柔道のグランドスラム(GS)パリ大会最終日は10日、男女計7階級が行われ、女子78キロ超級で優勝が期待された素根は、不運に泣いて3位だった。
アゼルバイジャン選手との準決勝序盤。隣で試合中の男子選手が勢い余って倒れ込み、右膝に直撃した。痛みで力が入りにくくなって相手の投げに耐え切れず、
払い巻き込みで一本負けした。
最重量級では小柄な162センチ。組み手争いで劣勢になる場面が目立つ。代表争いで世界女王の朝比奈(パーク24)を追う18歳の成長株は「(審判員からの)
印象が悪く、指導が取られやすい」と課題を痛感した。

素根、不運に泣き3位 倒れ込んできた男子選手が右膝に直撃…/柔道
https://www.sanspo.com/sports/news/20190211/jud19021119230005-n1.html

柔道のグランドスラム(GS)パリ大会最終日は10日、男女計7階級が行われ、男子100キロ級で元世界王者のウルフ・アロン(了徳寺学園職)は決勝で、世界選手権2年連続2位で
世界ランキング1位のバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)に優勢で敗れた。
男子100キロ級で22歳のウルフは、決勝で強敵のリパルテリアニに屈した。昨年1月に左膝を手術した影響で、2連覇を狙った昨年の世界選手権では表彰台を逃すなど
復活は道半ば。「今の実力。ぎりぎりの勝負をものにできないのは、まだまだ駄目なところ」と冷静に現状を分析した。
残り30秒あまりで「不用意に密着した」ところに内股を食らった。昨年11月の大阪大会に続くGS制覇は逃したが「徐々に僕自身の柔道を取り戻している」との実感もある。
「本番は世界選手権なので、そこに向けて課題が見つかったとプラスに考える」と切り替えは早かった。

ウルフ、復活は道半ばも「徐々に僕自身の柔道を取り戻している」
https://www.sanspo.com/sports/news/20190211/jud19021118490004-n1.html

柔道のグランドスラム(GS)パリ大会最終日は10日、男女計7階級が行われ、男子100キロ超級で23歳の影浦は準々決勝でリオデジャネイロ五輪銅メダルのサソン(イスラエル)に完敗した後、敗者
復活戦と3位決定戦を勝ち抜いて表彰台を死守した。
昨年の世界選手権に出場した原沢、小川(明大)を追う3番手は「持ち味のスピードに外国選手が対応してきている」と警戒心を強める。身長179センチと最重量級では
上背がなく「体を補う技術、体力、スピードを強化して代表争いで抜けられるように頑張りたい」と発奮していた。

影浦は表彰台を死守「スピードに外国選手が対応してきている」/柔道
https://www.sanspo.com/sports/news/20190211/jud19021120140006-n1.html