0101login:Penguin
2019/07/19(金) 23:27:36.47ID:9d1wArskhttps://gihyo.jp/admin/clip/01/linux_dt/201907/19
openSUSEプロジェクトのMartin Liskaは7月17日(ドイツ時間),ローリングリリースの
「openSUSE Tumbleweed」においてGCC 9の最適化オプションのひとつであるLTO(Link
Time Optimization,リンク時最適化)をデフォルト実装した最初のスナップショットを
リリースしたことを明らかにした。
GCC LTOは中間表現(GIMPLE)をダンプすることで,リンク時における異なるオブジェクト
ファイル間の最適化を可能にする。このオプションを実装しているLinuxディストリビュー
ションは多くはないが,openSUSEは以前からTubmbleweedでのLTOデフォルト実装を進めて
おり,2019年に入ってからは本格的にテストを重ねてきた。LTOをデフォルトにすることで,
バイナリパッケージは全体で5%ほど縮小され,パフォーマンスの大幅な向上も期待できる
という。
openSUSEでは近いリリースにおいてLTOによるChromiumパッケージ,さらにGCC PGO
(Profile Guided Optimization,プロファイルガイド最適化)によるFirefoxパッケージを
提供する予定だとしている。