物書きとは、繊細かつ上質な味わいを必要とする言葉の料理である。
志賀さんは、物書きを料理と捉えている。それは発酵熟成を必要とするパンのようである。
志賀さんは美味しいパンを焼くように書き、その作品はホッカホカで上質な香ばしさを備えている。
だから、志賀さんにとっては"Baked by"でもあるのだ。
その意味を含ませるためにあえて志賀さんは"maked by"にしているのだ。
だから必ずしも間違いではない。