ついでにいえば「元々ベース車に積んでるエンジンじゃなきゃ駄目レベル」
(Gr.AとかNとか、日本だとS耐とか)のプロダクションレースの場合じゃなければ
水とか油の通路も、元々ある分だけで足りなければ後加工で広げるのは出来るけど
最初っからブチ抜けてるところを塞ぐことについては制約が出るし。

金型の形状替えでやる場合は公認変更が要るんで、歪むの覚悟で金属加工するか
ポロッて崩落されたら重大なトラブルになるの覚悟でシール材的なもので埋めるかしかない。
サイドポートのロータリーをブリッジやペリにする時に樹脂で埋めた例があるってほど。

だから昔の「無駄に肉厚」とか「当時は加工技術の関係でココを開口出来なかった」とか系は
製造・加工技術が向上した時代に「あえて当時の金型で最先端の品質管理で作り直して魔改造する」
という場合には意外と不利にはならない。

逆にF3のエンジンとかが昔は量産ブロックだったのが、今はレース専用を使うのが認められるようになったのは
今時の軽量設計の量産市販車用エンジンがそういう用途に耐えられないくらいまでマージン切り詰めてるからだし。