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86コメント106KB
次元を越えて [無断転載禁止]©2ch.net
0001Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/25(土) 22:15:28.95ID:tYu9mj/9
日本のとある県
帰り道  道を歩いている少女が1人
少し暗くなった公園を歩いている
この少女…は普通というのはおかしい娘であった

富子「今日は何の物語を考えようかなぁ」
この少女の名前は むらた ふうこ
3月生まれのどこにでもいる…ではなく
 どこにもいなさそうな中学生だった。

彼女の過去は一般人から見ると 「死にたい」Lvの黒歴史だ
まあともかくその話は置いといて…

「てっ!」

1人言をぶつぶつ言いながら歩いているとなにかにぶつかる
彼女の癖はこれだ   「二次元の物語を考える」
そのせいでよくポケーとなり転びかけたりする  今日は何に当たったかな…

初心者なんでむずいっす(書くこと)
0002Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/25(土) 22:24:32.25ID:tYu9mj/9
「クソッ、俺がドジ踏むなんて久々だな…」
久々ではないのだが 男キャラクターの真似をしてみる
そして何にぶつかったか顔を上げてみると…

「へっ?」

そこには  公衆トイレがあった
この道にはトイレなんか無かったはず…
「いやいや、りまぼーっていう」
ブンブンと手をふる。
頭が混乱して 色んな言葉を混ぜてしまう
どぼちてこんな所に公衆トイレがあるのぉぉぉぉ!?
発狂したくなるが ここは人通りは少いが住宅街。
叫んでは駄目だ。と、理性が働きかける
0003Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/25(土) 22:29:00.51ID:tYu9mj/9
ちら、と中を見る
中は薄暗く とても入る気にはなれない
「帰ろっか…な」
とトイレを見るが 完全に道を防いでいる
「えっ…」
思わず声をあげる 後ろを急いで振り返る
そこには「道」がなかった
「えっ……」
もう一度声をあげる
怖い。怖い。怖い怖い怖い怖い怖いこわいいいいいいい!
頭が更に混乱する
0004Ene. ◆YNS0qIRC9I
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2016/06/25(土) 22:35:06.70ID:tYu9mj/9
富子は周りから大胆不敵に見えるが かなり

ビビりだ

家に1人でいるときも怖くなる
風呂なんて無防備な状態でいるから 余計怖い
そんな慎重派な彼女には 今自分のいる状況を理解したくないという本能が働いて
「うっぴゃー☆」
とりあえず怖くないふりをした
「し、心霊現象なんか どうでも、お、うん俺は信じねえからな!」
お気に入りのキャラクターの真似をする  しかし声が震える その時

  カラァン  

何か地面に落ちた  後ろだ
ビクン、と体が震える  恐ろしい 怖い。
0005Ene. ◆YNS0qIRC9I
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2016/06/25(土) 22:43:13.05ID:tYu9mj/9
体が硬直する
ゆっくり、と体を後ろに向ける  チリンと自分の鍵についている鈴がなる
そこに  あったのは_________

富子「なんだぁ……鍵かよ」
古くさい鍵。2と書かれた鍵は妙に綺麗でもありこぎたなかった。
拾おうとするが 右腕が止まる もし拾ったら何か起こるかも___
富子「もちつけ もちつけ……」
そんな事は起きない、と頭に解らせるように何回も、もちつけ、と言う。
そして右腕で そっと鍵を拾う 頭の中では何も起きませんようにと祈っている
拾った瞬間____
トイレがピカーと眩しく光る!

「うっわ!まっぶし!」

でもちょっと嬉しい。
薄暗かった路地裏は明るい光によってトイレの中…
あれ……トイレが光ってる?
0006Ene. ◆YNS0qIRC9I
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2016/06/25(土) 22:48:04.17ID:tYu9mj/9
そっと 怖かった足をトイレに向けてみる
トイレは洋式だった  (助かった)
和式というのはやりにくい

今にも怖くて漏らしそうだった膀胱は限界を迎えている
ふうこ「こ、怖いけどいくぞ!」
行かなければこのまま漏らしてBad ENDだ。
新たな黒歴史がまたひとつ増えるだろう

そっと トイレのドアを開ける  なにもない綺麗な個室部屋だ
た、たすかたああ
頭はそれでいっぱいだ
部屋は一つしかない  大丈夫だ 怖くない
ーーー3分経過ーーー
0007Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/25(土) 23:02:58.43ID:tYu9mj/9
「ふう……」
用を足して満足になった
さあ帰るか…
ぁ!
「流さないと!」
うっかり忘れていた  そして  トイレを流そうとした瞬間
フラッシュウウウ!!(富子訳) が彼女の顔面に直撃!
「うわっ!!」バッ
眩しくて腕を目に当てる









……どのくらい経ったのだろう
眩しい光がなくなり 目を開けてみる さっきの光のせいであまり良く見えない
手の感触がさっきの壁とは違う  アスファルト風の手触りがレンガになった
そしてもう一度目を開けてみると  そこは
富子「……すっご」

城があった
0008Ene. ◆YNS0qIRC9I
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2016/06/25(土) 23:12:18.31ID:tYu9mj/9
城は天にまで届きそうな位、高く
そびえ立つそれは、まるで、魔王の城…と言った所か

「わあ……」
思わず腕をぎゅっと掴もうとする

むにっ

「へっ?」
体を見てみる  そこには あるはずのないものが そこに あった
胸は豊満で 自分のボサボサな黒い髪は赤い髪になりサラサラ
体は14代とは思えない程大きい
20だろう誰がどう見ても

服も確認してみる
M中のダッサイ洋服は 茶色っぽい短パンと 短めの紅とも言える服を着ていて
胸を誇張しているようにも見えた

「うわぁ……かっこいい……」
つい声が出てしまう ん?、声が変だぞ?
「あーっ、うわぁー」
アニメ声に変わってる
0009Ene. ◆YNS0qIRC9I
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2016/06/25(土) 23:18:11.33ID:tYu9mj/9
思わず感情が高ぶる
え?え?え? 俺はどうなったんだ?!

あれ……俺?
いやいや、この俺に限ってこんな俺語は……

キャーッ……  性格変わってね?!?!
その時  ガザガサと草を掻き分ける音がする
周りはよく見たら雑草が生い茂っている  城や自分に夢中になっていたので
じぇんじぇん気がつかなかった……

「あー、何で俺達こんな事されてるんだろうな……」
「文句言うなよ……キャロットに半殺しにされるぞ……俺だって嫌なんだからさぁ」
0010Ene. ◆YNS0qIRC9I
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2016/06/25(土) 23:26:33.11ID:tYu9mj/9
「ばーか様付けとけよ……呼び捨ても半殺しだぞ…」
「まあ、そうだな」「そうにちがいねえw はははww」

草むらから高らかな笑い声が聞こえる
あれは!!
あの豚と人をかき混ぜたしゅるい!
垂れ下がって見えるかどうかわからない目!!
富子「オークだああああああああ!!!」

はっ、と気が付く
叫んでしまった
でも顔のニヤケが止まらない キャーーー!!!
心の中はもう発狂寸前だ
あの城といいこの体といもう死んでもいい!!
二次元が大好きな彼女にはもう耐えられなかった

「お、今の聞いたか?」「女の声だったな」
「じゃあアイツかもしんねえな」

オークがこちらを向く  そして その派手な格好のせいか
「お! いたいた!見つけたぜ!へへへ!」
すぐに見つかってしまった
富子「うわー!本物だぁ! 触ってもいい?!」

三人組のオークに問い掛ける
0011Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/25(土) 23:35:25.41ID:tYu9mj/9
「……なんだいこいつ お嬢ちゃん俺達が怖くねえのか?」
一人のオークが自分の腕を掴む。 少しぶよぶよしているがその力はかなり強い
富子「うわぁ! すっごい!」ベタベタ
体を触りまくる
他のオーク達も……なんだいこいつと言った様子でこちらを見ている
「なんだいこいつ……」 「新種の変態か……?」

そして暫くして…
富子「ありがとうございましたあああ!」
「お、おう」
体をベタベタ触り終わった。 楽しかった。 ここは夢か……
ダッ、と走りだす  まだ見てないものとか沢山あるもんね!

「あれ……俺達ってなんの任務で……」
「なんだっけな…」

富子「ハァッ、ハァッ、」
かなり走っているのにちょっとしか体が疲れない!
すっごい!

バチチチチッ!

「えっ」
0012Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/25(土) 23:45:56.01ID:tYu9mj/9
何が起こったかわからない
いきなり 倒れた
体を起こそうにも 体が痺れて動かない
そして自分の倒れる前に足があった場所は_______





??「あったりぃ」



コンセントがあった
よく見ればそこから火花が、バチバチと、出ている
??「……あれ 誰コイツ」
声は幼い  顔がわからない 後ろにいる
??「へっろーお」ブンブン

自分の微かに出る声で問い掛ける
富子「だ だひぇ……」
しかし言葉になってない

??「うーん?」

少女が自分の顔を除き混む
そこで彼女の顔がわかった
頭にはパイプのようなもの繋がっており 脳に直接繋がっている
そして 目には  カメラを大きくしたようなものがあった

??「あっれぇ コイツ武器持ってないじゃん」ゴッソゴッソ
自分の体がや胸を触りまくる
富子「へぁっ?! や、りゃめれ…」

んー 何しに来たんだコイツ と言った表情でこちらを向く
??「……新種の自殺者? 人間だよね」
ブッニブッニと顔を触る  地味に痛い
0013Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/26(日) 00:22:24.14ID:iZjIjQXi
回りには誰もいない
そしてあのコンセントが罠__地雷みたいなものだったと今悟った
「く、くそっ!」
ん 言葉が喋れるようになっている 体の痺れも引いてきている
今のは何だったのだろう……
??「ありゃ 電流弱すぎたかな」
んーといった様子で自分を馬乗りにする
左手に電気を纏う。   なんだあれ
でも今俺があれを喰らうとはっきり言って逃走率は零に等しくなる
そんな事を考えている間に手を降り下ろす、そして一気に

??「きゅ、ばれっ?」
目を閉じて「ひぃ!」と軽く悲鳴をあげる
怖い…怖い怖い怖い怖い怖い怖い!

…あれ
しかし電撃のショックは自分に走ってこず てか動きが止まってる?!

よくよく見ると あの少女の動きが止まった  ではなく
止められていた のだった

???「クックック、その辺にしときな 我がその腕を叩き折ってやるぞ」
そこには
喋る狐がいた



尻尾は9つ 体は大人の身長の首一個分小さくした位の大きさだ
そして首を回せない方向に回すと 左に掴んでいた腕を 強く握り
「離れろ」
そうつげると  バッと腕を振り払い 距離を置く
??「チッ……あんたかい」
軽く舌打ちをする

自分はというと
富子(た、助かったぁ…)
それだけだった
0014Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/26(日) 00:35:17.50ID:iZjIjQXi
じりじり、と 後ろに下がる彼女
そして後ろにある木に、ドンっとぶつかった
そして狐はその隙を見逃さなかった
しまった、と木を見て後ろを振り向いた瞬間  敵に先手を撃たれた
??「ぐぽぇっ!」ドンッドンドン!
土らしき尖った物が彼女に突き刺さる
胸と足と腕に直撃!
「いやあぁぁぁぁあああ!」ビクッ
驚いた  ここまでする必要はないのに
彼女は出血多量で死ぬだろう  と確信した
「ちょっと!!  やりすぎよ!!」バンッ
あの狐に詰め寄り胸らしきコートを掴む  すると狐は何かを察知したのかこう言った
「落ち着けって 我の一撃じゃあいつは死なん 何しろ神だしな……」




神?
「今語り合う暇は儂には無い  生きたかったら儂についてこい」
??「逃げんのか!!待てやテメェー!!」
怪我などぴんとせず大声で叫ぶ彼女 すごいな それより神って…?
とりあえず今は脱出しよう  何故か本能がそう言っている
「…解った 俺はお前に付いてくよ」
そう言うと にかっと笑い こう言った
「物分かりがよいやつじゃの はようついてこい!」
0015Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/26(日) 00:48:33.42ID:iZjIjQXi
薄暗い山を越え
大きな湖を渡り  時には休憩をさせてもらったが

「ち、ちか、れたぁー!」
叫んだ
一体何時間歩いたのだろう  足が悲鳴をあげている
「ほれ、もうちょっとじゃ はよう歩けい」
「もう無理だよ!! てかどこまで行くつもりなのお?!」
思わず愚痴を言ってしまった  すると狐はちゃっと 指を指す

「彼処までじゃ」

山でした(笑)

「もう……だめ」グテェ
「しゃきっとせぃ!お主それでも人間か!」
人間ですよ……
「だってわた、」ムゴォ

いきなりあの狐が口を塞ぐ  何かあると思い回りを見回す
そこには

猫らしき人物がいた
?????「……匂いからしてここだと思うんだけどねぇ」
(なに…あいつ)
「いないっすねー 帰りますか?キャロット様」
キャロット

「…ばーかキャロットに半殺しに」
あの娘が…キャロット?!

年齢は18程度いやそれより少し上かな
黒と白に分かれたメイド服を着ている  後ろには猫のしっぽ
頭には猫耳がついている

キャロット「A班はもう少しこのあたりを探索! 私は後ろに行ってローラーをしましょう」
「了解っす!」

彼女の回りにはオーク達が沢山いる
きっと彼女が総司令なんだとすぐにわかった
0017Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/26(日) 07:29:28.34ID:iZjIjQXi
アザース

するとあの狐は目配せと手の動きをしながら 「動くな」という指令を自分に出した

「……」
オーク達がこちらに近付いて来る!
「あー お前見つけたらどうする」 「別にぃ」「暇だなぁ」

しかしこちらに気が付いてないらしく  雑談を続けている
自分はぱっと 隣を見る  すると 腕に葉っぱを掴んでブツブツ言っている狐がいた
まあ自分の二次元大好き情報から すぐにそれは
「化ける」という能力に気が付いた
「は し る ぞ」
小声でボソッとそう言った すぐに自分は首を縦にふって「わかった」という返事をした
0018Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/26(日) 07:45:34.12ID:iZjIjQXi
______走り続けてもう何分経ったのだろう
私達は あの山に 到着した。

「おつかれ さまじゃの」
「おま、え すごい わね……」ゼェゼェ
よく見たらあの狐は息切れ一つ起こしていない  すごい体力だ
ここまでの道のりを自分達の感覚で表すと「駅まで3つ 走ってきたぜ!」という位 走った
するとその狐は時代劇なんかによく出てくるパイプを掴むと 「ボンッ!」と大きな音をだし
一人の大人の女性に変わった
「うわぁぁぁ!!」
その姿に思わず感動と吃驚の悲鳴をあげる
髪は短く米の収穫期みたいな色をしている 尻尾は一本に戻り邪魔じゃない おまけに……服がエロい
「おお、言うのを忘れておった これが本当の儂の姿じゃ」
そういうとパクっとパイプをくわえ、フーッと息を吐く  まあ別に自分は煙草の臭いは嫌いだがやめなさいと言えないほうなので
そのまま黙っといた……
「じゃあさっきの姿は?!あなたは誰?!」
急いであの狐に駆け寄る すると狐は困った顔をして
「ははは 質問はひとつにしておくれ」
と言った なので さっきの姿を聞いてみた

「あ、さっきの姿? あれはのう儂の友達の姿じゃ この前征服するぜ!とか何か言ってたけど」
「元気にしとるかのぉ……」
そう言うともう一度パイプをくわえ ふく
「あなたは 誰?」
肝心な事を聞いてなかった
自分を救ったので悪い人じゃないな  と思う
0019Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/26(日) 23:58:17.52ID:GUhhV9Lm
「儂の名前は田草 九郭徴じゃ たぐさ きゅうかくちょう わかるかの?」
そう言いながら地面に落ちてある石でカリカリと漢字を書く
「お主らの名前はカタカナでかっこよくていいのう」
そう言いながら笑ってまたパイプをくわえてすう
「あの……」
あ、そうじゃった   お主の名前を聞いておらんかったな!
と、いった表情でこちらを見る九郭徴。
「ここって  どこですか?」
「山じゃ 見りゃわかるだろう」
「そういうんじゃなくて!!」バッ
身を乗り出して九郭徴に詰め寄る  その顔はとても驚いている様子だった

私はいままで 起こった事を 隅から隅まで 話した
いきなり帰り道にトイレが現ry
城が見えて姿が変わっていた事

とりあえず知ってる限りの事を話した
0020Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 00:05:47.58ID:cCTcYyIY
別にこの人を信用したわけじゃないが 彼女は何かを知っていると
直感で悟った。
すると九郭徴はもう一度驚いた顔でこちらをちらとみ、又パイプをくわえると スゥーと軽く吸い
こう言った
「……そうか 詳しい事は家で話そう」
家…?   どこ?
ここは人もいない山の中  家なんてあるのか、と 訪ねる
「儂の術は あるものを ないものに できるのじゃ よく見てみぃ」
ヒョイと地面を指す そして コンコンと 叩く。 その瞬間
いきなり家が自分に見えた

さっきまで後ろの風景が見えていた場所にいきなり家が生えた…みたいな感覚だった
生えたとはおかしいがそんな感じだろう(自己解釈)
0021Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 00:18:09.34ID:cCTcYyIY
家の中 とても清潔でいかにも人が住んでいる…といった感じだった
「ほれ、座りい」
ガタッと椅子を引く
「あ、どうも」
「お主の言っている事はわかった お主 ここに来るまえ何か拾わなかったか?」
「は、はい! 鍵を拾いました!」
うぅー···緊張するなあ なんか
「鍵か……」
そう言うと自分の顎を左手で掴み 悩む。
その鍵に 番号は書いてあったか?  と訪ねられる

書いてあったと思うんでーとりあえずはいでいっか()
「うーむ……」
また悩む  何を悩んでいるのかチンプンカンだ
「お主、メビウスの輪という物を知っておるか?」

メビウスの輪  それは180c°に紙をひねり その両端の紙をくっつけるだけの簡単な仕組みだが
ところがどっこいこの不思議な輪は
裏表がなく みなさんが楽しく作ったような記憶がある謎の品物だ
0022Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 00:27:18.35ID:cCTcYyIY
あっれ 化けてる  まあスペースだけだったんで大丈夫か

「あーはいはい 切ったらなんか凄いことになるわっかですよねー」
適当に答える 聞いた事はあるが 作り方忘れちゃったし
「それなら話が早いの 綾子!お主隠れてないで紙を持ってこい! ペンもじゃ!」
へ…… 誰かいるの?!  回りをキョロキョロ探すが誰もいない

コトッ

「うわっ!!」
紙とペンがいきなり現れた!!
しかもよく見ると羽ペンだ
その様子を見た九郭徴がハァー、とため息をつきこう言った。
「すまんの……あやつはシャイじゃからのぉ……」
へー  シャイなんだぁ(笑)
かわいい性格(笑)
「おっと話を戻すぞ  まずこの紙を見い」
そう言って中心に丸を書きビリビリと紙を破く そしてあっという間にクラウンの輪を作ってしまった
「糊はないかの……まあ手で押さえてるからこれでよいか……」
0023Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 00:39:10.09ID:cCTcYyIY
「このクラウンの輪 これがお主や儂らの元いた世界じゃ。」
そう言ってクラウンの輪を指す
「……?」
「このクラウンの輪は 裏の違う世界に行こうとしても どうしても表へ戻されてしまう」
「つまりは、異次元じゃな」
そう言って余った紙に異次元 と書く
「基本的にこの儂らのいる世界には どうしても行けない。 あちらの世界は表も裏も同じじゃからの」
「……?」
「しかし この一ヶ所だけ神や、化け物が行き来出来る場所があるのじゃ」
そう言うと丸を書いた場所を示す
…よくわからない
数学の証明でくたばった頭にはもう限界だ
「しかしそこには当然他の奴等が入れぬよう鍵が掛かっておる」
「あ、うん」
「その扉を儂は クラインの穴と呼んでおる あるようで巧妙に隠されている穴…」
そこを通るとわしらのいる世界に入れるのじゃ……と熱く語る

やはりよくわからない
0024Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 00:51:06.99ID:cCTcYyIY
そんな私をちらと見て、なんじゃお主まだわからんのか……という顔をする
畜生馬鹿にされてるな
「つまりじゃのぉ……お主の世界には鍵つきの穴が空いていて そこを通るとこちらにコレマスヨーみたいなものじゃ」
あー なるほど  ……鍵?
「あ、ちょっとまって!」
ガッサゴッソとポケットを漁る  しかし  ない
「まじかよ……」
思わず泣きそうになる  もしや……  どこかで落とした?!
そんな姿を見て九郭徴は私に話しかける
「お主……何をしておる?」
「あの、この異次元から出るにはどうしたら……」
「わしにも わからん」ニンマリ
「えっ」

マジカヨ
「ほわひわひわ!! どうしよう…!!」
まあ落ち着けといった表情でこちらを見る
「大丈夫じゃ こちらの世界に来た時点であちらの世界の時は止まっておる」
「そういうのじゃなくてぇー!!」
涙目になって叫ぶ  ちがうって!!  ここから出られなくなったら……
考えただけでもぞっとする  もし彼女の言う事が正しければ  鍵が出入りの合図だったら
ここから出られないじゃん!!(ここっていうのもおかしいけど)
0025Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 01:00:58.14ID:cCTcYyIY
「儂は出入りの方法は鍵が必要だって事はわかるが手順がわからんのじゃ」
そう言って あやこ!茶じゃ!と叫ぶ。 すると台所らしき場所からコトコトと何かを煮込む音が聞こえた
「お主、そう言えば名前はなんというんじゃ?」
あ、そういやさっき山の話題になって聞いてなかったんだった!
と はっと気が付いたのかもう一度訪ねる
「わ、私は村田 富子と言います」
そう言うと、ムッと顔をしかめてこう言った。
「名前はカタカナにしておけ 悪いことは言わん…」
コトッ
目の前にお茶が出てくる。 そして一言ありがとう、と言うとずずずと音をたて飲んでいる
「なんでですか?」と問う。すると意外な返事が帰ってきた
「お主の世界を滅亡させたくなかったら黙って従うことじゃな……」
その顔はとても険しく、悲しそうだった
自分もその意に従うことにした  それより世界の滅亡って……
0026Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 01:13:34.03ID:cCTcYyIY
キャロット「ちっ」
いくら探しても見つからない。 あの雌狐め、と心の中がいまとても荒れている
??「えっへへー どうするー?」
あの少女がキャロットに話しかける 腕に土にたいなので刺された傷は元通りになっていた
キャロット「お嬢様……」
ふう、と深呼吸をする
キャロット「もう化けられていて 臭いまで変えられて無理ですわね……」
??「むー」
腕を唇に当て、どうしようかーという表情をする
キャロット「やはりここは 追撃のプロに任せるしか…」
??「いやいや?! あいつは無理だよ! 性格上に問題が…」
そう言うとブンブンと顔を横にふる  かなり嫌がっているのが見てとれるなぁ…
でもお嬢様の期待には今は答えられない  非常時なんだ
キャロット「あの小娘に出動要請を出しなさい」
「サーイエッサー!」
一匹のオークが了解!という指示を受けて とある町に急ぐ
そこは 湖からすぐ近い  ひとつの村だった

????「……」
0027Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 01:22:28.91ID:cCTcYyIY
みたい○ にたい×

ここは 昔謎の怪奇事件が起こった村だった
毎晩夜になると変死体がひとつあり
村人みなが死の恐怖に襲われていた。  そして 犯人らしき人を見た人物は こう言った。
「長い黒髪が帰り血に染まっており 服は真っ黒だった」
服はあまり暗闇だったせいか見えなかったのだが 真っ黒という表現にされている
村人は「悪魔だ鬼だ」などほざいてたが  キャロットには誰が犯人か理解した



人狼の仕業だと_______

「おい!アポイロン! キャロット様からの支援要請だ! 至急湖まで来るように!」
バン、っと地下の牢屋の木の扉を開ける そして ギロっと緑色の目が動く。
彼女の名前はアポイロン   人狼だった_____
0028Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/27(月) 01:43:29.14ID:cCTcYyIY
人狼_____
キャロットは初めはそんなのはいないと信じていた
しかし自らの存在(猫又)と毎日夜1人しか襲わないという奴はやはり人狼しかいなかった
これまでの目撃情報と死因を調べると、すべて夜に行われて、首の動脈あたりをかっ切ったのが死因だった
そしてキャロットは罠を張った。人狼を生け捕りにしようという考えだ

そして捕まってこの有り様だ  おまけに自分の親友までも人質として預かられるわ
アポイロン「俺ってどうなっちゃうんだろうっていう……」
「おい!聞こえなかったのか?! キャロット様の命令だよ!」
ムッ!
「あ?したっぱの癖に俺様を顎で使うんじゃないっていうwww」
挑発してやろう  ちょっとムカついたんで
「……分かってると思うが湖だぞ」
「ちっ、あいあい、はいはいばいならっていうwww」
なんだコイツは
凄いムカつく。
こんなのが戦力になるのか……?
「パシりお勤めご苦労様っていうwww」
「なっ?! うるせえ?!」
やばい 相手のペースだ
  悔しいが立ち去ろう…
0030Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/28(火) 06:57:48.25ID:7fLCe4hv
ねえ、神ってここを行き来出来るんでしょ?なら神に頼めばいいじゃん そもそも神ってどんな種類があるの?
小さく静かな空間に声が響く
「彼女達は特別なんだよ」
と、いかにも適当な返事が帰ってくる
ふぁあ〜とあくびをする 九郭徴は眠気に襲われていた
普段なら、もう寝てる時間だ  それに 今日はいろんな事があった  眠くて仕方ない
そんの様子を見て まあ、しょうがないと思ったのか これ答えたら寝よう と提案する
すぐに九郭徴は乗った
「ここに住む神はの、尊敬されてない……つまり 信者というものがいない奴が多いのじゃ」
「お主も儂が土をぶつけた相手を覚えとるじゃろ……あれが神じゃよ」
とても驚く
  あの少女は普通の人間にしか見えなかったからだ
「へぇ〜」
「まあ基本的に神は忙しいからの 恩恵や天罰……信者がいなかったらそんなこともやる必要は全くない」

すると、富子が しつもぉーんと言って手をあげる
「神ってどうやって行き来するんですかぁー」
「神は基本的に体がない存在じゃ こちらに来るときは体は作られるが戻る時はなくなる」
「お、行き来かすまんすまん、行き来は基本的に扉を使うのではなくてそのまますり抜けられるのじゃ」

そう言うと眠たそうに布団の方へ向かっていく(風呂はもう入った) そして最後にこう言った
「この情報は秘密じゃぞ……」
0032Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/29(水) 13:46:52.45ID:ulafPUDs
キャロット「……遅い」トントン
あのオーク達の帰りが遅い
流石にイライラして貧乏揺すりをする
??「おっそーい」
帰ってきた。 遅い……
「すい ま せん!遅れちまいまし た!」
息切れを起こしている  まあどうせ私の近くにくるまで歩いてきたんだろう…
オークの後ろを見る  しかし 人狼はいない
「ちょっと、アポイロンがいないんだけど?」
そう言うと護送に向かった三人のオーク達は目を丸くして こう言った
「え、先に行くって言ってましたよ?」
……使えない奴等め
「あの問題児がまともにここに来れるわけないでしょ! 考えてみなさいよ!」
激怒する。 その様子を見たオーク達は「ひぃ!」と怯えた様子を口に出さないよう耐える
??「さがそーかー?」
座っていた木製の簡易イスを立つ するとキャロットははぁ、と溜め息をつき
「……申し訳ありませんけどお願いいたします」

??「りょ〜かーい」
「一応他のオーク達も手伝いなさい」
50人程度いるオーク達は四方八方にバラバラになり「イエッサー!」と言って
暗い夜の森を 探しはじめた。
一応城の警護の為に結構な数を残したが 失敗したな…と思った。
0033Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/29(水) 13:57:54.56ID:ulafPUDs
アザース

アポイロン「でっていうwwwww」
人差し指を楽しそうにくるくる回す
久々に外に出た  まあすぐに見つかると思うがせめて月を見たい
「あの愚民共元気にしてるかなっていうwww」
愚民。 = あの馬鹿村の人々
そんなイコールを頭の中で考えているとへへへと顔がにやける
しかし空腹にニヤけていた顔が歪む
「おなかすいたっていう……」
ここんところパンと飲み物と豚肉しか貰っていない。
「俺様の主食は肉だってのに好みがわかってないっていう!!」
そう怒鳴る しかし誰もいない
ていうか豚肉って肉だよね

「ん?」ピタッ
動きが止まる

あの昔村で匂った美味しそうな匂いがする。  かなり近いぞ! ヤッタネ!
「ご飯タイムっていうwww」
っと、大声を出しちゃいけない  てか 月出てないから襲えない

「理不尽すぎるっていう……まあパンだけで我慢するっていう……」
パンをあげるとは言っていないが、最早貰う前提で頭が働く
0034Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/29(水) 14:11:09.97ID:ulafPUDs
「ふう……」
名前……か
「お主の世界を滅亡させたくなかったらな……」
世界の滅亡ってなんだろう…

ここに来てから分からない事ばっかし……
コトッ、と飲んでいたお茶をテーブルに置きそのままテーブルの上に腕を置く
「うぅう……」
泣いちゃいけない とわかっていても涙が止まらない  お家に帰りたい ママのよくやきけがついた黒っぽいパンケーキが食べたい
その時、ドンドン!ドアを叩く音が聞こえる

「ひっ!」ビクン
これにはびっくりした  心臓が止まるかと思った
もしかしてさっきの少女?!と思って警戒する
そして 窓から覗こうとカーテンをこっそり開けると…
「ぶぎゅー」
「うわっ!?」バッ
再度びっくりする  緑色の髪の少女が窓に張り付いていた
そして窓の鍵を開ける  すると早速待ってました!と言わんばかりに窓を開けこう言う
「感傷にひたってる所悪いけどご飯分けてもらえないかっていうwww」
人差し指を右方向にスライドさせる

……ピシャッ

とりあえず、窓を閉めた。
理由は分からないが、とりあえず 閉めた
0035Ene. ◆YNS0qIRC9I
垢版 |
2016/06/29(水) 14:20:23.35ID:ulafPUDs
「へ?www」
窓を閉められたwwwww
これには思わず吹いてしまう
「リマボーっていう」ガラッ
…ピシャッ
また閉められた  どぼちてえええええ?!
…ガラッ

…ピシャッ

ガラッ
ピシャッ
ガラッ
ピシャッ
……

この無駄な作業を続けること、二分
流石に自分も堪忍袋の尾が切れた
札が貼ってあるドアを思いっきり蹴飛ばした。
「どぼちて占めるていうwww」
「いや、なんとなくw」
ったく、と思いながら家の中を物色する
「あ、だめだめ! 家を荒らさないで!」

「じゃあご飯持ってこいっていう」
そう言うと机に靴ごと足を置き椅子に手をかけ、王様ポーズをする
「さすがに靴は脱いで……」
あっ、と気が付く
「ごめんっていうwww気付かなかったていうwww」
そう言うと靴を脱ぎ、入り口付近にピシッ!と靴を揃えて置く
成る程、最低限の事は出来るんだな、と思った
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