結局WRC戦略車種として過給機付き2リッターターボは多数出てきたんだけど、
その区分は、少なくともR32GT-R出現以降においてはFIAルールそのままだと
サーキットレースに使うには全く有利なことは無い
(おそらくはほぼGr.Nの基準に沿ってると思われるN1のクラス分けでも、
例えばS13シルビアのターボ仕様はほとんど使われた例が無い)。

車種バリエーションが多いから使えたら盛り上がるとかいうところで
何らか特別ルールを作って対応するか、他国でそうなってたように
「GT-Rがあまりに特殊過ぎる車だからハンデを噛ませる」とかいう話にならなかったから
オーバーオールクラスがGT-Rワンメイクになって「日産ファン以外にはつまらない」
って状況はあったかもしれない。

「GT-Rの方を重くする」は4WD割増以外の理由をつけると不当だって話になるとしても、
ラリー系Gr.Aの方は500台エボリューションの枠ではないので
「通常の5000台/2500台で公認取ってる車両は軽減重量使えるルール」とかいう手は使えるし。

これだとGT-Rだってニスモダクト無しの標準車で出るならもちろんそれでも良いけど、
物理的にそれ以上軽くならない限界値ってもんはあるからそこでバランスが取れる。

無論日産もこっちのルール使いたいならパルサーGTI-R使う自由だってあるし。