JR東北719系

1987年国鉄が分割民営化しJRになった。
地域の分割は(史実と違い)北海道、東北、関東、東海、関西、中国、四国、九州、貨物
の9社に分割された。JR東北のイメージカラーは紫、JR中国のイメージカラーは黄色。

JR東北とJR関東の境界は、
村上〜間島、坂町〜越後大島、喜多方〜山都、小出〜藪神
黒磯〜高久、常陸大子〜下野宮、平〜赤井、平〜草野、に境界が設けられた。
東北新幹線はJR東北、上越新幹線はJR関東が受け持ち、上野〜大宮は共同使用とされた。

JR東北は早速、仙台地区の輸送改善に着手し、新型交流電車719系を1989年に投入した。
外観は211系を基本としながらも扉間窓は大型3枚にした。
最高運転速度は120km/hとし、台車はヨーダンパ付きのDT50、TR235を採用。
主電動機はMT61で定格出力は150KW、歯車比は5.19、制御装置はサイリスタ位相制御を採用。
パンタグラフは下枠交差型を採用。客室は蛍光灯にグローブが付き
座席は転換クロスシートを採用し、扉間は5列配置とした。
編成は4両1編成で仙台電車区に配置した。

719系はまず高速バスと競合する快速「仙山」に投入、次いで仙台〜福島間快速「シティラビット」
快速「ばんだい」に投入。さらには仙台〜盛岡間に快速「くりこま」を復活させ持ち前の俊足さで
存在感をアピールし、かつ新幹線との遠近分離にも貢献した。

現在は仙台地区は後継のT721系に譲り秋田に転属されローカル輸送を担って走り続けている。