最終日の団体戦を行い、男子(勝ち抜き試合)は、国士舘(東京)が大牟田(福岡)を1人残しで下し、2年連続10度目の優勝を飾った。
国士舘はソウル五輪重量級金メダリスト斉藤仁氏の次男・立(たつる=2年)が大将、大牟田は全日本カデ90キロ優勝の森健心(2年)を副将に置く布陣。
森が副将同士で引き分けて姿を消すと、最後は斉藤が相手の1年生大将・石本慎太郎に2分25秒、内股で一本勝ちした。男子最優秀選手には斉藤が選ばれた。
女子(点取り試合)は、富士学苑(山梨)が埼玉栄(埼玉)に2−0で勝ち、悲願の初優勝を飾った。史上初の3連覇を狙った夙川学院(兵庫)は、準決勝で埼玉栄に敗れた。
富士学苑は78キロ強化Cの黒田亜紀(2年)が、左足の負傷をおして技ありを奪い、勝利を決めた。女子最優秀選手には黒田が選ばれた。

男子は国士舘が2年連続10度目V 柔道高校選手権 - 柔道
https://www.nikkansports.com/sports/news/201903210000645.html

1−1で迎えた「大将対決」で17歳の大器が躍動した。斉藤は今月上旬に負傷した左手首の痛みも気にせず、果敢に攻め続けた。試合開始2分25秒、鋭い内股で
相手を押しつぶして一本勝ち。「アドレナリン全開で絶対に勝つという気持ちしかなかった。畳に上がったら痛みは関係ない」と興奮気味に振り返った。
10日の全日本選手権(4月29日、日本武道館)東京都予選では、最年少で本戦の出場権を得ると、手首の悪化を懸念して準々決勝を棄権。その後の稽古は
乱取りすら出来ない状態だったが「団体3冠」の目標を達成するために強行出場した。1カ月後には初の全日本選手権が迫る。「今日の結果を弾みにして
優勝を狙うだけ。全身全霊で本番に挑みたい」と決意を示した。

斉藤仁氏次男の国士舘・斉藤立が強行出場でV決める - 柔道
https://www.nikkansports.com/sports/news/201903210001028.html

柔道の全国高校選手権最終日は21日、東京・日本武道館で団体戦が行われ、5人制勝ち抜き戦で争う男子は国士舘(東京)が決勝で大牟田(福岡)を1人残しで下し、
2年連続10度目の頂点に立った。
国士舘は五輪王者の故斉藤仁氏の次男で、2年の斉藤立が1−1からの大将対決で得意の内股を決め、一本勝ちした。昨年に続き、大将を務めて優勝を
決め「最高の状態で仲間がつないでくれた。みんなで勝てたことがむちゃくちゃうれしい」と喜んだ。
3選手による点取り戦の女子は富士学苑(山梨)が決勝で埼玉栄を2−0で破り、初優勝を果たした。

国士舘、連覇で10度目V 全国高校柔道選手権最終日
https://www.sanspo.com/sports/news/20190321/jud19032119540001-n1.html

柔道の全国高校選手権最終日は21日、東京・日本武道館で男女の団体戦が行われ、体重無差別で5人勝ち抜き方式の男子は、国士舘(東京)が
2年連続10度目の制覇を遂げた。体重別3人による得点制の女子は、富士学苑(山梨)が初優勝。
国士舘は大牟田(福岡)との決勝が大将同士の対戦にもつれ、斉藤立が石本慎太郎に一本勝ちした。斉藤の父は1984年ロサンゼルス、88年ソウル両
五輪男子95キロ超級金メダルの故斉藤仁氏。
富士学苑は決勝で埼玉栄(埼玉)に2−0で快勝。先鋒(せんぽう)の藤城心と大将の黒田亜紀が勝った。
最優秀選手には男子が斉藤、女子は黒田が選ばれた。

国士舘、2年連続10度目V=女子は富士学苑初優勝−全国高校柔道
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032100681

国士舘の優勝を決めたのは今年も斉藤だった。昨年の決勝では後がない状況から2人を破り、今回は大将同士の決戦で一本勝ち。「最高の状態でつなげてくれた。
個人戦で勝つよりうれしい」。体格で劣る相手に組み手を警戒されたが、2分25秒、豪快な内股でひっくり返した。
左手首などを痛めており、満足な稽古を積めず今大会を迎えた。各試合に大将でエントリーしたが、仲間が自分に回さず勝ち上がってくれたのが心に染みた。
満を持して登場した決勝。「よっしゃ。絶対取ってやる」。気合がみなぎっていた。
来月は体重無差別で争う全日本選手権に臨む。「失うものは何もない。全力でぶつかっていく」と力強かった。

国士舘の斉藤、今年も優勝決める=全国高校柔道
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032100731