AUTOCARアワード2019 ゲームチェンジャー部門 数々のモデルが時代を変革
https://www.autocar.jp/news/2019/06/01/374341/4/

クルマがますます複雑になり、最小限の重量増で、数々の機能を詰め込まなければならなくなっているいま、スズキ・ジムニーは一服の清涼剤ともいえる存在だろう。

オフロード性能に特化したモデルとして、ラダーフレームにタフな四輪駆動システムを組み合わせ、フロント/リアにリジッドアクスル式サスペンションを採用したジムニーは
驚異的なグランドクリアランスと、アプローチ/デパーチャーアングルに加え、ローレシオのギアボックスまで備えており、その重量は1100kgをわずかに超える程度に留まっている。

ある意味、非常にオールドファッションなモデルでもあり、伝統的な手法で創り出されたクルマだが、それこそが、最高のゲームチェンジャーと呼べる理由でもあり
スズキは、この業界全体を巻き込んだトレンドに抗って、ジムニーが持つ精神性を大きく変えることを拒んでいるのだ。
だが、真に驚くべきは、この新型ジムニーへの周囲の熱狂ぶりであり、非常に多くのバックオーダーを抱えたスズキでは、なんとか顧客の要望に応えようと、いま全力で対応を進めている。

https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2019/05/awards-2019-190523_15.jpg