柔道の世界選手権第4日は27日、女子63キロ級の田代未来(コマツ)は昨年に続く銅メダルだった。
田代は準々決勝で昨年優勝のクラリス・アグベニェヌ(フランス)に敗戦。敗者復活戦を勝ち、3位決定戦は不戦勝だった。
ティナ・トルステニャク(スロベニア)が初優勝した。

田代未来
「何度も負けている相手に負けてしまったのが悔しい。敗者復活戦に回り、ゼロからスタートという気持ちでやった。
去年の3位より悔しさは重たい。でもこの悔しさが次につながると信じている」

田代、女子63キロ級で昨年に続き銅メダル/柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150827/jud15082722070006-n1.html

3位決定戦の不戦勝で昨年と同じ銅メダルを確保しても、田代に笑顔はなかった。前回女王で世界2位のアグベニューに圧倒された
準々決勝が頭から離れない。「何度も負けている相手にまた負けて悔しい。技術的にアグベニューがまだ上」。何もできなかった
ふがいなさが身にしみた。
まともに組み合えず、2分すぎに大外刈りで技ありを奪われて押さえ込まれた。何とか13秒で逃れたが、相手に有効も加わる。
完敗だった。
昨年の悔しい3位から飛躍を目指し、外国人選手との対戦を意識してきた。「組みに行く瞬間に相手にパワーを伝えられる爆発力を
つける」との課題を徹底し、妥協を排して取り組んできた。それでも、世界の頂点を極めるには何かが足りなかった。

田代、笑顔なき銅=世界柔道
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2015082700933

田代未来 何度も負けている相手にまた負けて悔しい。技術的にアグベニューがまだまだ上。気持ちでぐっと前にいければよかった。
この負けがあったから良かった、と言えるように頑張る。
1年で成長した

銅メダルは最低限
南條充寿・女子監督 田代の銅メダルは最低限。アグベニューには完敗だった。技が足りず、心と体のバランスがマッチしていなかった。
本来の柔道ではなかった。

世界柔道・談話
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2015082700923