ちょうど競技公認のベースになる
所謂ホモロゲ―ションスペシャル(5000台とか2500台の方)だったり
エボリューションモデル(元々の意味合いでいうと500台の方)ってのが
日本だと普通の人が頑張って買えちゃうし、実際に買っちゃうってくらいに
自動車自体について盛り上がる対象だったから
「実際に乗ってるとか身近にある」っていう車が実際競技で走ってるって面も親近感の理由だったと。

欧州だと、例えば90年代に入ると「イタリア本国では幅の広いデルタなんて滅多に見かけない」
なんて言われてたというくらいだから、流石にそこまでお手頃じゃなかったにしても
フォード・シエラRSコスワース(5000台限定で出た最初のやつ)は
2週間で予約枠が埋まったなんていわれてたから、
高価なりには(現地価格は忘れたけど日本で並行輸入だと500万円くらい)
規定の台数捌くのに困らないくらい、その手の車を欲しがる愛好家は居たって背景はあるんだと。

もちろん「あれはエンジンとか足回りとかが別物の高性能バージョン」っては分かってても
ベース車の方乗ってる人だって、高性能モデルがレースで活躍してて悪い気はしないし。
そりゃRSターボがレースで速ければR30の1800TI乗ってるおじさんおばさんだって嬉しいのと一緒。