坂本「幕末志士グルイ… ! 」©2ch.net
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子安「どうも、心が清らかな方の、子安武人です笑」
子安「今夜は名ゲーム実況者兼あっちの方の侍である幕末志士さんと名残酷時代劇漫画シグルイのコラボです」
子安「規格外のコミカルと、シリアス、果たしてその2つが合わさったら一体どうなってしまうのか、お楽しみください笑」
子安「それでは」
子安「はぁーじまりはじまりィーっ☆(裏声)」 坂本「時はぁ寛永、駿河に属するこのぉ
掛川領にぃ、ひとつの名高る剣術道場があると聞く…」
坂本「その名はぁ…ッッ」
坂本「虎眼流道場…」ポツリ…
西郷「おぉー今回はなんともシリアスな雰囲気の口上で始まりましたな フフフフww」
坂本「最近は南蛮渡来のゲームと生放送ばかりでそっちが本職だと思われがちだからねえ」
西郷「まあ楽しくやらせて貰ってますよ」 坂本「しかし我々の本来の姿は幕末志士、
徳川の首を討たんとする正義の志士として
やはり剣士としての自覚を失ってはぁ
改革もクソもないって所存でござるよ」
西郷「www なるほどつまり初心に戻って身も心も志士として1から鍛え直すと…」
坂本「そこでこの掛川には虎眼流道場とやらがあるからねー、是非ともその奥義、極意を伝授し幕府を倒さんが為の拙者達の
兵法の足しにしようって野望でござる」
西郷「なんか珍しく気合入ってますねえ、wwww」
坂本「肉体労働ということで今回拙者ガチだからね、この時代はもう油断したら即死確定
風も当たり判定も厳しめ、スマブラとは訳が違うでござる(・ω・)キリッ
今の拙者、慢心なきギルガメッシュゲートオブあそこがバビロンだから」
西郷「wwwいちいちうるっせぇwwww」 西郷「でもここ寛永時代って年号的にワチキら相当場違いですよね?」
西郷「ワチキら一応もっと後の幕末の時代の人ですし」
坂本「…だッ…それh…」
坂本「…さ、所変わってぇこの寛永の時代に
ディメンションイーター跳躍25次元飛び抜け集めろ8枚の赤コイン
西郷と掛川の地に参った拙者達だ、がぁ
西郷「何すか今の間はwwwww」 坂本「…平成幕末改革ぅ そのぉ血湧き肉躍るガチムチ真夏の強化合宿ッ…未知なる剣技の世界へ…」
坂本「ヒアウィゴー☆」
西郷「ダッソっ…ってwww」
坂本「うるさいッッ」 世に生を得るは事を成すことにあり
敬天愛人
今一度、日本を洗濯致し候…
幕末志士 虎眼流指南岩本道場
坂本「よーし着いたぞー」
西郷「ほわーなかなか大きな屋敷でごわすな
あ…」
坂本「ま、私たちのマイホームの方も引けをとらんでござるがぁ」
坂本「ここに至るまでの掛川の道中、誠に良い風情でござった、宿屋のおなごが来いよ来いよと手を振ってえ…
西郷「そう言うお店じゃないと思うんすけどwwwww」 坂本「しかし しかしねぇ、拙者ぁ…それを断腸の想いで拒んでここまで来たからねぇ」
西郷「ンフwwwwwまぁそこで誘惑に負けたら今回の話進みませんからねえ」
坂本「そして掛川の道中、見たか西郷 ?
道行く武士たちと侠客たちの顔に刻まれた、
R指定ギリギリのケロイドとボツリヌスの傷跡を」
西郷「あぁーれはワチキが察するに、
虎眼流道場を破りに来て命からがら敗走した
あのぅ…なn…あっ…つまりは虎眼流は舐めてかかったら危ねえと?」
坂本「そう言う事だが、
早速我々ぇ、虎の棲む魔窟の門に立ッッている訳だがぁ」
西郷「坂本さんいつまで喋ってんすかwww
ほらもう日が暮れない内に入りましょうよwwwwwwwwwww」
坂本「そだねwwww」 門下生「申し上げますッッ」
「ただいま玄関に他流の者が…ッッ」
坂本「他流とは何だ他流とはぁ
であえ であえーい! wここに天下無双の岩本虎眼とやらがいると聞くぅー」
牛股「真槍を持ていッッ」
門下生「」ザザッ
坂本「えっ…何これは…」ドキドキ
西郷「挨拶代わりにであえーとか言っちゃダメでしょwwwカカカカwwww」 西郷「ッwwなんやかんやで許してくれましたw」
牛股師範「…つまり、当門を叩きしものでなく
当門にて稽古をこしらえたいと? 」
坂本「虎眼流ぅ、そのぉ天下無双の暗殺剣、
是非とも拙者たちに こ指南を頂きたい」
牛股「了承、承ってでござる」
坂本「牛さーんwさすがぁ、話が早くて助かるでござるぅwもぅ大好き牛夫くーんwww」
西郷(普段なら牛夫くんてwwって軽く流せるんだけどなあ…)
牛股「なら客人でなく武士としてひとつ物申すが
先程からのお主のそれは人に物を頼む態度か戯けがッッッッ」
坂本「ヴァイッッッッ!????」
西郷(さっきあれほど舐めてかかるなって言ったじゃん…www) 牛股「桁外れたうつけ極まりない作法は
伊達にして返したい所だが横の方、お主も入門したいのか?」
西郷「突然の訪問で失礼仕るでごわすが
ここはワチキもひとつ鍛錬に勤しみたいのでござる」
牛股「うむ、承ってござる」
牛股「しかしただいま道場の主、虎眼先生と相見えるのは至難と言えよう」
坂・西「…というと?」
牛股「此度の虎眼先生は…
門下生「再三に渡り今一同申し上げますッッ
玄関よりまたも他流の者がッッ」
藤木「…………」
牛股「ふむ、今日は賑やかだがこれ以上はお引き取り願いたいな」
坂本「…え何々、人斬り抜刀斎も来ちゃう感じ?」
西郷「いやそうなったらもう訳わかんないでしょ」 ザッザッザッ…
伊良子「伊良子清玄と申す」
牛股「ご用の趣は?」
伊良子「岩本虎眼先生とお手合わせ願いたい」
西郷「うわっホントの道場破りだw」スゴーイ
坂本「なんだなんだと聞かれればぁ、その者道場破りと聞くぅー、さぁ門下生の皆の衆〜真ぁ槍を持て持てーいww」スチャッ
牛股「道場の役条により門弟の者2名と手合わせした後ということになるが」
坂本「スーパー狼藉者タイムでそのロン毛ちゃんをブチ殺してしんぜようぜほらwww」
伊良子「構いませぬ」
坂本「……あれ ?なんかスムーズに話進んでない??真槍は ?」
西郷「それアナタだけだからwwwwwwwww
んで、ちゃっかり槍持ってんじゃねえよwwwwww」 牛股「源之助、いざ参られい」
藤木「………他流のもの、丁重に扱うべし」
ザッ
伊良子「……」ザッ
西郷「伊良子さんと藤木師範の一騎打ちが始まり申したな」
坂本「奴、伊良子清玄の、あのロン毛ちゃんの構え、あれは平正眼に似た無構えと見る」
坂本「我らが宿敵ィ新撰組鬼の副隊長、土方歳三の構えに然り、奴はきっと新撰組の剣術指南役の業を背負っているに違いないでごさる…!!
西郷「ぜったい違いますからwww」 坂本「しかし虎眼流も安く見たら食われちまうぜぇ…」
西郷「wwwwwと言いますと?」
坂本「虎眼流の特色としては
刀と刀が鎬を合わすれば、薄い鋼の刃など
簡単に折れまするからに、
相手の太刀と刃を触れさずにして、最小の動作で敵を制するのがモットーだからねぇ」
西郷「おぉー調べましたねぇ」
坂本「うむぅ、拙者今日に至るまで
土佐ネットワークを駆使してぇ、Wikiペディアで予習復習してきたからねww」 西郷「と言ってる合間に藤木師範と伊良子さんが鍔迫りでガッチリと力押し比べておりますな」
坂本「無口の虎、藤木源之助、奴の特技は
類稀なる怪力と即死技の鍔迫りの2つだからねぇ、奴と力比べをして勝てるものは
拙者を置いて西郷、
薩摩のゴリラヘッドと呼ばれたお主くらいか
西郷「wwwwww呼ばれて…
門下生「あぁッッ !」
ドサッ! 牛股「それまでッッ」
藤木「………ッッ!?」
西郷「なんすか今の…怪力の藤木師範がああもあっけなく地面に叩きつけられるとは」
坂本「今の技は指絡み、いわゆる骨子術と呼ばれる人体の経絡秘孔を突くことで相手の動きを制するいわば剣の道には不要の卑怯な術でね、決っしてあのロン毛が北斗神拳の伝承者と言う訳ではないんですよ」
西郷「なるほど、それではいくら怪力の藤木師範と言えども…ヤバいという事ですね」
坂本「と言うかどさくさに紛れて藤木どのを地面に倒した時に効き指ごとへし折ってるねあのロン毛、やることがきったねえや」 藤木「こ…これからにござる…」ギリッッ
伊良子「左様にござるか」ザッ
こんなものに…俺が負ける訳には
これからにござる…
これからに
牛股「ッッそれまでと…
坂本「ちょぉっと待ってョ〜〜イ♪」
西郷「ブフッwww爽やかwwwwww」 門下生達「!?」
坂本「拙者たちをょぉ…忘れちゃいけないか〜?」
西郷「いけないか〜…てwww」
坂本「このぉ…坂本龍馬ぁ、漢坂本龍馬を
差し置いてぇ勝手に抜き打ちテストだなんて
たかが知れてn…っぜえ」
門下生達(意味のないとこで息詰まってやんのwww)
坂本「この聖痕開きがち系すけこましロン毛ヌスがぁ道場を破ると言うのなら、
ここは新参者の拙者の実力を見せつけるに然りなのではないか? 」
牛股「…お主もまた己が剣を振るいたいと」
坂本「ね ? 牛ちゃん」
牛股「いいだろうッッッ見せてみいッッ」 西郷「坂本さん頑張ってwww」
坂本「うむ、今日は初心に帰ってね、
寺子屋で学びし頃から寝言は常に徳川慶喜死ねッッなドス黒い野心で眼を濁らせていた
あどけなさ二十分に残る初々しいダークホース坂本でお送りしますから」 ザッ
門下生「師範代っ、て…手当を」
藤木「…………構うな」ギリッ 伊良子「…その方、見るからに俺の剣技の足しにもならなそうだが」
坂本「侮ってもらっちゃ困るよぉ、確かに
最近中だるみのたるったるのォ
ル〜ズソックスな拙者だが、そなた様相手に全力で挑ませてもらうぜぇ
そこの門下生Aちゃんッッ」ビシッ
門下生「はいッッ!? 」 坂本「この虎眼流、そのぉ道場にぃ、
かの有名な素振り用のバスターソードがあると聞くぅ」
門下生「ど、どうぞ…」
坂本「カジキ木刀、体調3メートルに達する
なまらでけぇマグロにちなんだ名の巨大な木刀…」ズシッ…
牛股「振れるのか ? お主の体格で」
坂本「これを振り回すには常人の筋肉では無理とまかり通るが 日々モンハンにて培った大剣の立ち回りとリズムニシス溢れる拙者のそのバトルセンスがあれば西郷、これはもう拙者の独壇場と相成らんよ」ググググッ…
坂本「ま、本当は太刀厨なんだけどね…☆」
ぜー…ハァ…ハァ…
西郷「wwwwwwwww」 伊良子「す、素振り用の木剣とお見受けいたすが」
坂本「否ァ、この戦場に踏みたちし折りからは拙者ぁ、幕末志士の坂本にあらず、いちクラウドストライプとしてこのバスターソードで貴様のそのたるんだ股間をォ、
ブチ殺してしんぜよう…」
伊良子「珍妙な男だ、伊良子清玄、再び参る」
坂本「こいよセフィロス !! 」
坂本「そしてぇ、両者は互いに視線を交わす中…坂本ぉ、際立つ股間のズル剥けのビーストが先手を取りに行ったぁッ !」ダッ
西郷「自分で実況しちゃうんすねwwww」 坂本「スタンエッジ ! 」スタンエッジッッ
坂本「それ幕末ッッ」スカッ
坂本「いと幕末ッッ」ブンッ
坂本「井伊直弼氏ねッッ」ブオン
坂本「わんだふるラッシュ坂ちゃんッ☆」
スカッ…
西郷「全部避けられてるwwwwwwwww」
牛股「うわ、よっえぇ…」 伊良子「太刀筋はお見破り申した」
伊良子「このあたりでやめに致すも武士の潔さかと」
西郷「手も出してない相手に舐められてらwwwwww」
坂本「うるさいッッ、今のは肩慣らしにすぎん…ッ貴様らに目に物見せてくれよう」
坂本(…あれぇ? 先週Amazonでポチッた「週刊モテる男の剣術学」の知識が全然役に立ってねぇな……)ボソッ…
西郷「心の声聞こえてるからwwwww」 坂本「これならどうだっ飛天御剣流… 」
坂本「〜〜……SOYッッッ!!!!」ブオン
伊良子「危なッッ!? 」
門下生達「SOYッてwwwww」
西郷「剣が重すぎて逆にぶん投げたwwww」
ドゴシャアッッ 藤木「………………あ」
牛股「戯けが、屋根を貫きおった」
坂本「………」
坂本「………あれ?どこいった俺のバスターソード…w」キョロキョロ…
西・門下生達「wwwwww」
坂本は梶木木刀の重さに耐え切れず剣を思いきり投擲してしまい
宙空を舞った木剣は天井の屋根を突き破り
空の彼方へと消えて行った
坂本「すっげえ俺 室伏広治かよwwww」
西郷「もっとずっしりしてるもんだろww」 伊良子「丸腰だがいかが致す ? 勝負ありと見る所、こちらもそろそろ遊びを終いにしたいのだが」イライラ
坂本「漢坂本ぉ、丸腰となりても倒幕へのストイックさは削がれちゃおらんよぉ… ! 」
その時、突き破られた天井の穴からかすかに
何かが空気の抵抗に逆らい落下する音を
西郷は聞き逃さなかった
西郷「あ、気をつけてください皆さん、坂本がでますよ」 ドガァッッ
伊良子「ぅなッ!? 」 ドスンッッ
西郷「飛んでった木剣が空から落ちてきたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
門下生「どこまで高くぶん投げたんだよwwwwwwwwwwwwwww」
坂本「うおおおお何だよコッチがビックリだよッッ!?」
坂本「あっ、いや !?これは隙ありと見たぞッ(゚д゚)」ジャッ
伊良子「しまっ…、あっけなさすぎるッッ
この俺がこうも簡単に…ッッ!?」
坂本「壁にハメて こうッッ! 」
西郷「上段からバスターソード、そして下段は坂本どんの徒手の拳が伊良子どんの眼前で寸でで止まりましたな…」
坂本「これぞ秘儀ッ
二天一流、
上から麻里子と下からアバラ砕き…☆
」
西郷「棚から牡丹餅の間違いだろwwwwwwwww」
門下生「wwwwwwwwww」 伊良子「負けた…骨子術も使えずさも呆気なく…」
牛股「それまでッッ」
坂本「さっそく坂本が出ましたねぇ…☆」
牛股「お主らの剣技しかと目に焼き付けたわ」
坂本「おおッ早速その極意を伝授してくれると言う訳ですね !? 」
牛股「戯け、しかし各々の剣筋はなかなかの鍛え甲斐があると進言できよう」
西郷「ワチキ はぶられてますなぁ…w」
牛股「さきほど説明がなされてなかったが我らが師、虎眼先生は現在心の平衡を保てぬ曖昧な状態にある」
西郷「…ご乱心という事でごわすか ? 」
牛股「否、だが明日にはお主らの入門の儀を執り行うよう先生に申しつけよう」
牛股「今日はもう遅い、日が暮れるだろうからお主らを寝床に案内する」 坂本「未だ極め尽くさぬ道なれどぉ、
虎眼流、その剣技の極意は未知数と見た」
スタ、スタ
伊良子「…貴様の如きボンクラに、これ以上俺の野望を邪魔されてたまるか……」スタスタ
坂本「ボン…お前今なんつった ?」イラッ
西郷「マジのトーンで怒らないでくださいwwwww」スタスタ
牛股「何をしておる はよう来い、お主らの寝床は
座敷牢だ」 坂本「そりゃ道場の屋根ぶち破ったのは悪かったけどもさ〜…」シュン…
西郷「そもそも私たち最初から今まで
無礼なことしかしてませんからねww」
伊良子「はぁ…」
藤木「……………………」 牛股「源之助、お主の目利きからして奴ら、
どのように見える 」
藤木「…………」
藤木「ひとりは すくたれ者(臆病者の意)」
藤木「坂本と名乗る者は情けなさが際立つように見えて、しかし 我らとは一心を違える
虎でない何か、そして最後のゴリラ芋は」
藤木「…………………油断できない」
牛股「虎眼流の跡目は誰か、面白くなってきたのう源之助…」
牛股「…………」
牛股「道場の修繕どうしよう…」 翌日
西郷「いやー早起きして早々、道場の周りを散歩してみたがこの掛川の空気、
なかなかどうして美味しく透き通ってるでごわすなぁ…」ザッ、ザッ
西郷「お、藤木師範じゃないですか」
藤木「……」ジャブッジャブッ
西郷「ケガしてるのに洗濯なんかして大丈夫でごわすか?」
藤木「…………………折られた指の鍛錬になる故」
西郷「おぉ〜関心でごわすなぁ、それっ」
バシャッ
西郷「泥の汚れは冷たい水を叩きつけるのが効果的でござるよ」
藤木「…………構うな」ジャブジャブ
西郷「ワチキも指の鍛錬でござる」ニコニコ
西郷「期間限定とはいえ此処にお邪魔するからには、しっかりと坂本さんと共に修行に励む旨なんで、どうぞよろしくでごんすw」ジャブ
藤木「…お前は良い奴だ、決して剣士に相応しくない」ジャブッッ
西郷「そうでごわすねぇ、でもワチキより坂本どんはもっといい奴でごわすよw」ジャブッジャブ 三重「代わりましょうか、あらあなたは…」
西郷「おぉー三重様こんちわー」ペコリ
藤木「おかまいなく、指の鍛錬になりまする故」
西郷「そうそう、男2人水入らず、ワチキと藤木師範で楽しく片付けますんで、気遣いなんていいんでごわすよ」
三重「………そう、なによりでございます
藤木、早く治ると良いですね」スタスタ
藤木「………」
西郷「……三重様のこと好きなんでごわすか?w」
藤木「……………………………………………………………………………」
西郷「顔赤ぇwwwwwwwwwwwww」 天下無双のイケメン侍
ジャスティン坂本ビーバーに破れ
座敷牢に放り込まれた伊良子であるが
ここへ連行される際に目撃した屋敷の広さ
小間者の数などを思い返すと
ほくそ笑まずにはいられない
さすがは掛川藩名うての武芸師範の屋敷、
三百石はある… 三重、遠巻きに俺を見ていたあの娘…
あれが虎眼の一人娘か
武士の役職は世襲制、三重の婿となれば
虎眼の跡目となり
三百石は全て俺のものだぁ
婿入りもぉ、さぞかし悪くねぇべ…
フフフ、うぇひひひwwwエッへへ〜へ〜wwwwwwwwwwww
坂本「…上記みたいに、おおかたこんな感じで此処へ来たんでしょお ? 」
伊良子「勝手に人の魂胆を覗くな、何が悲しくてお前と2人で座敷牢で過ごさにゃならんのだ」 坂本「まぁそれも虎眼とやらに遭うまでの辛抱、私は喋ってないと死ぬ生き物なので…w
坂本「でもクッソー…何で西郷だけ拙者たちを置いて早速稽古に励んでいるのだ…人たらしすぎるだろあのゴリラ芋…」
伊良子「先に言っておくが、三重と虎眼流、
あの道場の跡目は俺のものだ
坂本「野心余って憎たらしさ100倍でござるがぁ、拙者たち幕末志士は跡目などにこだわる所縁はないんでねぇ」
伊良子「あくまで剣術に拘ると ? 」
坂本「お主のその野心は我々と通ずる事も然り、拙者たち幕末志士は 幕府を討たんがするぅ、そのバイタリティーのみで燃えている故」
伊良子「幕府転覆、國盗りか
面白い、是非ともお前の夢を聞かせてくれ」
坂本「いいよー(´∀`)」 時しばらくして
牛股「両名、先生がお会いになられる」
伊良子「これはかたじけない !
それがしの入門願い聞き届けてくだされたか」
牛股「それは先生がお決めになる、ついてまいれ」
坂本「ふむぅ、いよいよ岩本虎眼、その冴え有る剣にお目にかかれるときたかぁ」 虎眼邸
坂本「…それで一体なぜ拙者達は地べたに膝こすりつけた挙句の果てに縄で縛りプレイを?」ギシギシッ
西郷「幕府に捕らえられた時ってきっとこんな感じでござるんすかね カカカカwwwww」
ギシギシっ
坂本「それじゃまるで今から首落とされるみたいじゃないのさwww」
伊良子「…牛股どの? このように縛られていては、先生に礼を尽くさぬことはでき申さぬ…」ギシギシッ
牛股「頭を下げてはならぬ、お主らはただまっすぐに先生を見据えるのだ」
「決して動いてはならぬ…」カシュッ
西郷「…え、何で抜刀したでごわすか ? 」
坂本「え ? 何これマジで処刑されるシーンじゃん」 高弟一同「…………」ぴとっ
坂本「剣で指を裂き、おデコに血のりを塗ったが…こやつら一体何を…」
西郷「あっ! 坂本どん伊良子どん、見てくださいあの障子の向こう! 」
牛股「おでましになられる…」
スゥー…ピシャンッ
「………」BABANっ!
虎眼「…………」アヘェー
坂・西「wwwwwwwwwwwwwwww」 西郷「ガタイの良いおじいちゃんが来たwwwwwwwww」
坂本「これは盲点ッ…恐るべし剣客と見繕った拙者達であったが、その正体は
まさかのボケたおじいちゃんだった…www」
虎眼「…………」アヘ、アヘ
牛股「伊達にして返すぞ戯けどもがッッッ」
伊良子「それでその、今から何が始まるというのでござるか ? 」 牛股「えー今からこの虎眼先生にぃー
お主らの額にくっつけたあずきをきってもらいまーす」
牛股「そんで入門の儀は完了でーす」
ワァー…パチパチパチ…
虎眼「気持ちいい…」ジョボジョボ
西郷「漏らしてる、牛股さん漏らしてる気づいてあげてwwwwwww」 坂本「は ? 待って待って待って」
坂本「聞いてないしそんなの…」
坂本「え、バカ ? 」
坂本「見てよアレ、ほらあの神妙なアヘっぷり、見るからに人を五体満足で帰らすほどの神さばきもへったくれもないよね ? 」
牛股「虎眼先生の腕を信じぬと申すか」
坂本「だって拙者達は稽古に励むべくここに来たんだよ !? それがなーんで此処でおデコにデロッデロのあずきくっ付けられて首をはねられなきゃいけないの ? 風当たり強すぎでしょいくら何でも」
牛股「いやだからお主はじっと虎眼先生を見据えておれば…」イライラ
西郷「あま〜い」モグモグ
牛股「お前は喰うなッッッッ」 牛股「…止むを得ん、骨子術で」ビキビキィ
坂本「もぉッ大人は論破されたらすぐ暴力で片付ける ! 覚えとけよこの股タウルスッ」ガクガク
西郷「あ、すいませんもう一粒おかわりを…」ガクガク
伊良子「こしあんにしたら美味しそうだよね」ガクガク 虎眼「……………」スタスタ
坂本(だめだ西郷、お前絶対笑うなよ…ww)
西郷(たぶん無理…www)
坂・西郷「………………」
虎眼「いくぅ…」アヘェー
坂・西「……………ブフッww」
虎眼「アヘェ………」ジョボビッチ…
坂・西「だめだwwwwwwwwwwww」 藤木「先生、いく様ではございません、それらは当流の門を叩きし者」
坂本「うわマジかアイツ、実質叩いてねーし
俺ああいう曖昧な噂 吹き込むヤツ嫌いなんだよなぁー」
虎眼「…………………」
虎眼「……ッッ」クワッ
伊良子「うッッ!? 」 ズバッ
西郷「あらまッッww」ズバッ
坂本「ニ"ン"ッッッッ!? 」ズバズバズバッ 突如として剣鬼は曖昧からその真の姿を現した
坂本 西郷 伊良子、それぞれの額の米粒にも満たないあずきを居合にて正確に切った
神速の抜刀、正確無比な所作、これが虎眼流の濃尾無双と呼ばれる由縁である
高弟一同「お見事ッッお見事にございまするッッ」
藤木「お見事ッッ」
牛股「お見事にございまするッッ」
伊良子「……何てヤツらだ…」
西郷「坂本さん、生きてるでござるか〜 ?」
坂本「うむ、危うく失禁しかけたがぁ
拙者この期に及んでしかとその剣土の奥義をしかと、この目に焼き付けたでござる」涙目
西郷「wwww」 坂本「今 目に焼き付けし奥義、拙者の記憶の投影、武州五厘の受理吸収を持ってして
装甲悪鬼村正も顔負けの
脅威の早さでいずれ習得してしんぜよう」
坂本「にしても…」
坂・西「やべぇトコに来ちまったなwwww」
伊良子「来るトコ間違えたかなぁ…」 数日後
掛川領日坂の宿屋町
西郷「虎眼流に期間限定でお邪魔し、
剣の腕を改めて磨くことで幕府倒幕への一歩を飛躍させようと言う理由から
虎眼道場に居候してはや数日…」スタスタ
西郷「虎眼流のスパルタ稽古をする度にぃ、
ワチキらが如何に剣士としての腕を
鈍らせていたのか、剣を握るたびに手に取るように分かり始めてきたでごわすな…」
坂本「ヴァーオッwww」BABANッッ
西郷「ムッwwww!? 」 西郷「これはこれは坂本どんwww」
坂本「西郷 ! 拙者…そこのうどん屋の のれんの陰から憎々しくそなた様を見てましたよぉ」
西郷「なんで憎々しくwwwwwww」
坂本「あのマジキチチャンバラ道場に入ってたかが数日でぇ、根をあげるとは西郷、
我々志士としてあるまじきではないかッ?」
西郷「ッwww諦めていたら、そこで倒幕は夢のまた夢だと…? 」
坂本「そう言うことだ、まぁお主の気持ちも分からんでもないー…けどねぇw」
西郷「すごいですよね稽古、普通は竹刀とか、何でしたっけ縦に割った竹に牛の皮巻いた当てても痛くない竹刀…」
坂本「蟇肌(ひきはだ)」
西郷「それらが普通なのにあの道場 木刀ぶるんぶるん振ってますからねwwww」
坂本「拙者なんか危うく額に大きなアザホクロが刻まれそうになったからねぇ」
西郷「いやー今宵もキツぅござんした…w」 屋敷
この頃虎眼は珍しく認知の病から心の平衡を取り戻し、元の剣鬼の姿へ戻った
虎眼「……牛股」
牛股「は。」
虎眼「虎眼流の跡目、藤木と伊良子いずれかの」
牛股「藤木源之助かと」
虎眼「なにゆえ」
牛股「三重どのを敬うておりますれば…」
虎眼「面を上げい」
ザクッ
虎眼「…今何と申した? 三重が何だと?」
牛股「グブッ…ブグクっ…!」
虎眼「あやつさえ、男子に生まれておれば今頃…」
牛股「…ブグッ…ゴボッ」
虎眼「申せ、儂は藤木 伊良子いずれが強い種かと尋ねておる」
牛股「………ッッ」ガクガク
虎眼「互角か、互角と申すのだな」 坂本「さ、稽古帰りにその辺ぶらぶらしてたらなんか森ん中の道端にぃ、ドッスンのドンちゃんよろしくなんか石英のゴゥレムみたいなでけぇ岩に道を阻まれたわけだがぁ」
西郷「この辺は確か中山峠と呼ばれて、なんでも風にのって流れた妖気に当てられた侍が
妊婦の腹を裂いて、んでその犠牲になった妊婦の魂とその悲痛な叫びがこのデケェ岩に乗り移ったとか…」
坂本「北風小僧の寒太郎かっ」
西郷「ッwwww、まぁここはせっかくですし
この岩の供養とワチキらの倒幕の悲願のためにお祈りしときましょうや」
坂本「そだね、ではお手を拝借ッ! 」 虎眼「日坂の、舟木一伝斎の息子は確か双子であったのう」
虎眼「あれと藤木 伊良子を真剣で仕合わせい」
船木道場、かつて若かりし虎眼がその当主、一伝斎との上覧試合の際、彼の顎を削ぎ飛ばした折、主君 安藤直継に無作法との誹りを受けた時の因縁の相手である
その船木の跡継ぎに兜投げと呼ばれる
宙空に飛んでくる鋼鉄の兜を一刀両断するという怪力の極意を身につけた日坂最強を誇る2人の剣士がいた
その名は舟木兵馬、数馬
彼らの戦い方は一心同体の金剛力士のよう
虎眼「権左、舟木のせがれの首をここへ」
虎眼「両名の内仕遂げた方を、種とする」
ニヤリ
牛股「………ッッ!」
これが掛川を震撼させる事件
小夜中山鎌鼬事件の幕開けである 数馬「兄者っそろそろ嫁をもらって親父殿を喜ばせてあげなよ〜(=´∀`)」
兵馬「そだねー(´∀`)でも俺とお前2人の相手をする嫁なー」
数馬「それなー、でもきっとその子ひとりじゃ死んじゃうよ〜」
兵・数馬「あははは〜(≧∇≦)」
ザッッ
藤木「………………」チャキ…
伊良子「………………」チャキ… 舟木兄弟「何奴ッッッ!
舟木道場の数馬兵馬と知った上でかッッ! 」
数馬「立ち合n…ぶっ殺すぞオラァ! 」
伊良子「我ら武士に在らず」カチャッ
藤木「中山峠の鎌イタチなり」スッ
舟木兄弟「わぁ助けてプリキュアッ! 」
「神仏のぉ、仏も鬼も斬り捨てて
彼の地に残るは善悪相殺
倒幕然りに徳川叱りぃ…
落花狼藉、幕府の刺客ちゃん達…☆」
数馬「だッ、誰かしら…!? 」
ザッ、ザッ 坂本「まさかこの期にして幕府の刺客たちが
我々の首を根こそぎ取りに参ろうと
この掛川の地まで手を回していたとは…」
西郷「うむうむ、これはなんとも放ってはおけない状況にござるなぁ」
兵馬「お主らは何奴ッッ!?」
坂本「拙者たちが誰だと訪ねれば、
答えぬ道理はありゃせんぜェ…」
西郷「薩摩の剣豪、西郷隆盛」
坂本「同じく土佐の暴れハッチャキ坂本龍馬、拙者たちは悪しき者を討たんとする正義の志士、そなた達を助太刀するぜぇ…」 藤木(…………予定外だ、まさかこいつらがここへ来るとは)
伊良子(坂本…!?…なんて間の悪すぎる…)
坂本「こいよ幕府の刺客ちゃんよぉ、
時代設定若干めちゃくちゃだけど貴様らを屠ることによりぃ、世界線を調律してやるぜぇ」
坂本「てか頭にターバン巻いて何その格好 ?
それで暗殺者やってますってバカの極みだから」
「アサシンクリードのコスプレのそんなクオリティの低さでねぇ、
アサシンクリードぶるのは片腹痛しでござるよ」ペラペラ
坂本「こんなん傘ぶん回して月牙天衝って
叫ぶくらい痛いもん、新橋のリーマンでもやらないよ」ペラペラペラ
西郷「ちょ煽りすぎwwwwww」
伊良子(如何する藤木…… 」
藤木「…………止むを得ず、虎眼先生の命は何としても成し遂げねば」ダダッ
西郷「うわっ襲ってきた」チャキ 坂本「むっ何だこやつらッッ、なかなかの手練れにござるな」ブン
伊良子(こんな形でお主と再戦とはな…)
カキンカキンッ
西郷「………この鍔迫り、どこかで…?」グググググッ
藤木(…互角だと………西郷……)グググググッッ
ザッ、ザッ
西郷「敵もなかなかの腕前でござるなぁ」
兵・数馬「2人ともがんばぇー!(^∇^)」
西郷「応援しなくていいから逃げてwww」
坂本「西郷、どうやらあの2匹の鼠ちゃんは
かなり手練れた連携を見せる、船木兄弟も然りであるが 我々も息を合わせたユニゾンのビートを刻むべきではなかろうかッッ」
西郷「なるほど ! 」 坂本「はい幕末」カキン
伊良子「ッ!?」
西郷「はい薩摩」ブオンッッ
伊良子「えッ!? なにっ!?」
坂本「はい土佐」キンキンッ
西郷「薩摩っ屁」バキッ
坂本「土佐あっぱー」ガキン
西郷「西郷あっぱー」ザザンッ
西郷「…避けろナッパ……ww」ボソッ…
坂本「あ、今のカットね」
坂・西「wwwwwwwwww」
藤木「闘いづらい……! !」 藤木(……秘剣・流れ ならたやすく船木兄弟のみを沈めれるが虎眼流門下のこいつらに正体がばれてしまう……)
坂本「徳川ダンス慶喜エボリューションっ」
西郷「ばっ…ぐf…幕府ぅスランプっ」
坂本「マターデストラクt…あ避けられた」
藤木「………引き上げるぞ」
伊良子「何ッッ!?」ぜー…はぁー…
藤木「これ以上は不利だ」
数馬「待ていッッ顔を見せぬか不届き者めがッッッッ」
伊良子(虎眼先生に何と報告するのだ!?)
藤木(……腹を斬る覚悟を決めろ…」
坂本「ちっ、タ○キンをぶっ潰し損ねたか…」 兵馬「助かった、礼を言うぞ」
西郷「いやあいいんでごわすよw」
数馬「その方、虎眼流の者とな ? さすれば先ほどの者たちは虎眼流とは無関係なのか」
坂本「当たり前でござるよぉw闇討ちなんてダッサイ真似拙者らがする訳ないしww」
兵馬「そうか、虎眼流の者の仕業と疑ってすまなんだ…」
坂本「いいんでござるよ、今度美味しい讃岐うどんみんなで食べようねwそれじゃっ」
船木兄弟「うん、じゃあねー(´∀`)」 西郷「なんとも物騒なひと悶着でござんしたねぇ」ズルズル
坂本「油断してはならんよ西郷、幕府ある所に倒幕ありき、拙者たち幕末志士のある所に
刺客がありき、これからも拙者たちには血の鮮血が染み渡るがぁ無関係の人間にまで犠牲が及ばないよう拙者たちが心掛けるのも
ひとつの信念に然り」モグモグ
西郷「その言葉…w骨身に染み渡るでごわすなぁ」モッチャモッチャ…
坂本「染み渡らせるなら西郷、まずはうどん屋の一杯のダシを口中に染み渡らせるのも
讃岐の風情というものッッw」モグモグ
坂本「これ食べ終わったら倒幕しようね」
西郷「wwwwwwwwwwww」 坂本「一句でき申したッッ」
「
志士の剣、
中山峠で
冴えちゃった…☆
」
西郷「ところで坂本さん」
坂本「うむ」ズルルッ
西郷「さっきの奴ら…どこかで面識とかありませんでしたっけ ? 」
坂本「いや、何を言う西郷? 拙者たちの辞書に闇討ちなどと言うものはないに然りでぇそのような知り合いなど…
西郷「あーまぁ、気のせいっすよねww」
西郷(………気のせいだよな) 牛股「虎眼先生、此度の失態は藤木 伊良子両名の責任のみにあらず…!!何とぞ、何とぞこやつらの命だけはッッ!!」
藤木「………」
伊良子「………」
虎眼「………」
虎眼「いくぅ…」アヘ 牛股「此度のお主らの失態は己の修練の不足と言えよう、己が気を引き締め初心から出直せ」
牛股「良いか…ッッ、…二度目はないぞ、
お主らの臓物が今も腹の中で収まりしは奇跡以外に例える言葉がない」
藤木「………」
伊良子(…なぜだろうか、失態を悔やまない自分がいる、どこかで迷いし拙者の心は
今、とても解放された気分にある)
(…命じるがままに人を殺めずに済んだ、と) 第三景
袈裟咲き瞳は無惨なり、
昆
嶽
神社戦 前編 むーざんむーざん
とーらの かーこいもの
まーしろな いぬ ころころ
いくに か〜しも〜ろたら
あーかいはな さいた
伊良子「…むーざんむーざんか」 坂本「土佐ぁの〜こぉっちのぉ〜桂ぁ馬橋でぇ〜」スタスタ…
西郷「坂もっちゃんよ〜いwwww」
坂・西「wwwwwwww」
坂本「どうした西郷、なんかえらくご機嫌だが」
西郷「いやあ、そうでもないですよww
私今若干テンション低いでごわすからねぇ」
坂本「どうした」 西郷「いく殿のむざんのわらべ唄はご存知ですか? 」
坂本「あぁなんだあの、虎眼殿がその身を預かる妾の女性、いく殿にまつわる恐ろしい唄でござろう? (・ω・)」
坂本「内容はなんでも、いくと関わる男は皆、腹からありとあらゆる臓物をブチまけて
むざんむざんに果てちゃった…☆って内容と聞く」
西郷「唄の内容は恐ろしいでござるが、
いく殿の心情を考えると、何とも言えない気持ちなりますよ」
坂本「確かになぁ…」
坂本「まぁ西郷、せっかく今日の稽古も終わったことだし、ここは湯屋でも寄ってぇ、
心の靄も恨み辛みもぉ全部流してはいかがだろうか…」
西郷「そうでごわすな! 」 ザッ、ザッ、
坂本「おお、そこにおわすお主は…! 」
マリオ侍「イッツミー☆マ〜リオ〜」
坂本「マリちゃーんww
マリちゃん今宵のご様の趣きはどこへ行く気
だい? 」
マリオ「マンマミーア☆」
坂本「マンマミーアでは分からんよwwww」
西郷「まぁ南蛮国の大陸の人ですからね、こればかりはしょうがないですよwwwww」
坂本「マリちゃんこれから拙者たち、銭湯に行くんだがマリちゃんもどうかね? 」
マリオ「ヒアウィゴー☆」
坂・西「ゴー☆wwwwwwww」 \かぽーん…/
坂本「この時代ぃ、湯屋の賑わいは嵐の如く
ひとたび湯に浸かれば頭は他人の股間にぴったしカンカン、尻は誰かの頭に腰掛け、
背と背は軋り、脚は脚と交えてお腹と背中がくっついちゃった☆と聞きまする」
番台「お腰の物を」
坂本「大切に保管してくれよ、おやじ」スッ
西郷「坂本さんいつも刀背中に帯刀してますけど伊賀の者では決してないですよねww」
番台「ああそこの赤いお侍ぇさん、風呂場にキノコなんぞ持ち込んじゃいけねえ、没収ね」
番台「モグモグ…んっ? なんだこのキノコ、
身体がみるみる大きくなって…!? 」モリモリ
ドゴシャアッッ
マリオ「ホワァ〜〜お………」シュン…
坂本「食wうwな…wwww」
西郷「番台さんでかくなりすぎて天井と屋根頭から突き抜けてったwwwwwwwwww」 カポーン…
坂本「おや、そこにおわすお方はいく殿ではないか? 」
西郷「ちわっす、混浴となるといささか照れますねぇww」
いく「…お前さんらは命がいらないのかえ」
マリオ「男女隔たりなく混浴を交える湯屋において、肌を晒した只の女相手にいったい何を畏れよと申すのか」ヤッ、フゥ〜♪
いく「………ッッ」
西郷「えっ、そんな喋り方できるんだ…」
坂本「実写USA版の禿げたおっさんマリオの方ではないよねこの人…?wwwww」 しばらくして
カポーン…
伊良子「あれ? お主ら…」
西郷「あやばい、屁をぶちかましそうww」
坂本「今ここで湯の中にかましたら拙者ガチでぶん殴りますからね」
いく「私も催したかも」
坂本「……………………認めようッッ」
西郷「今の間はwwwww」
いく「冗談でありんす」
3人「wwww」
伊良子「あ、ふぅん…へぇー……」 さらに時しばらくして
研屋町裏長屋
いく「…私は、呪われの身」
いく「添い遂げようと誓った人を2人も死なせてしまいました」
いく「かくの如き忌まわしき私を旦那様は可愛がってくださる」
伊良子「奥方様は七丁念仏なるものをご存知で?」
西郷「あー確か、虎眼流のお家に伝わる妖刀
って言われるほどの代物でしたっけ」
坂本「斬られたものは七丁もの距離を歩いた所で死にぃ、その持ち主もまたお家を滅ぼさんとする災いを背負わされ死へと導かれると聞く…」
伊良子「虎眼先生がそれを手に入れた経緯は
主君の命により生き試しにて妖刀の業前を示せとの事であったと」 伊良子「その折、生き試しの生贄となる者の手綱を引いていたのはいく殿の婚約者」
坂本「生贄の人はあっさり斬られたが後に
七丁ほど歩いたくらいの体感時間にその手綱を引いていた
いく殿の想い人が突如として臓物を撒き散らして死んでしまった」
坂本「ま、要は妖刀の死の間合いの外にいた人間でも恐怖だけで死ぬって演出で妖刀をてにいれた訳だけど」
坂本「ぶっちゃけあれ、虎眼流に伝わる秘剣・流れって言う刀の鍔元から柄尻まで持ち手をスライドさせて剣の間合いを伸ばす技を使った訳で、実際は想い人までも がっつり斬ってたんでござるねぇ〜」 いく「それでは私の許嫁は旦那様が殺めたと…」
坂本「これ以上はガチで殺されるから言えないでござるけど…ww」
伊良子「某の申し上げたき儀はつまるところ
奥方様は只の女」
西郷「そうでごわすよ! いく殿が災いの元だなんて笑止千万でござる! 」
いく「あなた様方…」ジワァ…
坂本「いく様最高っ! 」
伊良子「お美しゅうございますっ! 」
西郷「いく様だーいすきっ! 」
3人「ワーッショイwwwワーッショイwww」 坂本「しかし無惨のわらべ唄、その元凶だと町民に忌み嫌われた いく殿の心境はお察しのもの…」
西郷「さぞかし辛かったでござろう…」
西郷「てかあのわらべ唄かなり悪意込めて怖い感じに歌われてるからアレですけど」
西郷「たぶんこれ、ラップにしたら割とポップな感じになるのでは? 」
坂本「ッwwwwできるのか? これ…ww」
西郷「え いやーだってあの歌詞なかなか韻踏んでませんかww」
伊良子「合いの手とか入れれば親しみやすくなるんじゃないかな」 研屋町の夜景に突如として
まばゆいスポットライトの光が街道を閃光の如く貫いた
キュキュキュドゥワーン!
キュいーキュキュキュイーキュイー ! 坂本「今宵ィ…掛川の研屋町でぇ我ら虎眼流(仮)門下生がぁ…戦慄のミミックを引っさげてぇ…お主らの耳を幸せにしちゃうぜぇ…」
ドゥンwドゥンwドゥンwドゥンww
坂本「メンバー紹介、DJ・TAKAMORIッ」
キュキュキュキュイキーン!
西郷「おいどんのスクラッチさばきに、酔いsりゅ…
酔い…酔いsぃりぇ…
坂本「続いて魂のラップウォーリア、
SEYGENッッ」
伊良子「ぬかるみ長屋のスラムの育ち
貧しそうなヤツは大体みんな友達ィ
武士も夜鷹も関係ねェ、
天下の野望に制限ねェーッッ
SAY、清〜玄ッ☆」(清〜玄! )
坂本「MC坂本がお送りするはァ、
いく殿のむざんのわらべ唄のカスタムチューン、お聴き下さい、虎眼流乃風で
「IKU@♪…えぶりばでぃ聖☆鳳凰」 キュワキャキャキャワキャッ
ドゥーン!ドゥーン!
むーざん…(何その計算?)
むーざん…? (お前頭がプーさん!)
出だしでDISるの辞めろし!(種なし!)
犬も奉行所も呉服の許嫁も!(onッッ)
いくの前では許してたもぉ☆↑(チェケラぁorz)
みんな臓器をブチまけ!(袈裟懸け!)
明日にときめけ(煌めけ、そして)
DISるお前に明日はねぇ!(ぁは〜ん)
すごいよいく殿〜 今は〜くるよ?
やべえ女だ逃げろし(やべぇし!)
だけど俺らは虎子だし!(関係ねぇし!)
赤い袈裟とか知らねえしぃー?(いくぅ〜)
キュイーキュイーキュイキュワボボボッ
SAYッッ西〜郷ッ(西〜郷ッ)
SAYッッ清〜玄ッ(清〜玄ッ)
SO、さぁかぁもぉとぉー?
RYOMAーーーー! ! !
バーーン\(^o^)/ 西郷「ドゥーン、ドゥーンドゥン…
原型どこ行ったwwwwwwwwww」
坂本「えー、作詞作曲DJ薩摩の若旦那で
「糞☆ソング」でしたーww」
西郷「なwwんでwさっきみんなノリノリだったでごわすがぁwww」
坂本「よぉーしww明日からはこのテクノポップを掛川に広めて、いく殿の風評被害を抑えつつ掛川町民をレゲエの虜にしたろうぜwwww」
いく「お前さんたち…」ウルウル…
伊良子「なんか俺ラップで天下取れそうな気がしてきたわ」
3人「wwwwwwwww」
牛股「むーざんむーざん…」ザッ 酒屋
坂本「牛ちゃん、いく殿の家の障子の裏から
覗き見とはぁ…少々、武士としてあるまじきではぁ?」
牛股「お主ら3人、いや…伊良子、特にお主に申し付けるが」
「いく様にはこれ以上近づくのを控えられよ」
西郷「まぁなんだかんだで伊良子どんは実力があって道場の跡目候補に選ばれるくらいですからね、軽卒には動くなと」
牛股「もしもお主らの所業…ぐっ…ぶふっww…さっきのアレもそうだが先生の耳に漏れたら…」
ムアァ… 西郷「うわっ牛股師範の口がクリオネみたいに開いたwww」
坂本「牛ちゃんの口は以前おこになられた虎眼先生にハーフカットされて口裂け女みたいになってるからねぇ〜」
坂本「てかすっごい、牛ちゃん今のもっかいやってよw」キラキラ
西郷「おいどんも もっかい見たいでごわす」ドキドキ
牛股「いや…これ結構無理して頑張ってるからね? だって傷口開いちゃうんだもん…」
ムァァ…
牛股「いたた…」
西郷「無理してまでワチキらをビックリさせようなんて意外と可愛いでごんすなwww」
四人「wwwwwww」 そしてこの夜、掛川の町の酒屋に四人の異形の剣士達による
IKU@♪…えぶりばでぃ聖☆鳳凰のセッションがまたも鳴り響き
町民たちも加わり一夜のワンナイトチョコレイトディスコフィーバーが築かれた
あまりのノリノリな
クラブっぷりに一揆と勘違いした幕府の役人たちとひと騒動起こったこと、そして
突如としてクラブに駆けつけ、熱い持ち歌で役人を巻き込み町民を更にパーリィピーポーへと変貌させた熱気バサラの武勇は
また別の話である
牛股「レゲエ砂浜ビッグウェーブ!www」
西郷「あんたが一番楽しみすぎwwww」
バサラ「俺の歌も聴けぇ!」 坂本「今宵ィ、大晦日も控えし年越しにぃ、
虎眼道場のマジキチレッスンも稽古収めの時期がやって参りましたぁ」BABANッ
西郷「いやーキッツい稽古もこれで見納め、
そろそろ おいどん達もこの道場を離れる時期が来たでごわすねぇ」
坂本「稽古の収めは藤木と伊良子の真剣による無刀取りで年を締めるというもの」
藤木「…」ヒュンっ
伊良子「…っ」ピタァ
西郷「おぉーさすがwきっちり極まりましたなww」
虎眼「……」アヘェ…
坂本「んぉ? ジジイがなんかコッチ来たぞ」
西郷「ジジイ言wwうwなwww」
三重「あぁっ」ガシっずるずる…
虎眼「…」ブンッ
虎眼「種ぇ…」
伊良子「えっ…」
一同「ッッッッ! 」
一同(伊良子がッッ…跡目に選ばれた!?) 藤木「……そんな」
三重「…お父上、それで私にどうせよと…」
虎眼「た、種ぇ…」
三重「え……?」
伊良子「…恐れながら三重様、先生はこの場にて」
伊良子「三重どのと某に男女の契りを結ばれるよう望まれておられるご様子」
西郷「いや、この場ってのはおかしくないすか?武家の娘さんの誇りである貞操をこんな…」
宗像「お主は口を謹め西郷」 三重「……お痛ましゅうございます」
三重「下がらせて頂きま…
牛股「…お戻り遊ばれますよう」
門下生達「……」ザッ
牛股「先生は伊良子清玄を婿になされた」
牛股「全ては虎眼流安泰のため…」
三重「ふ、藤木…」
藤木「………………………」
三重(…父の為なら心を捨てる傀儡たち…)
三重(こんな形で犯されるなら、いっそ死…
西郷「……は、いやちょっと…」
坂本「待たれい!クリ股ちゃんッッ」
西郷「オネっwwwwwww」 牛股「そろそろお前を斬り捨てても構わんか…」ワナワナ
坂本「牛ちゃん並びに道場の皆の衆!
ひとりのぉ乙女心を度外視してまで乱痴気パーティーとはぁ幾分、三重どのが舌切って切腹して果てちゃったらどうすんのさ」
門下生「えー、でもぉ…」
坂本「そこで拙者に提案がありまする」 西郷「ちょwwなんで私が身代わりに皆に押さえつけられるんですかwwwww」
坂本「うるさい西郷!年端もいかないライク ア ヴァージン三重どのにここで乱痴気プレイを無茶ぶりすると言うのはァ男として恥じるべきというものッッ」
西郷「それは分かりますけど私が薄い同人誌みてぇなエッロい体勢で組み敷かれるのと何の関係がwwwwww」
坂本「何事も他者によるこ指南というものが必要」
坂本「ここで西郷ッお主は三重どのの代わりに大人の保健体育の資料になるんだッw」
西郷「てか藤木さん私の腕押さえつける力強すぎww逃がして下さいwwww」
藤木「三重さまの為、ここは一肌脱いでくれ」ミシリ… 坂本「さぁ伊良子ォ、男女の契りとやらをぉ
この野生のナニがしに叩き込んでくだされ!」
伊良子「え?…拙者がやるの?」
坂本「先ほどのマジキチな提案もぉ、元はと言えばお主の提案ッッこりゃやらなきゃダメだべぇww」
西郷「アッーwwww」 坂本「三重さま見て下さい電気アンマはこう!こうすることで殿方の大ッ半は悦ぶと言うもの、これ名付けるに空中爆裂玉金…ッ!」グリグリグリ
西郷「オゥアwww」ガクガク
伊良子「玉から滑るようにこう!玉から滑るようにこう!」ドカッバキッ
西郷「ッッwwww潰れるでごわすwwwww」
三重「え…あの、ええっ…!?」 西郷「アッwwwアッーwwwやばい出るww」
伊良子「西郷ッ!放送コードギリギリのワードを出すなwこれそう言うやましい物語じゃないからww」
西郷「違っwwwww屁がwwww」
坂本「えっ」
西郷「うほっ…」スカァ… 門下生「撤収ーーーッッ道場の全ての扉を開けよーッッ」
門下生「換気を徹底し、逃げろーwww」
門下生「はい撤収撤収ーーww」
門下生「良いお年をwwwwうわくっせえw」
坂本「西郷の屁は芋食ってる分だけ公害レベルに然りでござるからね」
伊良子「道場すっからかんになっちゃったね」
坂本「いやー西郷、空気読まないどころか空気汚染するとか言語道断だからね…」
西郷「やめて私そう言うキャラ付け嫌だからwwwwwwww」
ヒュウゥゥゥ…
牛股「門下生のみんなー…良いお年を〜…」
三重「彼らは…私を助けてくれた…?」
西郷「つかこのくだりいらねぇからwwwwww」 第四景
袈裟咲き瞳は無残なり
昆
嶽
神社戦 後編 酒屋
坂本「そんでねー、壁にハメたり、しゃがみ歩きで難を逃れたけど どこまでもしつこくってさー」
坂本「極めつけが西郷の案で青いペンギンに話しかけることで緑の悪魔を消すと言う手段が裏目にでちゃってまぁご乱心もいいところだよ」
伊良子「はは、好敵手に恵まれていたのだな」
坂本「そんな良いもんじゃないよー、その緑の悪魔 地の底まで拙者達を追っかけてくるんだもんw」
伊良子「面白い武勇伝だ、某も超丸子六拾四と言うもので己の脚を鍛えてみたいな」
坂本「伊良さんの武勇もなかなかのものでござろう?」
伊良子「当たり前だ、俺の剣は今や虎眼流の跡目候補、藤木や牛股の技量、虎眼の涎小豆
すら習得した、最早お前ですら俺に及ばんw」
坂本「もー、あんたお酒が入るとすぐこれなんだからww」 伊良子「その武勇の始まりは1人のみすぼらしい貧民街の小僧が酔った浪人を打ち負かしたことから始まったのだ」
坂本「そういやあんたって貧しい家の出身だったんだっけ、普段は江戸の裕福な染物屋の息子とか言い張ってたけど」
伊良子「野望を持つ者同士のお前に言って損はないだろう?」
坂本「母親の為に天下を勝ち取る、か
伊良さんのお袋殿は梅毒の身…苦労人でござったんだなー」(´-`)うんうん
伊良子「そう、そのお袋を先ほど殺してきた」
坂本「…は?えっ…?何言ってんのアンタ」 伊良子「俺はいずれ藤木を打ち負かし、虎眼流の継承者となるだろう」
伊良子「侍の身分は身内に夜鷹の娼婦がいるのはあり得ないこと…侍となり上り詰めるには、必然なことなのだ…」
坂本「だからってあんたさ…」
伊良子「俺には引き返す道はもうなくなった
故に奪い、勝ち続ける、勝たねばならんのだ」
伊良子「藤木や牛股、虎眼すらも蹴落として
三重と三百石の屋敷を喰らい、それを踏み台にして更なる天下へ登り続けるッ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています