https://www.nikkansports.com/public_race/kidoairaku/news/201903270000171.html

今年、中央競馬で日本人女性G1初騎乗した藤田菜七子騎手が話題を集めた。
初騎乗だったG1フェブラリーS、騎手の1着賞金は500万円。
これは15年以前のガールズグランプリ優勝賞金と同額にあたる。

昨年、藤田菜七子騎手の総獲得賞金は3億3700万円余。
騎手の取り分は5%で1685万円。これに騎乗手当や奨励金を加えると収得賞金で4000万円を超える。
また女子ボート選手の平均は約1064万円で、女子オート選手は872万円。
男性と一緒に戦う他競技と違うとはいえ、ガールズ選手平均が約639万円なのを考えると、
賞金面で「夢がない」という言葉もわかる気がする。

賞金面をJKA関係者に聞くと「現時点で賞金を上げる話はないが、
将来的にはなくはない。ただ女子だけを上げるということはなさそう」とのこと。

ガールズ誕生後、売り上げ面や広報活動への参加、自転車競技の活躍など、
イメージ面を含めた貢献度と賞金が釣り合わない気がするのは私だけか。

KEIRINグランプリの賞金1億円超えは確かに夢がある。
対してガールズGPは1000万円と10分の1だ。
3倍…いやせめて倍の賞金なら、選手のモチベーションも違うはず。
平均収得賞金も男子A級中位の800万円前後まで上がれば、
若い世代や他のスポーツから転身する組にも魅力ある競技となり、
ガールズの裾野を広げ、ファン拡大に役立つと思う。