>>318続いた
○絵本悠遠物語の奇妙な点について
予言書として見てもただの創作物として見ても腑に落ちない点がある
絵本のみを見た場合の考察であり、本編との比較作業はまだ行わない

5章
神の子はまた旅に出る
次に辿り着いた国の王様は言った
その大陸を渡すのだ、楽園の地は私達の物だ

ひとつめ
5章のみ韻を崩してまで「辿り着いた場」の説明を行っていない
3章と同じ場だからとしてもいくらでも書きようはある、なんならフレーズを言い換えてもいい
また、頭を空っぽにしてただの創作物として見た場合、わざわざ場を重複させる必要性はみじんもない、不自然ですらある
ふたつめ
これまでは「街で会った○○は言った」という形で統一
「初登場人物」と「出会った場」はセットで語られていた
しかし王様とお姫様に限りどこで出会ったのか記述されていない
みっつめ
「旅に出る」と「旅をする」
2章の「旅に出た」、34章の「旅をする」は言葉本来の意味から見て何ら問題はない
しかし5章は本来の意味から見ても34章の流れから見ても「旅をする」が正しいのではないか
逆に「旅に出る」という表現が間違いではないならば?

以上から推測される可能性を提示する
・3章と5章は同じ国ではない
・4章と5章の間には添削された章がある
・王様とお姫様には5章よりも前に出会っている
・神の子は一度大陸に戻っている(移動手段としてではなく)
・5章前後には原作者によるなんらかの作為がある
・5章前後には改訂者によるなんらかの作為がある(結末部分は当然として)