柔道の世界選手権女子78キロ超級で優勝した素根輝(環太平洋大)=福岡県久留米市出身=が3日、同市スポーツ大賞を受賞した。元競輪選手の中野浩一氏が
1986年に受賞して以来、33年ぶり2人目。同市内で表彰式に臨んだ素根は「素晴らしい賞をいただきうれしい。最終的には東京五輪に出て金メダルを取れるよう頑張りたい」と
決意を新たにした。
2000年生まれの素根は中野氏について詳しく知らなかったが、自転車世界選手権男子スプリントで10連覇したと聞き「(五輪と世界選手権を合わせて9連覇した
男子100キロ超級の)リネールもすごいけど、10連覇だなんてすごい」と仰天。「勝ち続けた先にそういうのがあるのかもしれないけど、まずは一つ一つ」と24日の
グランドスラム(GS)大阪大会での初優勝を目指して気を引き締めた。素根が同大会で優勝し、全日本柔道連盟強化委員会で出席者の3分の2以上の賛成を
得れば東京五輪代表に決まる。 

素根に久留米市スポーツ大賞 競輪・中野氏以来33年ぶり2人目
https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/556622/

新天地の48キロ級で角田が異次元の強さを見せつけた。全4試合をオール一本勝ち。世界ジュニア選手権優勝の古賀若菜(福岡・南筑高)を腕ひしぎ十字固めで破るなど
「角田ワールド」全開での圧勝劇だ。
「不安だった。負けたら引退しなくちゃいけないんじゃないかとも思った。これで48キロ級でやっていける」。表彰台の頂上では安堵(あんど)の笑みがこぼれた。
主戦場としてきた52キロ級では、世界選手権を2連覇中の阿部詩(日体大)と2017年世界女王の志々目愛(了徳寺大職)の分厚い壁に阻まれ、3番手の立場をどうしても抜け
出せなかった。
転機は五輪会場の東京・日本武道館で行われた今夏の世界選手権だ。スタンドで観戦し「後になって『食らい付いたらよかったのに』と思いたくない」と五輪の可能性が
広がる48キロ級への挑戦を決断。もともと52キロ級では減量がほとんどなく、スムーズに階級を下げられた。
48キロ級には世界選手権2位の渡名喜風南(パーク24)や、渡名喜が決勝で2年続けて敗れているビロディド(ウクライナ)がいる。「52キロ級ではパワー系でやってきた。
その強みを生かしたい」。五輪まで1年を切った段階での異例の階級チェンジが、五輪金メダルとりへの奇跡の一手となるか。

関節技にともえ投げ…角田ワールド全開の講道館杯制覇「これでやっていける」 女子48キロで東京五輪にチャレンジ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191104-00010005-chuspo-spo