからだ△<<<精神の均衡を保つ方法がなかったからだ○
0399arks
垢版 |
2018/01/30(火) 14:54:54.07ID:wKa61MM5
>>392
ありがとうございます。ミステリーとして書いたつもりはないです。
僕としては、
@主人公が不合格という現実を受け入れたくない

A何かクリティカルな出会い、会話、があり心情の変化がある

Bとりあえず現実を清々しく受け入れてやろう、という気持ちになる

というのを書きたかったんですが、Aが弱すぎてダメですね。
わざわざネットで見ないで現地で見るのは、僕がそうしたからですね。僕がそうしたのは、現地の方がネットより一時間〜二時間くらい公開が早い(たぶんどこでもそう)のと、単純に近かったからです(電車で20分くらい)。
まあ不合格だと思うのを現地で見るか?と言われればまあ見ないかもな、とは思いますが、そこまで現実感がないわけでもないと思います。
少女の現実感のなさ、というのは半分意識して書いたのはありますが、なんかそういう現実的にあまりない出会いを心情の変化の原因とするのは、ずるいなあ、と自分でも思いました。
しかも特によく書けているわけでもないし。
もっと現実的で、かつ主人公の心を決定的に揺さぶるようなものを、と考えたんですが、なかなか難しいですね。
とりあえず後半だけでも書きなおしてみようかなと思います。

あと、数千字でオチをつけるのってかなり難しいですね。全然できなくてびっくりしました。
赤翡翠さんの椿を読んだときは、上の@AB全てが完璧だと感じたのですが、やはりなかなか簡単にできるものではないですね。
0400創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 15:08:40.92ID:wuZeyrPH
たかが受験をテーマに「地下室人のモノローグ」で語られる、空疎なのにヘビーな物語。
(北大?が象徴する価値というものは、内地の者にはわからない、そういった面がある?
主人公の僕の「複雑な」生い立ちが仄めかされている箇所がある。
僕にとって北大に合格するということは、良い大学に入る以上の意味をもっていたのだろうか?)
【要約】
破局の訪れをできるだけ引き延ばそうと心の中で葛藤している受験生の僕。
北大?の合格発表に向かう僕が乗った列車は、雪のために立ち往生する。
僕はこの遅延に苛立つよりもむしろ、破局の到来が遅れる恩寵と捉えてひそかな安堵を覚える。
僕を待ち構えている破局とは、受験に失敗することだった。
僕の脳裏にはこの1年間の受験勉強の艱難辛苦のあれこれが去来している。
僕は不合格を確信している。しかしその事実を受け入れる心の準備ができていない。
僕は「ミジンコの産毛ほどの一縷の望み」にすがりつくような心境で合格発表に臨もうとしている。
(そのためネットで事前に合否を確認したりはできない)。掲示板に自分に受験番号が載っていないことをこの目で見てはじめて、不合格という僕にとって残酷すぎる事実を受け入れることができると考えているのだった。
僕は向かいのシートに座っている小学生の女の子に話しかける。
「どこからきたの?」
「あっち」
「どこにいくの?」
「おかあさんのところよ」
「お母さんは一年前の今日、死んだの」
「…」
「あなた、お母さんはいるの?」
「いるよ」
「幸せね」
気がつくと列車は動き出していた。
札幌で下車すると僕は合格発表会場へと向かった。
【感想】
雪で立ち往生している列車の中で、僕が少女に話しかけるシーンが良かった。
子どもが(どこか)大人びており、大人が子どもじみているという描写は、現代文学においてひとつの機能を担っている。
それによって、主人公の僕の内面にある変化を生じさせることになるわけだ。
(結末で僕の中で何かが吹っ切れているのはそのため)。
0401創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 15:15:07.81ID:wuZeyrPH
>>389
ぴんと伸ばすのは「背骨」だったw
0402創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 15:21:00.90ID:wuZeyrPH
>>402
またまた訂正。
ぴんと伸ばすのは足指の先だなw
難しいな日本語って。
0403創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 15:29:26.73ID:wuZeyrPH
>この電車を静かな雪の中に閉じ込め

静かな雪???
0404arks
垢版 |
2018/01/30(火) 15:50:34.62ID:wKa61MM5
感想、訂正等ありがとうございます。
「ぴんとのばす」について、慣用的に「腕」に対して使うべきでない、ということでしょうか?
0405創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 16:59:13.12ID:wuZeyrPH
げっ、ググったら、ゴルフとか野球の記事で「ぴんと腕を伸ばす」というのが出まくりw
ふーん、世間ではそうなのか?
レッスン・プロとかインストラクターはそういうのかな?
自分が読んできた小説なんかでは「腕をぴんと伸ばした」なんて読んだことないな…。
と思って調べていたら、「手」「腕」がピンと伸びている表現があるねえ…。ラノベとか翻訳小説が目立つね。
基本は、ぴんと張る、みたいだから、結局、背筋、耳というのがデフォって感じですか。
若い人の言語感覚では、もう普通にピンなんでしょうかね。市民権あるなあ。
ということで撤回しますw おさわがせしました。
0406創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 17:00:33.66ID:wuZeyrPH
【腕・手】
・子供たちは手をぴんと伸ばし 上西晴治『十勝平野』
・まだ両手をぴんと広げて 柳美里『女学生の友』
・両腕をぴんと真下に伸ばし
・ぴんと伸びたその先にはちゃんと肉球と爪があって
・両手両足をぴんと伸ばした格好は 鈴木光司『バースデイ』
・六本の腕のうち、一対は頭上に掲げて円を作り、一対は左右にぴんと伸ばし 山本弘『サーラの冒険 6 』
・長くたくましい両腕をぴんと伸ばし、ぎごちなく振りまわしている。
・ぴんと伸ばした手を 赤松中学『緋弾のアリア 第01巻』
・充は両腕をぴんと伸ばし、腿につけた。 沢木冬吾『償いの椅子』
・横にぴんと伸ばしていた腕をゆっくり脇に下ろしました ジョーンズ『ハウルの動く城01 』
・手足をぴんと伸ばし、ちずるはきゅ、と体を硬くした 西野かつみ『かのこん 第02巻 』
・蔦矢が手をぴんと伸ばすと 水野良/白井英/山本弘『妖魔夜行 悪魔がささやく』
・あわてて腕をぴんと伸ばす 桜坂洋『All You Need Is Kill』よ
・左足をぴんと伸ばし、ダイブキックの構えに入る 川原礫『アクセル・ワールド 05 −星影の浮き橋−』
・まだ両手をぴんと広げて膝の上に置いた 坂東眞砂子『蛇鏡』
0407創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 17:25:32.60ID:AjGG7eDa
>>arks
読んだよ。また夜に感想書くね。
おー、と唸ったところもあったし、おや?と思ったところもあったけど、
書き手ではなく、読み手として、棚に上げて感想を書くね。
とりあえず、作品を読ませてくれてありがとうとだけ伝えておきます。
0408arks
垢版 |
2018/01/30(火) 17:37:07.25ID:wKa61MM5
>>407 お待ちしています。

>>406
ずっと気になっていたんですが、こういう小説のなかの用例みたいなのってどこで見つけられるんでしょう?
0409創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 17:43:44.00ID:wuZeyrPH
wikiによると「イッヒ・ロマン」って単に一人称小説のことらしいけど、
結局、小説を書こうとしたとき、それは「私の体験」を書くことになってしまいがちなんだろね。
いくら創作的要素が入っても、基本的には「私の体験」の枠組みのなかでしか書くことができない。
だから、その体験の記憶とか、書きたいテーマが「フィクションとして面白く読んでもらえるのか?」という判断がつきにくいのではないかな?
純粋に「虚構を軸とした客観小説」として書くことができないんだな。

この「受験小説」の会話部分は、何かに似ているな、と感じながら読んだけど、なんとなく「めくらやなぎと眠る女」の構造に似ているじゃないかな。
東京の会社を辞めて帰郷した僕は、難聴の治療のために病院に行く甥の付き添いを頼まれる。路線バスを待つ間、僕と甥は言葉を交わす。
結局、僕は「何か心の傷を負った辛い体験」があるようだ。甥はもちろんそんなことは知りもしない。

A=主人公は「何か心の傷を負った辛い体験」をもっているようだ。
B=事情を知らない年若い道連れとの会話。
C=主人公の中で「何かが呼び起こされる」
D=冒頭の主人公と、結末の主人公とは何かが変わっている。

構造だから、A-Dの項にどんなものを当てはめても良い。
もちろん、小説はこんな構造したがって書いてもいいものになる保証はないが、もし面白いものにならなかった場合、反省する手助けにはなる。
でも、まあ作家さんというのは、自分が書きたいもの、書きたかったものに縛られるから、事後的に作品を救ってやることが難しいのかもしれない。

って、まあ何を書いているかわからないかもしれないからこれでやめるけどw
0410創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/01/30(火) 17:44:58.29ID:wuZeyrPH
>>407
ググれば普通にありますよ。
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