自分の悩みや不幸を創作に生かしたい [無断転載禁止]©2ch.net
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この板は過疎気味のようなのでとりあえず>>1の独り言場として回していくつもりだけど、
スレタイに寄せられた人がいればご自由に書き込むなり何なりしてね 途中で宥めに入ったレスがあったから、荒れないように言葉を選んで、しかし不快感は伝えたかったから
「我慢してあげる」という趣旨の文にしたら、そこを揚げ足取られた 画面切って15分ほど寝る努力をして、出来なかったら起きてネトゲでもしよう 今日眠れない理由は単純で、カフェイン摂りすぎだと思う… 眠る彼のこと
まだ夢の中にいる彼に、話しかけたのがいけなかったんだ。
思ったよりシックで本当のホテルみたいなホテルに連れてこられて、あたしのテンションは若干上がっていた。
ひょっとしたら彼は彼じゃないのかもという不安も、そのテンションがどこかへ押し上げて見えなくなった。
やたらと大きなベッドの上で彼はやっぱり無言で、あたしの名前も呼んでくれない。
いくらでも大声出していい場所なはずなのに。
だからあたしも、追い詰められて声も出ない時に似たスースーという息しか吐けない。
たぶん何か囁いてくれたのなら会うのが一ヶ月ぶりなのに乗っかれて分かりやすい声を返せたと思うんだけど、あたし本当は鳴きたいんだけど、そうなれない。
彼は満足したみたい、したと思う、半透明のゴム袋に中身が一瞬見えたから。ティッシュにくるんで捨てる姿、ガン見していいのかそらすべきなのか迷う。
そして、手を繋がれて二人で寝る。寝転ぶ。そう、こうなんだから言葉なんかいらなかったんだよねって後付けで納得する。
彼だけ眠る。あたしの横だからそうやって眠れるんだねって優しい気持ちになる。
あたしはこの時間が束の間だと分かってるから勿体なくて眠らない。
動くのど、定期的な呼吸、観察していたい。
彼の肩が盛り上がり、背がちら見えする。寝返りを打とうとしている。
恋人繋ぎしたあたし達の手が離れようとしている。振りほどかれそうに。
「待って、行かないで」
あたしは呼び止めてしまった。向こうを向いた彼の顔はあたしから見えなくて目を開けたのかどうか分からなかったけど、たぶん起こしてしまった。
覚醒した彼の手は、即座にあたしから逃げた。
「帰るか」
それは独り言なのかあたしに言ったのか分からなくて、でもあたしは「うん」と言った。
帰り道でも手は繋がれることはなくて、二度と繋がれることはなかった。
明らかに彼は幻滅していた。たぶんあたしが夢の中にいた彼を不用意に起こしてしまったからだった。
話しかけなければ良かったという後悔が焦燥感のように一人で歩くあたしの中を巡った。
それから音信不通になって数ヶ月、あたしは振られたことをくっきりと自覚した。
彼と一緒にいたことがあたしの中で夢のような儚い記憶に熟成した今は、あの時の彼はどんな夢の中にいたのだろう、と思うばかり。 メモ
パスワードは元恋人の出身地である
「元恋人の出身地」というノスタルジーというか、特別な意味を減らすために違う意味を上乗せしたというか、
その地を改めて捉え直したいというか…そんな思いをこめて ハンドルネームの表記を変えたように、そういう細かいことを少しずつ変えたい 例の人たらし知り合いにアダ名つけようかな
ひとたらしの独身男の意で、独滴と呼んでやるか 今じゃなくだいぶ前だが、独滴ばっかりいいねくれる時があったんだよね
つまり、私の承認欲求を満たしてくれた存在
でもいいね貰った自分の過去投稿、読み返してみてそれほど良いとは思えんのだよね
要はあれは身内?への甘評価だったということ
ここでこうして気にしている私も自意識過剰 独滴は私の返信以来書き込んでない
もしかしたら私のエアDISが自分を指していると気付いたのかもね
それより、後輩を餌食にしようとしてたみたいだから色々成功してるのかあるいはトラブってるのか…というリアルの事情か アンドロイドの愛
ご主人様は私を愛した。でも、アンドロイドの私とご主人様の恋は許されないものだった。
私は人間になることを切望した。彼女との関係を世に祝福されたかった。
私達は、私達を糾弾する団体から逃げ惑った。社会は異常をおそれ、排除しようとする。
私達は幸せだったが、ご主人様が一人で泣いているのを見た私は、人間の身体を買うことを決意した。
「ご主人……、いや、まりあ。俺はやっと俺になれたよ」
彼女に微笑みかける。喜びを表明出来る喜びに、俺は満ち溢れていた。
「なんでそんなことしたの?」
まりあの言葉は冷たかった。俺は狼狽した。
「だって俺は、君と同じ立場になって、君と本当の恋人と認められたくて……」
「人間になっちゃ殴れないじゃない! バカに出来ないじゃない! 下僕が身分得るんじゃねえよ!」
俺は、アンドロイドだった頃の俺を思い返した。どれだけ蔑まれ暴力を浴び何をされても、それを愛だとプログラムは変換していた。
彼女の怒りを刻んだ顔の歪みが不愉快だ。
愛を感じることが出来ない。恋は失われてしまった。
「殴らせてよ……、それでもついてきてよ……あたしに、愛をちょうだいよ……」
泣きじゃくる彼女に、俺は小さな子どもの姿を見た。
「まだ、肉体を得ただけで『人間の権利』は取得していません」
俺は出来るだけ、前と同じように言葉を発した。泣き腫らした目で、まりあが俺を見る。
「『私』はご主人様からの『痛み』をより深く受け止めるためにこの身体を得ました。対等になるつもりは毛頭ございません」
人間は嘘をつける。自分を偽れる。
「そう」
まりあは静かに言って、俺の頬に手を伸ばす。
そして、思いっきりつねり上げた。
「うっ……」
痛覚を得た肌は、酷い苦痛を受けた。しかし、まりあは笑っていた。
「すごく、素敵な顔! 惚れ直しちゃう」
ああ。
この先自分を殺し続けても、世の非難がどれほどあっても構わない。俺は俺の中に新しい愛が芽生えるのを感じた。 ここに書いたやつまとめてるんだけど
閲覧数がゼロだ〜
こっちの方がまだ見られてるだろうな 初めのファン
私は放送中アニメ「あの日の夕暮れ」、通称「あの夕」のアランとビリーのカップリングにハマり、
他のジャンル者の見よう見真似でBL二次小説を細々と投稿サイトに上げていた。
いいねやコメントなどの反応は無かったが、閲覧数のカウントが増えているごとに一喜し、
全くカウントが上がらない日に一憂した。
「あの夕」の中で「アラビリ」はそんなに人気があるカップリングでもなかったので、私が作品を増やすことによって呼び水にならないかな?
とも思った。
ある日、通知が来ていた。
私は飛び上がる胸を抑えてそれを確認した。
「アランめちゃくちゃスパダリで好みです!」
ああ……。短いコメントが、こんなに尊いなんて。
スパダリ。スーパーダーリン。うん、いいよね。分かってくれるね、この人。
コメントをくれた彼女(テンション的に女性だと思う)は、私が新作を上げる度に、アランを誉めるコメントをくれた。
よほど私の書くアランを気に入ってくれたらしい。
彼女が拡散してくれたのか、いいねや評価も複数もらえるようになっていって、それが普通になった。
しかし、アニメのアランはビリーを裏切り、敵の配下となった。
「悪堕ちか……」
私は自作をどう展開させるか悩んだ。
敵同士は敵同士で美味しい。しかし、私が誉められてきたのはアランのスパダリっぷりなのだ。
ビリーが献身でアランを救う展開も考えた、しかしスパダリのアランは弱みを見せてはいけないとも思った。
結果、私はアランを敵組織の下っ端、チャーリーと絡ませることにした。
悪堕ち後のアランがチャーリーに向ける眼差しは、ビリーに向けるものによく似ている、と思ったからだ。
カップリング「アラチャリ」での初投稿、コメントも評価もいくら待っても来なかった。
私は自分の血の気が引くのを感じた。自分でも引くほど感じた。
何作「アラチャリ」を投稿しても来なかった。閲覧数も一桁が珍しくなくなった。
これじゃ駄目だ、と思って最初に頭に浮かんだのはいつもコメントをくれていたあの人。
いつもの人は「アラビリ」で検索してるから私の新作に気付かなかっただけだ。
だから、私は「アラチャリ」作品をすべて「アラビリ」の小説に書き換えてタグを付け替えた。
これで、気付いてくれる、これで……。
「アラビリ」で検索すると私の評価されなかった元アラチャリ小説がずらりと並んだ。
私は悦に入った。これで、評価が来るはず……。
更新を押し続けていると、早速通知が来た!
「幻滅しました。首すげ替えはやめてください」
……。
私は茫然とした。あなたのために書いて、あなたのために元のカプに戻したのに。
私の中に、彼女に対する恨みが渦巻いた。彼女のページに飛ぼうと名前をクリックしたところ、
「このユーザーにブロックされているため表示出来ません」という、ポップアップが開いた。
終わった……。
私は今まで書いた小説を全部削除して、投稿サイトを退会した。 独滴って呼んでたか
ちょうど自分が書きこめない時に居座ってたみたいで気分悪い
タイミングの問題だけど GWにまた>>361的なことが起きていて
気分がふやけている感じ 親しい女友達を作れなかったのだという絶望感
数年前の方が親しい男性もいなかったわけだから、より深いけど んーなんなんだろうな
SNSでリア充自慢に心が腐るSNS疲れなのか 今回別に興味のある行き先ではなかったんだよな
ただ終わった後でだけSNSでやりとりをしていたから
誘われた媒体でやれよ、と思った
思ってしまった コミュ強、たとえば独滴ならばコミュ力でここに「えー何それ、おれも行きたかった〜!」と割り込めるのだろう 後から知った
断片的にしか情報が来なかった
ことにストレスを感じるのかも
続きはWebで!とか、続きは単行本で!に感じるストレスに近い 音楽を恋人にするには
「あんたは音楽を恋人にした方がいいよ」
ずっと俺の夢を応援してきた彼女は、去り際にそう言った。
当て付けですらなくて、「あなたにはもっといい人がいるよ」の慣用句に似た呪いの言葉でしかない。
彼女は俺に一度も音楽をやめろと言ったことはない。もし彼女と音楽を天秤にかける機会があれば、迷わず音楽を捨てていた。
俺にはその覚悟があったんだ。
彼女を失った後の俺は腑抜けてしまって、しばらくギターを持つ気にもなれなかった。
それでも今日路上で弾くのは、彼女がもしかしたらふらりと現れて復縁出来やしないかという女々しくもただ純粋な気持ち……。
切ない気持ちでギターを弾いても切ない旋律にはならない。ささくれだった音色が俺の心を刺す。
「愛しているのに、君しかいないのに」
独り言のように乗せる即興歌詞は安いポエム。この歌声は、彼女にしか届いてほしくない。
嗚咽が漏れる。なあ、俺はここだよ。戻ってきてくれよ。
ギャラリーからざわめきが聞こえる。
「相変わらず下手だね」と聞き覚えのある透明な一声がそこ混じった気がしてふと顔を上げるが、そこに彼女はいなかった。
そのまま空を見上げる。遠いところへ去ってしまったと思った彼女を、今手繰り寄せることが出来たのかもそれない。
彼女の希望通り音楽を次の恋人にして彼女を忘れることは出来ない。
俺は、彼女を――永遠となった恋人を音楽にしていこうと心に決めた。 現在別件で承認欲求を拗らせているから
元恋人の情報を調べてしまった
すごーく、久しぶり どうも転職したらしいから、そこの評判を落とすような書き込みをしてしまった… うーんあの書き込みはまずかったかもしれない
本人が見る可能性は低いけど見た人が検索して問い合わせてしまったら
中傷と捉えられて訴えられるかも 鬼のように検索していた頃もあった
ともかく情報がほしくて仕方なかった 手元に残る
「かずあきはそゆこといわないからすきだったのに。。。」
思い切って繭夏に「好きだ」と伝えた返事がそれだった。
平仮名は彼女の癖でもあるが、「Love」と「Like」の違いを表そうともしたのだろう。
スマホの画面が震える。花びらなんか散らさないでくれよ。
「じゃあ、今のは見なかったことにして」と泣き笑いの絵文字をつけて送る。
すかさず話題を変えようと「で明日、前借りてたハンドクリーム返すけど」いつ頃教室に行けばいい?と書こうとしているうちに
「むり」
と返ってきた。焦る気持ちを抑えて「いつ頃がいい?」まで打って送った。ともかくいつもに戻りたい。
「あれならあげる」
「せんべつ」
「うってもいい」
繭夏から連投が来る。
「さよなら」
「待てよ、明日じゃなくていいから返すよ」
約束を取り付けて終わりたい。
「わたしクリームかえる」
「かずあきがおとこだとおもったらもうだめだった」
「シェアするのキモイ」
その言葉を最後に、繭夏は俺をブロックしたようで、もう何を打っても既読は付かなかった。
俺はベッドに仰向けに倒れこんで、右肘を両目の上に置いた。ふと、繭夏に借りたハンドクリームが手に当たる。
繭夏の手にはいつもこれが塗られていた……。借りる時に、少しだけ触れた繭夏の手……。
俺は繭夏の手を握るイメージをしながらチューブをやさしく握り、繭夏の幻影を追うことにした。 学生のLINE恋愛っぽくしようとしたけど
気持ち悪い出来だな 人を踏みつけて生きてる奴はどれだけ綺麗事がうまくても幸せになれないよ 死ね
トリックが思い浮かばない。俺は腹立ち紛れにペンを回す。死体が不敵な笑みでにやりと笑う。死ねよ。もう死んでる。死体が見つかるシーンは何度も書いて、その度に悦に入っている。いや、トリックと結び付かなければこいつは死ねない。
犯人に恨まれるだけあってムカつく男だ。俺の手で殺してしまいたい。
雷が直撃してほしい、窓から落ちてほしい、不摂生で不治の病に冒されてほしい。
そう俺が願っても、死体は生き生きとしている。キャラクターが勝手に動く、といっても死ぬはずの被害者が生きていてどうする。
こいつは人の小説を盗作して、大作家先生と崇められ、巨額の富を築いたのだ。許せるはずがない。
死ね。死んでしまえ。本棚から文鎮が落ちて。パソコンが爆発して。書き物に没頭するあまり食うのを忘れた飢餓で。
あああ、それでも俺は腹が減るのだ。泣きながら萎れたパンを囓る。
……パンには毒が入っていてくれ。
けれども、パンすら食べない死体は死体にならず、俺は黒カビを口に入れ腹を下した。 このスレのSSに関しても、読まれてない感覚がある…
去年まではまれには人が読んでくれたけど たとえば、新しいスレに単発スレやめろと書き込みがあるだけで羨ましい
私はこのスレは私以外にも利用してもらうことを前提に立てたし、放置していないし、板的にはいい存在だと思う
しかし二年前に立ったスレだから開かれない SNSのフォロー先に感想クレクレさんがいる
個人的にその人の作品はモチーフは好きだがテーマは好きじゃない
同じモチーフを追う同士としてフォローしているだけなので作品は読んでない 独滴は五年後くらいに情報商材売ったり宗教とかアムウェイ勧誘する胡散臭いおっさんに育ちそう 独滴のことだろうから、「逃げてないよ、ちゃんと話し合って別れた」と弁明するだろうね
あるいは茶化して軽く流すか 「死にたいなら一人で死ね」はやめた方がいい
それは確かだ…
確かだけど、どうしてもそれを否定して死ねを正義にしたい人がたくさんいる 引きこもりの息子を殺したニュース……まではああ…報道するなよ…なんだけど
その犯人の親父に対して同情的な気持ちを意見する人は何なんだろうな
根本的には障害者施設の虐殺と一緒だろう?と思うけど 報道するなっていうのはきっかけの事件についてセンセーショナルな報道を続けるなってことね 引きこもりの息子は確かにクズだが、しかし自閉症持ちだったという情報もあるぞ? 親が始末する分にはいいのか?
立場が親として自分と共感できるから良いのか? 分かった
「社会のために殺した」という動機だったら理解出来ないしそんなものに賛同するのもやめてほしいが
「暴力暴言を受ける日々が辛くて殺した」なら同情出来るからそちらが真の動機であってほしいし
同情している人達もその真の動機を汲み取って同情していてほしい
そういうことだ
で、自分の納得どころとしては、この真の動機説を信じることにしよう 相変わらず独滴が嫌だなぁ…
電車であった嫌な奴に言い返してやった的な自分カッコいいエピソードを披露してる
気持ち悪い 「反出生主義をテーマにした作品を書こう」ってスレが立ってるな… 丸いもの
死にたい、と思った俺は眠り続けた。
現実から逃げたいと願うあまり、睡眠過多になる子どもがいるらしい。思えば、俺がガキの頃から寝てばかりいたのは、それだったのかもしれない。
よく言えばのんびり・悪く言ってグズグズ・昼寝を堂々として大物だと言われていたが、本当は小学生の頃からもう、死にたかったのだ。
両親は過干渉ではあったが、ごく普通で、親を悪だと見立てられるような悪い家庭が羨ましくさえ思った。
それなら主人公になれたのに。
うまく生きられなかった。バイトでも簡単な指示が何故か理解出来ず、支障をきたし、怒られて、行かなくなり、辞めて、を繰り返した。
親はため息をつく。俺が二階に上がると聞こえるか聞こえないかくらいの声で二人の喧嘩が始まる。
俺は死ぬ。飢えて、布団の中で死ぬんだ……。
温かい死の香りに潜り込む。
暗闇の中、無を目指して突き進む。もともと少なかった胃の中が急速に消化されていく。
汗が全身から吹き出す。魂まで出ていってくれないだろうか。
体が細っていくのが分かる。もう少しでたどり着く。
そこで、俺を阻むものがあった。丸い、とだけ認識出来た。
たぶん俺が触れてはいけないものなのだろうが遠慮なく押した。
「ここにいたい」
丸いものが言った。
「ダメだ、俺を通してくれ」
「この先には何もないよ」
「それでいいんだ、早く通せ」
俺は丸いものをぐいぐい押した。俺より少し大きいくらいのその物体は嫌がりながらも身を捩り、先へ先へと転がる。
「何だか君とずっと一緒にいた気がする」
転がされながら丸いものが呟いた。
そんなことは無いだろう、と俺は今までの何もない人生を振り返った。俺の側には誰もいなかったよ。
丸いものが何かにつっかえたように動かなくなった。
「もうここでいいよ」
諦めたように丸いものが言った。
「ダメだ」
俺は最後の力を振り絞って丸いものを押した。
「二人で一緒に出るんだ」
口をついて何故かそんな言葉が出た。
その瞬間、丸いものが外に押し出され、何もかもを忘れ産声を上げるのが聞こえた。
ああ……。
俺は思い出した。
かつて俺は双子として母の胎内にいた。後に出てきた兄の方は死産だったと聞かされていた。
おそらく、これから俺と同じ名前をつけられて同じ人生を歩む弟よ。お前は、もう少し俺よりうまく生きてくれ。 私はお姉さん
「私の歳じゃもう子どもは出来ないから」
それは、彼の母に言われたことそのままだったが、自分で口に出すと改めて実感が湧いた。
「別れよう。君は、もっと若くて可愛い子を見つけてね」
彼の前ではサバサバしたお姉さんを最後まで演じることになった。
別れ際までおろおろしている可愛い男で良かった。下手に咄嗟に抱き締められでもしたらぼろ泣きしただろう。
彼の母に交際について難色を示されて以来、ずっと悩んでいた。誰かに祝福されない結婚なんて、幸せになれないよ。
鼻をすすりながら川辺を歩いた。
出会うのがもう少し早ければ……、それはそれで、私が犯罪者になっちゃうな。
私が若かったら? 彼がもっと歳だったら?
老いた彼を想像して、でもそれが本当には目にすることは出来なくなったから、また涙が込み上げてきた。
いい歳して道端で泣いていたくはないな、と足を早める。ハイヒールの爪先を何かにぶつけた。
「?」
ダンボール箱だった。中から、ニィと声がする。箱には子どもが書いたような筆跡で「拾ってください」
あら、今時珍しいオーソドックスな捨て猫!
私はダンボールを持ち上げた。
えーと、今のマンションってペット可だっけ。駄目なら引っ越し先を探さないとな。
猫と、猫を泣く泣く捨てたであろう捨て主に向かって威勢を張る。
「仕方ないなぁ、お姉さんに任せておいて!」 更新直後
最新話をアップロードして高揚感に襲われたユキはスマホを放り出して家中を歩き回った。
今回のストーリーは思わぬ展開で、読者もびっくりしただろう。
今までブックマークもいいねも貰ったことがないが、読んでくれたことがある人は、おそらくいるはずだ。35PVもあるんだから、10人くらいは。
ブックマークには何かが足りなかったか、あるいはシャイで何も反応出来ない人なのだろうか。
そんな人が、初めてのいいねをくれたとしたら。そう想像すると落ち着かなかった。
ユキは家を十周したところでスマホを拾い上げ、それでもまだアクセスチェックはしないまま散歩に出かけた。
コンビニで、今回の話を書き上げた自分祝いにアイスもなかを買った。店員の「ありがとうございましたー」が、自分の作品に向けられているようにも思えた。
あまり浮かれすぎてもいけない。まだ一時間も経っていない。ユキはアイスの甘さに集中して家に向かった。
日差しが眩しいことが心地いい。いい汗が流れる。創作は運動になる。
家に戻ったユキはアイスの袋をゴミ箱に捨てようとした手にスマホを握っていたことに気づいた。
そういえばスマホの操作は支払いにしか使わなかった。今はどんな情報よりも、自分の創作に興味がある。
もっというと、……、評価。
ユキは自分の欲望が頭をもたげたことに気づいた。
いや、まだまだだ。評価は来てない。せいぜい…同じくらいの時間に投稿した人が、ライバルのチェックに少しやってきたのと、
最新作からランダムに読む人が来たくらい……。
35から40くらいにはなっているだろうか。いやいや、まだ2、3くらい……。
ユキはとうとう我慢出来なくなって、アクセスページを開いてしまった。
「あれ……」
35PV。
投稿前と同じだった。何も変わっていなかった。開かれすらしていない。
ユキは急に自分の存在すら無くなったような気がして、ベッドに倒れ込み、泣いた。 現在不幸が二件溜まっているのであるが、やっぱり身バレとかが嫌だから詳細書けないんだよね
それはそれで悲しいね >147 創る名無しに見る名無し 2019/02/24(日) 14:06:46.26 ID:MQLrjvey
この板は何か実験的なことをやろうとして途中で投げ出した残骸の山。
投げ出されずに残っているのは、一人がせっせと書いているオナニースレと、適当に皆で遊んでいるリレー小説スレだけ。
という見方は合っていますか?
>一人がせっせと書いているオナニースレ
おう、このスレのことか?? さて独滴についてだが
あいつの「噂話」をした
あいつがエゴサしたら引っ掛かる
エゴサを公言するような独滴、はたして反応は来るだろうか? えーと詩月さんがスレ立てて二年だっけか
私は今年始めから詩月さんが放置したスレをこれで半年乗っ取っていることになるな ふと詩月さんと他の人の過去レスを見返してみて
かつてこのスレに惹かれて訪れた人は
その人なりの不幸を抱えていたのだが
もう未練をなくしてスレの記憶ごと無くしてしまったのだ
と思った
それはそれでいいことなんじゃないか? あー、一応書いとくか
入院する前に家に帰りたいな
うん ○○お断り
ってスレがあったから
じゃあ○○専用スレってないの?って聞いて
お前が立てろって言われたから立てて関連スレとして元スレを貼ったら
勝手に貼るな
というレス
いやまあ以前の○○達にうんざりしてたからだろうと思うけどね >>508
このスレが軌道に乗り出したかと思いきや
スレ独自の自治好きが現れたね… うーむ
私の立て方がまずかったのもあるが
そもそも提案した元スレがほしいならさっさと立てて出ていけだったから
スレの相談も出来ないうちにさくっと立てるしかなかったからなぁ やっぱり1として出ていった方がいいと思ったので出ていった 変なのが居着いてはいるけど流れで出来た派生スレ共々順調に進みだしたな
あとは変なのに構い返す人が因子にならなきゃいいけど、ってとこだな そこはそれとして
不幸その1の吐き出しスレに居着くことにした 私を面白がれ
得られなかった承認をここで得てやる!
とね ふと思った「(自分の)愛情がもったいない状態」なのではないかと IDが変わったから別人かと思われるかもね(他板の話) あーどうせ人が来るわけでもないからsage入れ直すか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています