【聖剣姫フィソステギア】
SRPGStudio製ゲームの中ではかなり初期に制作された一本。
初期のゲームらしくグラフィックはほぼRTP。UIは作者のオリジナル。
キャラ絵は全て自作だが、その絵柄は癖が強く、ここで人を選別するかもしれない。
シナリオ短いが王道を辿る感じで破綻は無く、すんなりと入っていける。その分意外性は薄い。
キャラはそれなりに立っていて、遊んでいくうちに愛着も湧いてくる…と思う。絵もそのうち慣れる。
時々入るベタなギャグは懐かしさと恥ずかしさを感じさせてくれて、いい感じのアクセントになっている。

システムは基本的にはFEライクだが三すくみをジャンケンで表現してあって分かりやすい。
一部のキャラの成長が良く、ドーピングも可能で後半は三すくみの影響は薄くなりがちで無双も可能。
クラスチェンジはレベルが一定になると自動でやってくれるなどストレスフリーなゲームを目指してるんだろうと思われる。
難易度は低めでゲーム自体短いのでサクッと王道SRPGで遊びたい人にオススメ。

なんというか中高生の頃に作った妄想ノートを思い起こさせてくれる作品。
これは悪い意味では決してなく、こういうノリやセンスを大人になっても保ち続けていることに対する憧憬かもしれない。