新型タントのエンジンに不満は先ず出ないだろう。
ステアリングに溶け込むスイッチ群。その中でも押しやすい位置に配された「PWR」スイッチをON、それだけだ。
新型高効率エンジン故の低燃費性能、それを犠牲に引き出される真のエンジン性能に、最初は「暴走か⁉︎」と驚愕するだろう。
軽規格を凌駕と錯覚を禁じ得ないパワーそしてあふれ来るトルク。
更に、PWRモード下であっても微細なアクセルワークにキチンと応える足回り。
空力に劣りスライドドア故に鈍重な車体を宿命とするスーパーハイトワゴン。
ライバルがその軛に喘ぐ中、新型タントの加速フィールは別格と言えよう。