霧島マナ3rd
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
本編にはでてこないけど
初代鋼鉄とか碇しんじ育成計画とかに登場する人を応援しよ
あかんて!!!!!!!!!!!!!!
やめときて!!!!!!!!!!!!!!11111
前スレ 霧島マナ2nd
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/eva/1316920515/ あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
URECCOでお願いしますて!!!!!!!!!!!!!!!!1111 新劇場版のラストででるって噂が俺だけにながれてるんだがどうなんだろ あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!1111zzz…zz…z… 職場でUCCのエヴァ缶コーヒー飲んでる人いた
マナたん絵柄も出すよう要望しよ あかんて!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!1111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
やめときて!!!!!!!!!!!11111 あかんて!!1
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!!1111 っかんて!!!!!!!!!!!!!!111111
っめときて!!!!!!!!!!!!!!!11111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11
やめときて!!!!!!!!!!!!!!111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!111111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!11111111111 会社のゴミ箱あさってジョージアのポイントシール集めよ あかんて111111111111111!!!!!!!!!!!
やめときて!!!!!!!!!!!!11 あかんて!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!!111111 あかんて!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!111 今日も3時間残業疲れた
明日から10連休だから遊ぼ っかて!!!!!!!!!!!!!!111」」
っめときて!!!!!!!!!!!!!!!!!111 あっかりーんて!!!!!!!!!!!!1111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!1111 あかんて!!!!!!!!!!!!!11111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!11111 霧島マナと山岸マユミって今何してるんだろうな・・
ていうか「山岸」とかいう料亭みたいな名前の戦艦あったけ? >>69
ttp://www.yamagishimayumi.com/others/whoaremayumi.html >>70
戦艦じゃなくて村上龍作品由来だったのか・・ ttp://egs.saloon.jp/up03/img/eva1409.jpg あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!11111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!1111111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111 やめと着て!!!!!!!!!!!!!!!!11111
あるいて!!!!!!111 分かりました
新幹線にしました
激混みで座れないので補償してください 新幹線遅れたから特急券分戻ってくるみたいだから払い戻しに行こ あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111
きをつけてかえらな!!!!!!!!!!!!!!!!!!111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
たべときて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111111 エヴァの糞ビッチ便器の糞波レイ@綾波レイアンチwiki
http://www60.atwiki.jp/bennkikusonamirei/
黒豚はトンスル臭いから犯す気になれず、貞エヴァのアスカに醜い嫉妬した老け顔便器をひきずってきたw
貞エヴァ便器に唾をはきかけて顔面を破壊するまで殴打…
と思ったが元々ブスだし腫れ上がった顔じゃ抜けないから犯したあと顔面潰すわ
黒豚より人間ぽいな
顔以外を男を殴る要領で殴がったらすぐ泣いたよ
恐怖に震えだしたw
碇くん!とか言い出したからあとでペンチで舌抜こう
服を破り、胸に歯形から血が滲む強さで噛みついたから痛がるだけw
俺「泣いても容赦しねーよクズビッチw公衆便所女が。バケモンのくせに泣くなよ。地球壊したゴミビッチが」
乳首を噛み千切らんばかりに歯を立てると貞エヴァ便器が痛がってヒ―ッと泣く
痛みをこらえる様子が面白いw
俺「いつもこういうことやってんだろ、おい、ブス」
胸をわざと力を入れて揉みしだき、便器は激痛に体をくねらせ胸には痣がいくつもできる
便器「ううっ、ああっ」
俺(・・・にしても本当にブスだな泣いていても全く同情できねえww)
俺「うるせえよ。次声出したらその度にボコってやる」
だが池沼ゆえ理解が遅いのか便器は間髪いれずうめき声を上げ、俺は力いっぱい拳を右目に叩き込む
便器「ああああっ!!!」
俺「声出したらやるっつったよな?」
便器が顔を歪めて叫び、みるみるうちに右目の周りが内出血する。俺は続けて胸と腹にパンチをお見舞いする あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!1111111 あかんて!
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!11111 ダイソーで買った7個100円のカイロ全然あったかくならないからクレーム入れよ あかんて!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!!!1111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!111 海物語 with 霧島マナ だしてくれるようにビスティに要望書だそ 霧島マナin沖縄出すように要望しよ
マナたんの水着姿いっぱいのやつ akannte,yametokite.Rio-chan ni sitokite. 明日から夜勤だから夜更かしして碇シンジ育成計画読も 碇シンジ育成計画のラストは霧島マナと駆け落ちエンドでお願いします アンチマナスレたてればあたかもマナが人気あるよ名自演できるから
たててみよ あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!111
やめときて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111 あかんて!!!!!!!!!!!zzz
やめときて!!!!!!!!!zzz あかんて!!!!!!!!!!!11111
やめときて!!!!!!!!!!!!1111 今日も2時間半残業疲れた
明日休みだからエロサイト見よ パチンコ負けたんで明日からカップラーメンしか食べません 最近この子を知った者なんだが、
今までアニメというものに強い関心は無かったし、虹嫁とか言ってる連中の神経も理解できなかったのだが、
俺はどうやらあっという間にこの子に心を奪われてしまったらしい、どうしたらいいのだろうか…
ポスターとかってどこかで売ってるんでしょうか・・ 5千円はないですねぇ
調べたらメモリアルブックというものがあるんですね
手始めにそれを買ってみます あかんて!!!!!!!!!!!!!1111
捕まるて!!!!!!!!!!!!!11111 あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
やめといたげって!!!!!!!!!!!!!!!11111 雪かきで腰痛めたから明日休んで鋼鉄のガールフレンドしてよ あかんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11
寝ときて!!!!!!!!!!!!!!!!!1111 マナたんがノースリーブが似合うアニメキャラ部門で聖帝サウザーさんをおさえて
20年連続一位になりましたおめでとうございます 総理までこのスレでカキコミしてるとは
国家総力をあげてマナを有名にしてくれ ドラコレでまなという人に秘宝奪われた
友達申請しよ マナってやきもちアスカ喚起道具キャラにしかなってないな・・・ 昨日のフィギュアスケート見てからマナたんフィギュア買いに行こ ヤフオクでマナたんグッズに入札してる人いるからスナイプしてやろ マナのフィギア買うか
ドラえもんで出てきたオシシ仮面のフィギア買うか迷っている 『育成』では、マナはもう半年くらい出てきてないなあ。
ま、一時は2年くらい出てこなかった事もあったけど。(サバゲー回で超久しぶりに登場した時は、震えるほど嬉しかった) 紗倉まなが霧島マナにみえてきた
是非実写では出てほしい
特にバスタオル姿の場面とか エレメンタルジェレイドのこの子
↓
ttp://kodama3.skr.jp/cg/050515a.png
がマナにしか見えない
生い立ちも性格も立ち位置も マナたん同人誌探してます
送料込み50円で売ってください 霧島マナの日記の管理人の家にピンポンダッシュしに行こ 霧島は金剛型4番艦として、 三菱造船長崎造船所で建造され このスレにマナたん抽プレテレカ千円で落札した人いるハズ マナと思いでマーニーの杏奈が似ている
と俺のなかで話題に 金曜ロードショーのエヴァ祭にマナがでてないかじっくり見よう ヤフオクのマナたんグッズの出品変わり映えしないなあ
もっと出品してくれ! マナもなにかとコラボしてほしい
エヴァンゲリオンというアニメとか マナがいつか本編に出てパイロットになると信じている 日記帳
かき氷シロップ100円になってたのでたくさん買いましたo(^-^)o ジャグラーガールズで1万5千円勝ちましたo(^-^)o わんわん物語の下に出てくるキャラが全部マナに見える ファミ通責任編集 『Mana…… 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド メモリアルブック』 (1998年6月17日初版発行) 読も マナたんグッズ全品100円で出品しよ
送料は全国一律1万円
同梱不可 碇シンジ育成計画も終りそうだし
霧島マナって名前はもう公式ででてこないんかな腹立ったが ↑腹立ったが
が何故か予測変換で押しちまったw
腹立ってないよ マナたんファンのオフ会開催します
今度の日曜日にガンダムカフェに集合です
会費は3万円です 漫画の碇シンジ育成計画終わったら完全に消えちゃうな… 俺にとって最高の二次元女なんだけど、なんでマナたんは人気がないの? エヴァパチ打ったことないけどマナたん出てたら打ちまくるのに。 ヤフオクでマナたんグッズに入札してる人いるから邪魔しよ 俺にとって理想の女はマナだ!
美しい二重のタレ目に蠱惑的で儚い女
アスカみたいなキーキー喚くだけの感情まる出しのバカ女や綾波とかいう人間味ゼロの奴なんかなんにも良くない 心配しなくてもシンが終わったら鋼鉄のガールフレンド劇場版を作るから安心しろ トライデントだっけ?あれがパトレイバーで言うヘルダイバー的なポジションならマナ達もレギュラー化できたろうに マナはおそらく戦自で上官に無理やり処女を奪われていると思う
特別訓練だとか懲罰とか適当な名目でね ヤフオクでマナたんグッズの出品少し増えてるな
入札しようかな 新エヴァスロにマナたん出てないからメーカーに苦情入れよ CR霧島マナの日常
CR霧島マナの冒険
CR霧島マナの憂鬱
近日発売! コミケに、霧島マナ関連はあったのかや?
霧島マナにバキュームフェラしてもらうにはどうにたらいいですか? CRエヴァンゲリオン 霧島マナver
マナ役物のバスタオルが脱げたら激熱 面白いという話だったので
でも1巻貸し出し中だったのでまだ借りてない
マナたんグッズ検索しよ 現在、エヴァンゲリオン新劇場版シンの制作を中断して鋼鉄のガールフレンド劇場版を絶賛制作中 制作したとしてもどうせマナがいない鋼鉄2の劇場版だよw 鋼鉄のガールフレンド劇場版2はマナがぽかぽか言い出します マナたんがノースリーブが似合うアニメキャラ部門で聖帝サウザーさんをおさえて
21年連続一位になりましたおめでとうございます ここの住人は気合いが入ってるからないものをあるように見る技術がある いつのまにパチカスの巣窟になってしまったんや
マナへの愛はいずこへ マナたんグッズの出品変わり映えしないな
誰か出品しる! 新劇終わったら鋼鉄のガールフレンドでスピンオフシリーズ始めるからそれで満足しろ >>423
アスカやレイやカヲルは発売されているよな 碇シンジ育成計画の後がまに霧島マナ(オッパイ)育成計画連載してくれんかなぁ 碇シンじ育成計画の最終話に出れて良かった
もう名実ともにヱヴァの作品にはでないんだろうな
ちょっと悲しい ヱヴァには出たことないが次はシン・「エ」ヴァなんだよね 戦自上官「懲罰だ、脱げ」
マナ「……はい」
上官「ふむ、実にけしからん」
上官「少女の身にありながらこうも胸が膨らんでいるとは……」
上官「肢体の肉つきもしっかりしすぎている」
上官「いかん、軍属でありながらこの身体はふしだらすぎるっ!」オシリペチーン!
マナ「ううっ……」
上官「コラッ!姿勢を崩すな!」
上官「ふん――どうせその身体で隊の男共を誘惑しているのだろう?」
マナ「わ、わたし……そんなことは……」
上官「黙れ!反抗は許されんぞ!」
上官「もういい、こうなったら私直々に貴様の身体を調査する!」
上官「もし身体のどこかに淫らな要素があれば厳罰を下す!覚悟しろ!」
マナ「…………」
マナみたいな娘は絶対こういう目にあってるだろうな
シンジになんのためらいもなく色仕掛けできるのも性的なことに羞恥を抱くような精神ではない
すなわち戦自内であれこれされてきたってことだ http://p2.ms/oxjz4
昔この絵柄のマナたんテレカ3万円近くで落札したことある マナたんファンのオフ会開催します
参加希望者は今度の土曜日に新宿歌舞伎町の覗き部屋マドンナの前に10時集合です マナたんスレここだけになったから新たに立てようかな マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして マナはエヴァ本編に今からでも出すべき
隠されたパイロットという設定にして 人気なくなったエヴァパチにマナたん出すべき
マナたん登場で確変確定で マナたんがノースリーブが似合うアニメキャラ部門で聖帝サウザーさんをおさえて
22年連続一位になりましたおめでとうございます マナたんファンはエヴァの再ブームが来なければ減る一方だろうな
マナたんの存在自体知らない人の方が圧倒的大多数だろうし サターン版のメガネヒロインのスレなくなっちゃったんだよなぁ >>569
マナたん本一冊1万円、マナたんフィギュア一体5万円、マナたん下敷き5千円、マナたんポストカード2万円です 以前読んだマナたん登場のエロ小説見つからない
マナ派、レイ派、アスカ派とかの記載あるやつなんだけど マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして 人いないのでお気に入りから消します
もう書き込みしません
さようなら 雪で函館で降ろされて電車で4時間近くかけて札幌行ったから用事すませて他はどこも行けなかった
腹いせにマナ日記荒らそ >>609
「鋼鉄のチンコ」に見えてしまった・・・ https://goo.gl/tMU1RU
これはショック。。
本当だったらイヤだな。。 アスカ「なんで…なんで非常事態宣言が発令されないのよ!
ほんとこの国ってトロいんだから!
敵は?新手の使徒?
もお!ミサトもシンジもどこほっつき歩いてんのよ」
シンジ「僕はいるよ!」
アスカ「!」
シンジ「ごめん。あの、その…頭隠して尻隠さず‥なんてね」
アスカ「Vielen Dank!」
シンジ「…っ!」 アスカ「Guten Morgen!」
シンジ「中に入るとお巡りさんに叱られるよ」
アスカ「Der Wurfel ist gefallen.
こんなに明確な物理的な証拠がありながら、謎の移動物体とは、
この国の治安はどうなっているのでしょうか!」
レイ「遅刻するから先行く」
アスカ「こら優等生!どこ行くのよ」
シンジ「アスカも早く!行くよ!」
アスカ「ちょっと待ちなさい、シンジってば!」 アスカ「ジャンケンして負けた人が、次の電柱まで荷物持ちね」
シンジ「えー?やだよぉ」
シンジ・アスカ「ジャンケン!ジャンケン!ジャンケン!ポーン」
アスカ「I'm Number one!」
シンジ「ずるいよ、僕がジャンケンに弱いの知っていてさぁ」
アスカ「あー、楽・チン・ポンだ」
シンジ「もうアスカと一緒に登校しない!」 アスカ「今日、転校生が来るらしいよ。
こんな物騒なところに引っ越してくるなんてよっぽどの物好きねぇ」
シンジ「僕らには関係ないよ」
アスカ「恐いんでしょ!あんた。友達つくるの下手だもんねぇ」
シンジ「別に…」 ケンスケ「よおシンジ、昨日の夜の爆発事件見たか?感動もんだったよなぁ!」 ヒカリ「起立!礼!着席!」
マナ「きりしま…マナです。よろしくお願いします」
トウジ「よろしゅう!」
クラスメイト「はははははは」
老教師「はい、よろしく。霧島さんの席は…碇君の横の席へ座って下さい」
マナ「いかりくん…ね?」
シンジ「え?」
マナ「かわいい♪」
シンジ「…」
マナ「よろしくね、碇くん」
アスカ「むー!」 マナ「担任の先生が優しそうな人で、私、安心しちゃった」
シンジ「…」
マナ「よかったら、碇くんの下の名前、おしえて」
シンジ「……シンジ…碇シンジ」
マナ「シンジくんね♪」
シンジ「…」
マナ「本日わたくし霧島マナはシンジくんのために午前6時に起きてこの制服を着てまいりました。
どう?似合うかしら♪」
シンジ「うん…」
マナ「ねえ、この学校って屋上出られるの?」
シンジ「まあ…」
マナ「私、シンジくんといっしょに眺めたいな」
シンジ「え…」
アスカ「女の子なら誰でもいいって感じね」
シンジ「なに?アスカ、なんか用?」
アスカ「来たそうそうファーストネームで呼ばれるなんて、幼なじみかしら?」
シンジ「たまたま話が合っただけだよ」
マナ「シンジ君、屋上に行こう」
シンジ「うん」
アスカ「むー!」 マナ「綺麗ねぇ」
シンジ「第三新東京市、別名『使徒』専用迎撃要塞都市って呼ばれてるんだ」
マナ「ちがう」
シンジ「え?」
マナ「山よ」
シンジ「山?」
マナ「ビルの向こうの山、緑が残ってる」
シンジ「…風景なんてゆっくり見たこと無かったよ。引っ越して、辛いことばっかりだったから」
マナ「シンジくん、エヴァのパイロットだもんね…」
シンジ「知ってるの?」
マナ「ほめてくれる?」
シンジ「え…、そ、そうだね」
マナ「私ね、自分が生き残った人間なのに、何にもできないのが悔しい。羨ましいのよ、シンジくんが…」
シンジ「そう…」
マナ「みて」
シンジ「このペンダントは?」
マナ「私がシンジくんに付けてあげるの」
シンジ「え、あ、その…」
マナ「動かないで。くすぐったいけど、我慢してね…ハイ、付いたわ」
シンジ「ありがとう…」
アスカ「シンジ!」
シンジ「また来た」
アスカ「ネルフ本部に行くのよ!」
シンジ「え、もう?」
アスカ「霧島さん」
マナ「あ、はい…」
アスカ「失礼ですけれど、アタシ達、大事な仕事が御座いますの」
シンジ「アスカさぁ、外で待っいてよ」
アスカ「邪魔して悪うござんしたねぇ。あかんべー!」
シンジ「あかんべ…」 アスカ「デレデレしちゃってさー。いーわよねー、もてる人は。
一人で歌ばっか聞いてないで、人の話、聞きなさいよね!」
シンジ「あ!僕のウォークマン!」
アスカ「こんなもん!」
シンジ「ああああ!僕の内田有紀が!」
アスカ「ふん!あの霧島って娘も嫌らしいわね。来たそうそう男にちょっかい出してさ」
マナ「こんにちは」
アスカ「…」
シンジ「霧島さん」
マナ「来ちゃった」
シンジ「だって授業は?」
マナ「学校退屈なんだもん。私もネルフへ連れてって」 アスカ「お先に」
マナ「入ろう?」
シンジ「霧島さん、ダメなんだ。ここはIDカードがないと入れないから」
マナ「こうすれば、通れるんじゃない?これで一人分でしょ」
シンジ「でもネルフの人以外は…」
マナ「シンジくんやさしい」 シンジ「僕が終わるまで、ここを出ちゃダメだよ」
マナ「うん」
シンジ「あ…あの…着替えるからあっち向いていてくれないかな」
マナ「平気」
シンジ「僕は…困るよ」
マナ「わかった。ハイ、むこう向いたよ。肌、白いね」
シンジ「見ないでよ!」
マナ「シンジくんブリーフ派だ」
シンジ「やめてよ」
マナ「かっこいい!」
シンジ「あ、そうかな」 マヤ「シミュレーションプラグ、マギの制御下に入りました」
リツコ「おかしいわ」
ミサト「リツコ、どうしたの?」
リツコ「シンジ君のシンクロ率だけが上昇しない。データが採れないわ」
ミサト「シンジ君、居眠りしてない?」
シンジ「ちゃんと起きてます」
アスカ「あの子のこと想像してるんでしょ?いやらしい」
シンジ「ちがうってば」
アスカ「愛は人類を救うってか?」
ミサト「アスカ、私語を慎みなさい。今は大事なテストなんだから」
アスカ「所詮、シンジはアタシに勝てるような相手じゃないもんね」
シンジ「言い過ぎだよ、アスカ」
アスカ「ねえ、ジャンケンしようか」
シンジ「はぁ?」
アスカ「ジャンケンに勝ったら新型のWウォークマン、買ってあげる」
シンジ「え!ホント?」
アスカ「いくわよ。ジャンケン」
シンジ「待ってよ、今はダメだってば!」
アスカ「ちょっとだけ。テストの一環だと思えば」
シンジ「え〜?」
マヤ「模擬体の様子が変です」
リツコ「バグかしら。急激にシンクロ率が上昇してる」
ミサト「やる気が出たんじゃない?」
アスカ「ジャン!・ケン!」
シンジ「ポーン!」
リツコ「アラーム、止めて!」
マヤ「はい」
ミサト「あのバカが…」
リツコ「今のデータ、削除して」
マヤ「はい、でもいいんでしょうか、貴重なデータですが」
リツコ「消しなさい!」
マヤ「はい」 リツコ「エヴァは遊びじゃないのよ!使徒が出て来て、攻撃に失敗したら、それで全部おしまいじゃない!
シンジ君、聞いてる?」
シンジ「・・・はい」
ミサト「いいんじゃない、たまには気晴らしもさ」
リツコ「あなたいい加減な人ね!」
ミサト「シンジ君は機械の部品じゃないんだから!」
リツコ「シンジ君の体のことは私が一番よく知っています!」
シンジ「リツコさん・・・」
ミサト「ちょっと、シンちゃんはうちのご飯食べて成長しているし、風呂だって私と同じお湯に浸かってんだからね」
シンジ「ミサトさん・・・」
リツコ「碇司令が聞いたらどんなに悲しむかしら」
ミサト「喜ばせてあげたいのね」
リツコ「義務です!」
シンジ「リツコさん!すみませんでした・・・」
アスカ「ふん!」
リツコ「今日の実験は中止にします。各自コンディションを整えておいて下さい」
ミサト「アスカ、レイ、シンジくん、今日はゆっくり休息して。夜更かしは禁止よ」 ミサト「碇司令」
シンジ「父さん」
ゲンドウ「実験はどうした。休めとはいってないはずだ」
リツコ「サードチルドレンのトラブルで中止にしました」
ミサト「リツコ!」
リツコ「事実です!」
アスカ「原因はシンジの恋わずらいよ」
一同「こいわずらい?」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「・・・はい」
ゲンドウ「エヴァの操縦が不服ならば、出ていけ。目障りだ」 シンジ「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!ちくしょうー!」 シンジ「霧島さん?霧島さん!・・・どこいっちゃったのかな?
霧島さん、帰っちゃったんだ」 アスカ「こんな食事ばっかじゃ食物センイとか、
ベータカロチンとか、カルシウムとか、ちっともとれないんじゃなーい?」
シンジ「じゃあアスカが作れば、キャベツのおひたしとか、
カボチャのクリームスープとか、イワシのつみれとかさ」
アスカ「アタシに作れるわけないでしょ・・・」
シンジ「それじゃお嫁にいけないよ」
アスカ「もらってくれますぅ」
シンジ「誰が?」
アスカ「アスカinバージンロードクイーズ!アタシの未来のお婿さんは?
一ばん、加持リョウジさ〜ん。ニばん、青葉シゲルさ〜ん、三ばん、碇シンジく〜ん」
シンジ「加持さんだって言いたいんでしょ」
アスカ「ぶー!」
シンジ「え!なんで?」
アスカ「いいのよ・・・」
シンジ「なにが?」
アスカ「その・・・冗談よ。笑いなさいよ」
シンジ「笑えないよ」
アスカ「はい、残念賞。はい」
シンジ「?」
アスカ「受け取って」
シンジ「僕に?」
アスカ「開けてみて」
シンジ「・・・いいの?」
アスカ「どう?アタシが一番でしょ?」
シンジ「ありがとう、大事にするよ」
アスカ「高かったんだからね。それから、あの霧島マナって転校生のこと、忘れなさいよ」
シンジ「え、なんで?」 ミサト「ただいまー。あ、いい匂い」
アスカ「おかえんなさい」
シンジ「お帰りなさい。今、ミサトさんの分も作ります」
ミサト「いいのいいの、さっき帰りがけに食べてきたから」
加持「よお、元気?」
アスカ「加持さ〜ん♪」
シンジ「食事って、加持さんとデートだったんですね」
アスカ「むー!」
ミサト「そんなんじゃないって」
加持「二人とも、今日、派手に暴れたらしいじゃないか」
アスカ「加持さん、ぶつかったのはシンジの手で、アタシのじゃないの」
シンジ「ジャンケンしようっていったのアスカじゃないか」
アスカ「あんた黙ってて!」
ミサト「しかし、あんなに怒ったリツコ、久しぶりだったなぁ」
加持「ま、次から気を付ければいいさ」
アスカ「アタシは悪くない・・・」
シンジ「アスカ?」 ミサト「シンジ君」
シンジ「ミサトさん、どうしたんですか?」
ミサト「ちょっと、お買い物。その子はお友達?」
マナ「初めまして、霧島マナといいます」
ミサト「初めまして、私は葛城ミサトっていうの。よろしくねん♪」
シンジ「僕はミサトさんちに同居させてもらっているんだ」
ミサト「良かったら遊びにおいでよ♪」
マナ「はい」
加持「お待ちどう」
シンジ「加持さん」
ミサト「そんなに買い込んでどうする気?」
加持「司令部のみんなが喰うだろう」
ミサト「コンピュータにポテトチップでも入ったら、どうするのよ」
加持「コンピュータだって腹は空くさ。よお、シンジ君、かわいい子じゃないか」
マナ「初めまして」
ミサト「だめよこんな男と話したら。中2にまで手をだして!ほら行くわよ!」
加持「なんだよ挨拶くらい、名前もきいてないぞ」
ミサト「急いでるんだから!」 マヤ「テストお疲れさま。自動販売機?やーね、シンジ君。男子ロッカールームの手前じゃないの」
ミサト「シンジ君!びっくりした。ジュース?私はビールがいいわね。じゃね♪」
加持「彼女から貰ったペンダントだね」
シンジ「誰から聞いたんですか?」
加持「30年も男やってれば、聞かなくても判るさ」
シンジ「霧島マナちゃん、ていうんです。まだ転校してきたばかりで。僕に優しくしてくれるんです」
加持「マナ?」
シンジ「知ってるんですか?」
加持「や、すまん、覚え違いだ」
シンジ「教えて下さい、これを貰って、僕は、どうしたらいいのか」
加持「その子が好きか」
シンジ「なんか、いいなって・・・」
加持「シンジ君、その子と一緒になりたいと思うなら、まず、彼女が何を望んでいるのか、良く見るんだ」
シンジ「見る・・・」
加持「そして、もし告白するつもりなら、すぐに返事を迫ってはいけないよ。
彼女にだって考える時間が必要だから」
シンジ「時間が必要・・・」
加持「とにかく自分から行動する」
シンジ「行動する・・・」
加持「これで、うまく行かないときは、まあ、諦めるしかないなぁ」
シンジ「なんか、勇気が湧いてきました」
加持「お互い頑張ろうぜ」 シンジ「おはようございます」
ミサト・アスカ「ぎゃーああああ!」
ミサト「あんたちょっと来なさい!」
シンジ「ミサトさん、あ!」
(ゴボゴボゴボゴボ) マナ「へー、シンジくん、料理じょうず」
シンジ「いつも家で作ってるからね。そっちも手伝おうか?」
マナ「ううん、いい。自分でやらないと上達しないもんね」
シンジ「手助けが欲しかったら何でもいってよ。霧島さんのためだったら、がんばるから」
マナ「そう?実は・・・エヴァのこと教えて欲しいの」
シンジ「エヴァのこと?」
トウジ「ようシンジ、霧島とえろう仲ええやんか」
シンジ「トウジ」
トウジ「そういうんは、どんどんやれ。アスカがやきもち妬いて、ええ気味や。
痛いな!こんぼけ!」
アスカ「誰のお陰で地球の平和が守られてると思ってんのよ!」
トウジ「シンジを盗られてくやしんやろが!」
アスカ「アタシがこんなガキに興味があると思ってんの?!」
シンジ「ガキって、アスカだって同い年じゃないか!」
アスカ「あんたもエヴァのパイロットなんだから、女とデレデレするの禁止」
シンジ「禁止って」
トウジ「そやシンジ!AもBもCも禁止じゃあ!」
アスカ「もっとも、キスぐらいはしてるでしょうけれど」
マナ「やめて下さい!私そんなんじゃありません」
アスカ「じゃあ、なんでいつもシンジにベタベタなのよ!」
クラスメイト「ひゅーひゅー」
マナ「私、帰る!」
シンジ「霧島さん!怒ってる・・・」
アスカ「トウジのせいだからね!」
トウジ「ったく、なんや」 シンジ「アスカの言うこと気にしなくていいよ。
実験と訓練続きでイライラして怒りっぽいんだから」
マナ「実験?」
シンジ「エヴァって言うのは、人が乗って操縦するんだけれど、
それは、こう自分の手足がそのまま、くっついているようなそういう調整の実験なんだ」
マナ「操縦桿とかペダルとかはないの?」
シンジ「心で『歩け』って念じると、エヴァも歩き出す仕組みだから」
マナ「それで実験って、どこまで進んでるの?」
シンジ「こんな事に興味あるんだ」
マナ「シンジくんの事は何でも知りたいのよ。誰?」
ケンスケ「シンジ、エヴァの秘密は人に話しちゃいけないんじゃないか?」
シンジ「ケンスケ・・・」
ケンスケ「霧島さんも教室に戻っておいでよ。仲間外れにするつもりないから」
マナ「いいんです」
シンジ「そうだよ、別に、無理に溶け込む必要は」
ケンスケ「シンジなぁ」
アスカ「シンジ」
シンジ「だいたいアスカがいけないんじゃないか!」
アスカ「うちに帰ったら話があるの、それだけ。ケンスケ、行こう」
ケンスケ「うん・・・」
シンジ「霧島さん、気にすることないよ」
マナ「シンジくん、アスカさんと同じ家なんだ」
シンジ「え・・・」 シンジ「アスカとは部屋も別だし、同居はミサトさんが決めたことなんだ。
パイロット同士は呼吸が合わないといけないからって」
マナ「私、シンジくんといると、迷惑なのかもしれない」
シンジ「そんな、誰と一緒に居ようと自由だよ」
マナ「自由か・・・自由っていいね」 マナ「・・・私、アスカさんのこと気にしてないから」
シンジ「急にどうしたの?」
マナ「パイロット同士は仲良くしないといけないんだもんね」
シンジ「やだなぁ」
マナ「シンジくんはアスカさんのところへ帰るんだから。けじめつけなきゃ・・・
私の自由もここまでかな・・・」
シンジ「・・・」 アスカ「霧島マナはスパイよ!」
シンジ「そんなのウソだ!」
ミサト「霧島さんって、シンちゃんの『コレ』でしょ?」
シンジ「まだ彼女と決まったわけでは・・・」
ミサト「転校生なんだってね」
アスカ「そこよ。あの謎の移動物体の暴れた翌日、転校して来た。
何か満たされないシンジに『私を貴方の女にしてぇ』とか何とか言って接触。
エヴァ初号機のパイロットであるシンジから、
エヴァの操縦に関する情報を、執拗に聞き出そうとしたのよ」
シンジ「ちがう!」
ミサト「面白そうね、今度うちに連れてきなさいよ。おねえさんがみてあげるわ」
シンジ「僕はそんなつもりじゃ・・・」
ミサト「シンちゃん、テレてんの♪」
アスカ「甘い!あの女に絶対防衛線を突破された日こそ、地球最後の日となるのよ!」
シンジ「アスカなんて・・・嫌いだ・・・」
アスカ「・・・」
レイ「碇君。アスカはあなたのことがとても心配なのよ」
シンジ「僕の?」
アスカ「誰が!心配するもんですか!イーだ!」
シンジ「・・・」
ミサト「シンジ君、霧島さんのこと、信じているのね」
シンジ「はい・・・」
ミサト「シンジ君の判断に委ねましょう。私達の任務は人を疑うことじゃないわ。
何が大切なのか、自分で良く考えて行動するのよ」
シンジ「行動する・・・」 シンジ「行動するったって、アスカが邪魔するに決まってるんだ・・・
でもウォークマンを弁償してくれたりして、いいところはあるんだよな。
本当に心配してくれてるのかな・・・綾波はどう思う?」
レイ「知らない・・・」
シンジ「冷たいね・・・」
レイ「あなた、大事なこと忘れている」
シンジ「何が?」
レイ「あなたのお父さんから課せられた、任務を遂行する義務」
シンジ「父さん?」 ゲンドウ「どうしたシンジ。操縦を続けろ」
シンジ「嫌だ!」
ゲンドウ「ならば、帰れ」
シンジ「父さんが僕と話すときは、いつも命令だもんな・・・
エヴァのパイロット。碇シンジの心のトラブルなんて、関係ないんだ。
あんな父さんでも、母さんとの青春時代があったんだもんなぁ」
ゲンドウ「シンジ、命令だ。エヴァに乗れ」
シンジ「父さんにだって出来たんだから、僕だって・・・」 トウジ「なんやシンジ。駅の自動改札の黒い扉みたいに急に出てきやがって。アホちゃうかぁ。
はは〜んさては女ボケやなぁ」 マナ「芦ノ湖って、意外と大きいんだね」
シンジ「四方を山で囲われた、全長6キロの自然湖なんだ」
マナ「湖、見たいな」
シンジ「バスで20分くらいだよ」
マナ「ひとりで行ってもね・・・」
シンジ「僕、湖、好きなんだ」
マナ「こんどの日曜日の天気ね、晴れなんだって」
シンジ「日曜日には、お出かけとかしたいよね」
マナ「私もお出かけとか・・・しようかな」
シンジ「いっしょに出かける?」
マナ「ホント!うれしい!」
シンジ「じゃあ、バスの時間とか待ち合わせ場所とか僕が調べておくから」
マナ「私は二人分のお弁当作って持ってくるね」
シンジ「やった!」
レイ「碇君、ネルフ本部から呼び出しがかかってるわ」
シンジ「僕に?」
マナ「・・・」 ミサト「謎の移動物体は湖の中に逃げ込んでいるらしいわ」
シンジ「潜りますか?」
ミサト「その必要はないわ。ここから先は日本政府の管轄になるから。
私達ネルフとは無関係になるの」
シンジ「判りました。あれ?霧島さんだ。ついてきちゃったのかなぁ。お出かけの楽しみが減っちゃうよな」
マコト「スパイですよ!ミサトさん!」
シンジ「えー!」
ミサト「状況を報告して」
マコト「上空一万メートルに偵察機がいます」
ミサト「ゆっくりしてられないわね。シンジ君、ご苦労様、帰るわよ」
シンジ「・・・はい」 ミサト「ねえ、シンちゃん、彼女とうまくやってる?」
シンジ「・・・アスカが言うように、霧島さんが本当にスパイだとしたら、
僕は彼女に逢わないほうがいいんですよね・・・」
ミサト「なーんだ、ガッカリだなぁ」
シンジ「だって・・・ネルフってそういうところじゃないんですか?!」
ミサト「・・・霧島さんのこと好き?」
シンジ「・・・好きかもしれないです」
ミサト「それなら信じるしかないでしょ?」
シンジ「・・・」 ミサト「私、ちょっち寄るところあるから」
シンジ「本屋へいって、そのあとバスで帰ります」
ミサト「シンちゃん」
シンジ「はい・・・」
ミサト「私はシンちゃんの味方だから」
シンジ「ミサトさん?・・・」
ミサト「じゃ」 シンジ「霧島さんが・・・男の子と話している・・・」 シンジ「そんな。やっぱり僕に愛想をつかして新しい子と、
ちがう。もしかしたら前からつきあっていた彼氏かも・・・
でも、それじゃ僕は・・・」 シンジ「そっか、兄妹かもしれないな。でも、わざわざこんな時間に逢うなんて・・・」
加持「よお、お目当ての雑誌は見つかったかい?」
シンジ「加持さん」
リツコ「こうやって見ると、普通の中学二年生だって実感できるわね」
シンジ「リツコさん、この間はすみませんでした」
リツコ「いいのよ」 加持「日曜日、芦ノ湖でデートか」
リツコ「素敵じゃない」
シンジ「でも・・・霧島さんが喜ぶかどうか・・・」
加持「シンジ君、そんな堅くなるなよ。たかがデートなんだから。
ほら丁度芦ノ湖の地図もあるし、作戦を立てようじゃないか」
シンジ「芦ノ湖と反対側だから、温泉街は一番最後にしよう。
お店もいっぱいあるし、タオルも持っていこうかな・・・」
リツコ「もうこんな時間。帰ってもう一仕事しなきゃ」
加持「シンジ君、デートにOKしてくれた彼女の気持ち大切にしてやるんだぞ」
シンジ「はい」 マナ「もしもし、霧島ですが」
シンジ「碇です」
マナ「シンジくん?」
シンジ「今度の日曜日に行く所、考えたんだけれど」
マナ「聞かせて」
シンジ「初めに駒ケ岳へ登ってから、海賊船で芦ノ湖一周。
最後に湯本温泉街で、ウィンドウショッピングしようよ。もしもし、聞いてる?」
マナ「うれしい」
シンジ「待ち合わせは、第三新東京駅の銀の鈴で午前10時。いいかな?」
マナ「うん、楽しみに待ってる。これは二人だけの秘密だからね」
シンジ「・・・うん、わかったよ。じゃ、また明日学校で」
マナ「お休みなさい、シンジくん」
アスカ「すっかり、プレイボーイね。全国1000万人のシンジファン号泣ってかんじかしら」
シンジ「そんなんじゃ、ないって」
アスカ「キスの練習、してあげようか?」
シンジ「え・・・」
ミサト「たっだいま」
シンジ「おかえりなさい」
アスカ「お休みなさい」
ミサト「おやすみ」 ミサト「お腹すいちゃった。シンちゃん、デート決まったんだって?」
シンジ「えぇ・・・」
ミサト「おめでと」
シンジ「はぃ・・・」
ミサト「もしもし、葛城ですが。日向君?わかった・・・今すぐ行く。
シンちゃん、コンビニの弁当あげるわ。ちょっとネルフに行ってくるから」
シンジ「行ってらっしゃい」 シンジ「自分だけ、女の子とデートなんかして、それどころじゃないような気もする。
加持さんも言ってたじゃないか。霧島さんの気持ちを大切にしなくちゃ。
ミサトさんだって応援してくれている。しっかり自分の意志を持つんだ」 シンジ「今日はいよいよデートだ。
頭は夕べ洗ったし、ハンカチもちり紙も持ったし、
霧島さんからもらったペンダントも付けたし、なんか、緊張するなぁ。
そうだ、最後に温泉入るかもしれないから、タオルを持っていこう」
ペンペン(温泉行く・・・)
シンジ「ペンペン!」
ペンペン(温泉行く!)
シンジ「朝御飯はミサトさんに作ってもらってよ」
ペンペン(温泉ー!温泉ー!温泉ー!)
シンジ「えー困ったなぁ」 マナ「シンジくん、おはよう。待った?」
シンジ「ううん、今来たところ」
マナ「じゃ、行きましょうか」
シンジ「うん」
ペンペン(早く行こうよ)
マナ「きゃ♪かわいい。なんていう子?」
シンジ「温泉ペンギンのペンペン」
ペンペン(温泉!温泉!)
マナ「ペンペン、かわいい」
ペンペン(デレデレ)
シンジ「・・・」 シンジ「湖、きれいだね」
マナ「ねえ、マナってよんで」
シンジ「え。なんか・・・恥ずかしいよ・・・」
マナ「呼ばないと、お弁当おあずけね」
シンジ「そういうの僕のキャラクターじゃないし」
マナ「あっそ、じゃ、お弁当持って帰ろうっかな」
シンジ「まってよ、心の準備するから」
マナ「ハイ」
シンジ「・・・マナ」
マナ「なあに、シンジくん」
シンジ「(いやぁ♪ポリポリ)・・・マナ」
マナ「シンジ・・・」
シンジ「マナ・・・」
マナ「好きよ、シンジ・・・」
ペンペン(弁当俺にも喰わせろ)
シンジ「ペンペンのこと忘れてた」
マナ「ペンペン、かわいい」
ペンペン(デレデレ) ペンペン(温泉だ温泉だワーイワーイ!)
シンジ「多分、ペンペンは温泉に浸かる気でいるんだと思うよ」
マナ「ペンギンなのに、温泉が好きなのね」
トウジ「なんや、シンジか」
ケンスケ「霧島さんも一緒?」
マナ「ええ」
トウジ「シンジ、彼女をこんな所に連れ出して、すみにおけんやっちゃなあ」
シンジ「そんなんじゃないよ」
ペンペン(温泉!温泉!)
ケンスケ「トウジ、邪魔しちゃ悪いよ。行こう」
トウジ「しゃーないな、じゃ!」
シンジ「帰ろうか?」
マナ「もう少し居よう」
シンジ「いいの?」
マナ「ね?」
シンジ「うん」 マナ「私のあげたペンダントね」
シンジ「うん・・・」
マナ「シンジくんの手、堅いね。パイロットの手だね」
シンジ「マナのは、柔らかい」
マナ「今日は楽しかった」
シンジ「(マナは、スパイなんかじゃない)」 マコト「戦自の司令部と直接確認中」
シゲル「放射線と有害物質の確認を至急お願いします」
マヤ「甲は自らの重量で岩を踏み崩し、バランスを失い花崗岩に激突」
ミサト「謎の移動物体は新型の人型兵器だと思われます。
高速で移動中に崖を踏み崩し、そのまま岩盤に激突したもようです」
冬月「生存者は、いるのか?」
ミサト「胴体の中央に人の入れるハッチのようなものがありますが」
冬月「許可は取ってある。ハッチの中を調べてくれないか」
ミサト「ハイ、そうします」
ゲンドウ「くだらん、あんなものに付き合ってる暇は無いはずだ」
冬月「無視するわけにいかないだろう。すぐ終わるさ」
ゲンドウ「シンジ。シンジはいるか?」
シンジ「はい」
ゲンドウ「待機の必要はなくなった。実験棟のほうへ行き、テストの続きをしろ」
シンジ「でもミサトさん、いや、葛城三佐の指示を聞かないと」
ゲンドウ「命令だ」
シンジ「・・・はい」
シンジ「父さんはいつも勝手だ」 シンジ「おはようございます・・・」
リツコ「デートの方どうだった?」
シンジ「とっても楽しかったです」
リツコ「人生最良の時ね」
シンジ「リツコさんはいつもこの部屋に、一人きりなんですか?」
リツコ「いつの間にかねぇ。考えているときって、他人は邪魔でしかないから」
シンジ「頭がいいんですね」
リツコ「頭がいいって言うのは誉め言葉にならないのよ。知ってた?」
シンジ「あ、すいません・・・」
リツコ「さてと・・・」
シンジ「リツコさん、実験の方は?」
リツコ「予定変更よ。すぐ出かけるから。あの人型兵器の中からパイロットが収容されたの」
シンジ「パイロット?」
リツコ「シンジくんと同じ中学生位の男の子ですって」
シンジ「僕と同じ中学生」
リツコ「とっても楽しみ。いってくるわね、彼女によろしく」
シンジ「・・・リツコさんって、時々もの凄く恐い気がする」 シンジ「パイロットを収容したって、リツコさんは言っていたけれど」
アスカ「その収容先が聞いて驚き、戦略自衛隊病院なのよ」
シンジ「ネルフの中央病院じゃないんだ・・・え?でもリツコさんが見てくるって」
アスカ「あったまくるわね、もう!アタシだってネルフの一員なんだから秘密を教えてくれたっていいじゃない?」
シンジ「秘密」 シンジ「彼があの移動物体騒ぎの犯人?」
アスカ「多分そうよ。多数の精密なミサイル、100ミリはある機関砲。
ものが掴めるような手もついてるわ。私達ネルフの敵ね」
シンジ「敵?ネルフを襲う理由がわからないよ」
アスカ「バカね、エヴァの存在に決まってるでしょ」
シンジ「なんで?」
アスカ「エヴァはそうなのよ」
シンジ「何がそうなの?」
アスカ「アタシがそうっていったらそうなの」
シンジ「ほんとは知らないんだぁ」
アスカ「その少年がエヴァを潰そうとしたって、ただそれだけのことよ!」
マナ「そんなはずありません!」
シンジ「マナ!どうしてここへ?」
マナ「そこに横たわってる人は私の友達です」
アスカ「ハハ〜ン、ナルホド。霧島さんはそれが目的でシンジに近づいたってわけね。
アタシたちを罠に陥れるつもりなんだ」
シンジ「え?」
マナ「私はただお見舞いに来ただけです」
シンジ「あんたがお見舞いに来たその少年は、エヴァ潰しの犯人よ。いったいどういう関係?」
マナ「それは・・・」
アスカ「シンジも馬鹿よ。転校してきた女の子がいきなりデートに誘われるわけないじゃない」
シンジ「・・・・そうだったの?」
マナ「違います」
アスカ「馬鹿シンジ!殺されて知らないからね。アタシ帰る」
マナ「シンジくんは、私のこと信じてくれるよね」
シンジ「とにかくここにいるのはまずいよ。誰かに見張られていたら犯人扱いされるから」 シンジ「彼があの移動物体騒ぎの犯人?」
アスカ「多分そうよ。多数の精密なミサイル、100ミリはある機関砲。
ものが掴めるような手もついてるわ。私達ネルフの敵ね」
シンジ「敵?ネルフを襲う理由がわからないよ」
アスカ「バカね、エヴァの存在に決まってるでしょ」
シンジ「なんで?」
アスカ「エヴァはそうなのよ」
シンジ「何がそうなの?」
アスカ「アタシがそうっていったらそうなの」
シンジ「ほんとは知らないんだぁ」
アスカ「その少年がエヴァを潰そうとしたって、ただそれだけのことよ!」
マナ「そんなはずありません!」
シンジ「マナ!どうしてここへ?」
マナ「そこに横たわってる人は私の友達です」
アスカ「ハハ〜ン、ナルホド。霧島さんはそれが目的でシンジに近づいたってわけね。
アタシたちを罠に陥れるつもりなんだ」
シンジ「え?」
マナ「私はただお見舞いに来ただけです」
アスカ「あんたがお見舞いに来たその少年は、エヴァ潰しの犯人よ。いったいどういう関係?」
マナ「それは・・・」
アスカ「シンジも馬鹿よ。転校してきた女の子がいきなりデートに誘われるわけないじゃない」
シンジ「・・・・そうだったの?」
マナ「違います」
アスカ「馬鹿シンジ!殺されて知らないからね。アタシ帰る」
マナ「シンジくんは、私のこと信じてくれるよね」
シンジ「とにかくここにいるのはまずいよ。誰かに見張られていたら犯人扱いされるから」 シンジ「彼は誰?」
マナ「ともだち・・・」
シンジ「僕以外に、男の友達いたんだ」
マナ「名前はケイタ、前の学校の同級生」
シンジ「説明なんていいよ・・・」
マナ「・・・どうしてそういうこというの?」
シンジ「マナの彼氏のことなんか、知りたくない」
マナ「ケイタはただの友達だから、シンジが考えているようなことは無いのよ」
シンジ「・・・」
マナ「誰!」
加持「いい雰囲気のところ、邪魔しちゃったかな?」
シンジ「加持さん」
加持「脅かせて悪かった。ロボット騒ぎの少年の件でちょっと呼ばれたんだ。
相手が人間の作ったロボットだけに厄介なんでね」
シンジ「少年がマナの友達なんです」
加持「そうか、状況は不利だな」
マナ「ごめんなさい」
シンジ「マナ」
マナ「みんな、私のせいかもしれない・・・」
シンジ「ねえ!どういうこと?」
加持「落ち着いて、これから俺の言うことを良く聞くんだ。
まず、俺にはこれ以上なにも話すな。次に早くこの病院から出るんだ。
後は普段どおりに生活してればいい。ただし君はもう病院へ来ては駄目だぞ」
マナ「・・・はい」
加持「シンジ君、彼女を守ってやれよ」
シンジ「でも」
加持「何も言うな、早く彼女を外へ」 シンジ「マナの秘密、知りたい」
マナ「シンジくんには関係ない」
シンジ「関係なくはないと思うけれど・・・」
マナ「知っちゃいけないのよ・・・」
シンジ「なんで」
マナ「シンジくんがそれを知れば、私達はもう二度と逢えなくなる」
シンジ「誰にも話さないって約束する」
マナ「・・・」
シンジ「わかったよ。もう聞かない。マナには、マナの秘密があるもんね」
マナ「勝手な女の子でごめんね・・・」
シンジ「・・・」 シンジ「僕が秘密を知らなければ、それで済むんだ。
でも、もしその秘密がネルフやエヴァにとって重大なことだったら、それは・・・
ミサトさんや・・・アスカや・・・レイ・・・リツコさん・・・みんなを裏切ることになるんだ」
マコト「シンジ君が一生懸命やっていると、僕たちも頑張らなくちゃと思うよ」
シゲル「ネルフが活気づいたのも、シンジ君のおかげだもんな」
マヤ「シンジ君、偉いわ。がんばってね」
冬月「シンジ君、君のお父さんは、君が来てくれたことを誇りにしているよ」
シンジ「父さん?」
ゲンドウ「シンジ。シンジか。くだらんことで電話をするな」
シンジ「父さんには僕の気持ちは判らないよ。かあさんなら・・・」 ミサト「手応えは?」
レイ「ありません」
ミサト「ロボットは二機目撃されていて、うち一機は見つかったけれどね」
シンジ「もう一機は芦ノ湖の中ですか?」
ミサト「そのはずなんだけれど、餌が悪いのかしら」
シンジ「ロボットの事件とネルフとは関係が無いのになぜ調査するんですか?」
ミサト「女の意地よ。碇司令は何か隠しているわ。だからじらすの。本当のこと知りたいじゃない」
シンジ「ミサトさんも仲間外れですか」
ミサト「・・・きついなぁ。あら?電話。はい葛城ですが」 ミサト「碇司令。これはどういうことですか?」
ゲンドウ「二人とも座ってくれ」
リツコ「葛城三佐。貴女が保護者の代わりを務めているんでしょ。しっかりしなさいよ」
ミサト「だから、どういうことでシンジ君は呼ばれたのか聞いてるんじゃないですか!」
アスカ「アタシが霧島さんのこと、報告したのよ。あの子、スパイだもの」
シンジ「アスカ!」
アスカ「なによ!」
リツコ「二人とも落ち着いて。シンジ君、その霧島さんって女の子からなにか受け取ったものはない?
たとえば身につけるようなもの」
シンジ「・・・」
アスカ「ペンダントよ」
シンジ「やだ」
ゲンドウ「出すんだ、シンジ」
シンジ「父さんにどんな権利があって、そんなこと言うんだ!」
リツコ「シンジ君!言葉を慎みなさい!あなたはネルフのみんなを裏切ろうとしてるわ」
シンジ「リツコさん・・・彼女のこと喜んでくれたじゃないですか」
リツコ「ペンダントを出して。それを調べればその子の疑いは晴れるから」
ミサト「シンジ君・・・」
シンジ「判りました」
ゲンドウ「分析のほうを急げ、時間などかける必要はないからな」 シンジ「ミサトさん。僕は恥ずかしいです・・・
父さんの前で何もできず、遊んでいるみたいに思われて・・・」
ミサト「大丈夫。シンジ君はよくやったわ。自分を責めなくていいのよ。
また霧島さんに逢いに行けばいいじゃない」 アスカ「アタシのこと嫌いになったでしょ。もっと嫌いになっていいのよ。
でもね、アタシは負けない。絶対誰にも負けない。負けられないのよ!」 トウジ「霧島とアスカ、休みなんやなぁ」
シンジ「まあね・・・」
トウジ「アスカはともかくとして、霧島がおれへんと寂しいやろ、なあ」
シンジ「ほっといてよ」
ケンスケ「しかしシンジはいいよなぁ、あんなかわいい彼女が出来てさ。
家に帰れば美人のミサトがいるし、誇り高きエヴァのパイロットだし」
トウジ「あームシャクシャする!シンジを調子に乗らせてどこがおもしろいっちゅうんじゃ!
なあ、シンジ。図書室でえらいエッチな図鑑、見つかった話や。
丸だしっちゅう噂やけど、いっしょに見にいかへん?」
シンジ「僕はいいよ」
トウジ「まさか、もう見たちゅうんやないやろな。
そうか、彼女に土下座して見せてくれぇ、とかいうて!もーーーー!ほんまにぃぃぃ!ワシもみたいわぁ!」
シンジ「・・・」
ケンスケ「トウジやめよう。ほんとに元気がないみたいだから」
トウジ「励ましたっろうちゅう、熱い友情がわからんのんか」
ケンスケ「そっとしておこうぜ」
トウジ「しゃーない、二人で行こか」 シンジ「すみません・・・」
マスター「はい!なんでしょう」
シンジ「水ください・・・」
マスター「はい!ただいまお持ちします!」
マスター「はい!いらっしゃいませ!」
ミサト「シンジ君、今日のランチおいしい?」
シンジ「ミサトさん、なんでここがわかったんですか?」
ミサト「シンジ君のことは、なーんでもわかるのよん」
シンジ「霧島さんのペンダント」
ミサト「正真正銘、普通のペンダントだって。
良かったじゃない、これで彼女が無実だってこと証明されたんだから」
シンジ「でも、僕がマナと付き合っているの、誰も歓迎してないんでしょ」
ミサト「シンちゃんったらもう♪ラブラブ♪なんちゃってね。マスター、ビールとシーフードピザ!」
マスター「はい!」
ミサト「ねえ、明日、彼女をうちに連れてきなさいよ。仕事を早く切り上げて、私が夕食の用意をするから」
シンジ「夕食、食べるんですか?・・・ミサトさんの?」 マナ『ミサトさんってネルフの人なんでしょ』
シンジ「優しいお姉さんみたいな人で僕達の味方だから」
マナ『でも』
シンジ「僕がうちまで案内するよ」
マナ『私・・・』
シンジ「それにミサトさんに認められれば、ネルフに気兼ねせずに済むし」
マナ『わかった・・・』
シンジ「絶対来てよ」
マナ『絶対行く』
シンジ「楽しい夕食になるといいね」
マナ『うん、ありがとう。おやすみなさい』
シンジ「お休み」
アスカ「あの子、来るんだ」
シンジ「喧嘩しないでよ」
アスカ「喧嘩して欲しくなければ、連れてこなければいいのよ」
シンジ「そんな」
アスカ「お休みなさーい」 アスカ「遅いわねミサト、何やってんのかしら」
ペンペン(そうだそうだ)
ミサト「そうそう、アスカ、最近調子どう?」
アスカ「あら急に改まっちゃって。アタシとあんたの仲じゃない♪」
マナ「・・・」
シンジ「へんなこと言わないでよ、マナが誤解するから」
アスカ「だってぇ、あなたとはお風呂も一緒♪寝るのも一緒だもん♪」
シンジ「違うよ、お風呂も寝るのも別々じゃないか!」
アスカ「この間、アタシの下着が一枚無くなっちゃったのよねぇ、返してくれる?」
シンジ「マナ、本気にしちゃダメだよ!みんなウソなんだから!」
アスカ「シンジうるさい!霧島さん♪」
マナ「はい」
アスカ「素敵ね、好きな人のうちに訊ねて。その家族と逢うのって、正直羨ましいよ」
マナ「家族ですか・・・」
アスカ「アタシ達は本当の家族じゃないけれどミサトがそう決めてるの。
もっとも、愛されているのはシンジの方だけど」
ミサト「シンジ君だけじゃなくて、アスカのことも愛してるわよ」
シンジ「ミサトさん、良かったぁ、料理出来たんですね」
ミサト「まかせてよ。霧島さんも、もっとリラックスしていいのよ」
マナ「はい」
アスカ「さあ今日のメインイベント、お毒見の時間でーす」
ミサト「三回作り直したからね」
シンジ「3度目の正直ですね」
アスカ「2度あることは3度あるってね」
ミサト「さて、いただきましょうか」
一同「いっただきまーす!」 ・・・・
アスカ「来賓の方からどうぞ」
シンジ「まず僕が味見してみるよ」
アスカ「だめよ!霧島さん、召し上がって下さい」
マナ「はい・・・」
ミサト「どう?」
シンジ「・・・」
マナ「おいしいです」
シンジ「・・・ホント?」
アスカ「(むー!)」
ミサト「良かった。みんなも食べてみてよ」 ミサト「ところで、霧島さんは、シンジ君のどういうところが好き?」
マナ「・・・目、かな」
ミサト「目?」
マナ「なにか、奥に輝きを秘めているっていうか。シンジくんって目が綺麗でしょ?」
アスカ「シンジのこと、なにもわかってないね」
マナ・シンジ「・・・」
ミサト「まあまあ、食事はみんなで楽しくねぇ」
アスカ「霧島さん、本当の目的は何?」
シンジ「アスカ!なんでそういうこと言うの?」
アスカ「あんたがハッキリ聞かないからよ!」
ミサト「ほら二人とも喧嘩しないの!霧島さん気にしないでね、いつもこうなのよ」
マナ「アスカさん。私はシンジくんのこと、愛してます」
アスカ「愛とか恋とか!軽々しく口にしないで欲しいわ!それで泣いてる人のほうが多いんだからね」
シンジ「アスカ!・・・」
ミサト「ごめんね、せっかく来てくれたのに。本当にアスカったら・・・学校では仲良くしてあげてね」
マナ「ええ・・・」
シンジ「マナ、ごめん・・・」
マナ「いいの。言いたいこと言ったら、気持ちよかった」
シンジ「そこまで送ってくよ」
マナ「ここにいて。また学校で逢えるじゃない。今日はごちそうさまでした」
ミサト「はい、またいつでも来てよ」 隊長「全車、目標の移動物体が射程距離に入りしだい、ホールドモードにして弾は全部使いきれ!」
戰自「目標!近鉄デパートの方から現れました!」
隊長「で、でかいじゃないか」
戰自「射程距離内です!」
隊長「撃て!」
戰自「隊長、歯が立ちません!」 隊長「全車、目標の移動物体が射程距離に入りしだい、ホールドモードにして弾は全部使いきれ!」
戰自「目標!近鉄デパートの方から現れました!」
隊長「で、でかいじゃないか」
戰自「射程距離内です!」
隊長「撃て!」
戰自「隊長!歯が立ちません!」
隊長「うわー」 シゲル「芦ノ湖から現れた移動物体は国道75号線を通過。
軍の戦車隊と接触、モノレールの駅を破壊し、現在も移動中の模様です」
ゲンドウ「好きなようにさせておけ」
冬月「しかし、連中にエヴァの施設を傷つけられたら厄介だぞ。修理の費用もかさむ一方だ。
あそこの作戦行動は無茶苦茶に破壊しまくるからな」
ゲンドウ「奴らのプライドを潰すには丁度いい。間違いは体で覚えるべきなのだ」 シンジ「なぜエヴァを出撃させないんですか?ロボットなんかすぐに止められますよ」
ミサト「上からの出動要請が出ないからよ。
元々エヴァは使徒の攻撃に対する防御を最大の目的としているでしょ。
使徒。私達に対して破壊しか成しえない宇宙からの訪問者。それの攻撃を阻止するエヴァ。
でもロボットは違うわ。同じ人間の作ったものですもの。ネルフは無関係なの」
シンジ「人間からの攻撃ですか?」
ミサト「私には何も知らされてないわ。隠された真実ってところね。
一個の弾丸から国同士の戦争になることもありうる」
シンジ「戦争?
あのロボットにも僕みたいな中学生が乗ってるんでしょうか」
ミサト「それを考えるのはやめましょう。判ったところで、どうにも助けようがないわ」
シンジ「助けられないから考えないというのはおかしいんじゃないですか?」
ミサト「シンジ君。あなたには守るべき人、霧島さんがいるでしょ?」
シンジ「彼女、学校ずっと休んでいて逢ってないんです」
ミサト「そうなの・・・」
シンジ「以前のロボットのパイロットは霧島さんの友達でした。ミサトさん、パイロットを助けなければ」
ミサト「必要ないわ!あのロボットの存在自体むかつくのよ!
この地球の非常時に、まるでエヴァはいらないとでも言っているような感じじゃない!」
シンジ「・・・」 マナ「シンジくん・・・」
シンジ「マナどこいってたの!ずっと学校休みで」
マナ「いないの」
シンジ「誰が?」
マナ「集中治療室のケイタが」
シンジ「マナは病院に行っちゃダメだって加持さんが」
マナ「だって、いないんだもん」
シンジ「病室に移ったんじゃないの?」
マナ「受付で聞いたら、そんな人は入院してませんって」
シンジ「よく捜してみようよ。もしかしたら別の名前で入院してるかもしれないよ」
アスカ「待ちなさいよ」
シンジ「アスカ!喧嘩はダメだよ」
アスカ「アタシも行くわ。シンジ一人だけじゃ、何をされるか判らないから」
シンジ「でも」
マナ「いいのよ。一緒に来てくれるなら心強いわ」
アスカ「優等生も連れて行くわよ」
レイ「少しだけなら」
シンジ「わかったよ・・・じゃ四人で戦略自衛隊病院へ行こう」 マナ「いないでしょ?病室も捜したんだけれど」
シンジ「かなりの大怪我だから、別の病院へ移ったとか。あるいは助からなくて」
マナ「生きてるわよ!」
シンジ「ごめん」
マナ「ネルフに連れて行かれたとか、聞いていない?」
アスカ「アタシ達を悪者みたいに」
シンジ「あのロボットのなにかと関係があるんじゃない?」
マナ「もしかして・・・」
シンジ「?」
マナ「引き戻されたのかも・・・奴らに・・・」
シンジ「奴らって?」
アスカ「後ろ!」
マナ「シンジ!」
シンジ「ちくしょう!」
アスカ「逃げるのよ!」 アスカ「ここは女子専用よ!」
シンジ「隠れなきゃ捕まっちゃうよ」
マナ「私が出ていきます。みんなを巻き添えにするわけには」
(女性の悲鳴)
(銃声)
男A「そっちにはいないか!」
男B「見つかりません!」
シンジ「出て行ったら殺されちゃうよ」
アスカ「集中治療室の少年も奴らに殺されたのね。そうなんでしょ霧島さん」
マナ「そんな・・・」
シンジ「アスカ、携帯電話持っている?ミサトさんに連絡しないと」
アスカ「そうね、非常事態だから非常連絡モードで」 ミサト「ここね・・・」
アスカ「おじいさんや。もっと早く歩きなさいよ」
シンジ「おばあさんや。これ以上急いだら怪しまれるよ」
男B「どうも怪しいな」
男A「表にネルフの車が止めてあります!」
男B「なに!」
シンジ「逃げろ!」
男A「捕まえるんだ!」
ミサト「早くみんな!」 レイ「追いかけてくるわ」
男A「ぶつけろ」
男B「殺せ」
ミサト「何で追ってくるのよ!」
アスカ「なんで撃ってくるのよ!」
シンジ「どうして追われているの!」
マナ「私が悪いの!」
アスカ「わかってるわよそんなこと!」
シンジ「だから!どうして!」
マナ「私が裏切り者だから!私はあの人達の仲間です!」
シンジ「えー!」
ミサト「事情はあと!みんな捕まって、飛ばすわよ!」 シンジ「マナは奴らの仲間だったんだ」
マナ「・・・」
シンジ「転校した日、僕に声をかけてくれたことウソだったんだ」
マナ「違うわ!」
シンジ「だって僕やミサトさんを騙そうとしたんじゃないか!」
マナ「しかたなかったのよ!」
シンジ「マナはスパイなの?」
マナ「・・・」
シンジ「そうなの?」
マナ「そうよシンジくん。私はエヴァ初号機パイロット、碇シンジの日常の生活を監視する軍の少年兵。
でもね私はシンジくんが好き。それはウソじゃない。シンジくんは私のことが嫌いになったの?」
シンジ「勝手すぎるよ・・・」
マナ「・・・」
ミサト「シンジ君、やめなさい」
シンジ「だって・・・」
アスカ「二人とも、こんなときに言い争ってもしかたないわよ」
ミサト「とにかく安全な場所まで移動しましょう。そこでネルフ本部と連絡するわ」
シンジ「マナはどうなるんですか?」
ミサト「警察へ行くかネルフへ収容するか、どちらかになるでしょうね」
シンジ「そんな!」
ミサト「でもね、今、マナをそのまま帰したらどうなると思う?」
シンジ「・・・」 ミサト「リツコ聞いてる?シンジ君の同級生なんだけれどね。
この子は軍から逃げてきた少年兵で助けを求めてるの。なんとかしてあげられないかしら。
え?関係ない?スパイなのよ。え?とんでもない?
だからちょっとちがうのよ!あ!」
アスカ「霧島さん、シンジなんかスパイしてなんかの役にたつの?」
マナ「私が得た情報はロボット兵器の設計部に行くの。それを元に操縦席の改良がされるから」
シンジ「じゃ、ロボットのパイロットが中学生なのはエヴァをまねて作ったから?」
マナ「そうじゃないの。パイロットが14歳なのは6年後の戦争を想定して訓練しているから・・・」
シンジ「6年後?」
アスカ「6年後にはパイロットは20歳ってわけね」
マナ「最初、私達は新しい乗り物を操縦できるんだって喜んでいたわ」 マナ「私の仲間はムサシとケイタ。訓練を楽しむうちに打ち解けたの。
でもロボットの操縦は難しくて、
私は激しい振動で一ヶ月もしないうちに、内臓をやられちゃったわ。
そんなある日、6年間も縛られるのはいやだって、ケイタが柵を越えようとしたらしいの。
しかしそれではロボット兵器計画全体がダメになってしまう。
大人達は力ずくで私達を柵の中へ押し込めたわ。
みんなはだんだん苛立ってきて、大人の目を盗んでは、ケイタを虐めるようになったの。
それをムサシと私で止めたんだけれどだめ。みんなそれを見て笑ってたわ。
私とムサシとケイタの三人は、いつかロボット平気で脱走しようと冗談で言っていたのに、
それを本当にしてしまうなんて」 マナ「私も共犯だから、追われて当然よね」
シンジ「いざとなれば僕の部屋に隠れればいいよ」
アスカ「そしたら、今度はネルフの諜報部がだまっちゃいないわよ」
シンジ「父さんにいえば助けてもらえるかもしれない」
レイ「それは無理だわ。あなたのお父さん。敵を助けるようなことはしない」
シンジ「マナは敵じゃないよ!ちがうんだから・・・」
ミサト「みんな聞いて。ネルフの方で霧島さんの身柄の確保について、話し合いが行われているわ。
結果が出るまで待ちましょう」 アスカ「霧島さんの仲間ってみんな男の子なんだ」
マナ「ええ」
アスカ「その子たちとシンジとどっちが好きなの?」
シンジ「・・・」
マナ「較べられない。だって違うもの」
アスカ「早くも二人の関係は破局に向かっているわね」
マナ「私!シンジくんと出会えて良かったと思ってる・・・」
シンジ「うん・・・」
アスカ「ミサトがこっちに手を振ってる」
シンジ「マナ。家に連絡したければ、僕が代わりに知らせてあげるよ」
マナ「いいの。父さんはうるさいだけだし、母さんなんて心配し過ぎて病気になっちゃうから」
シンジ「そう・・・」 ミサト「ネルフに向かって、強行突破よ」
シンジ「どうしたんですか?」
ミサト「会議が長引いてんだって。どうせみんなピザでも喰ってんのよ」
シンジ「マナが檻みたいなところに入れられる、なんてこと無いですよね」
アスカ「あんた霧島さんがいるところで、よくそんなこと言えるわね」
マナ「私は平気です」
シンジ「マナ、父さんに頼んですぐ自由になれるようにするから。それまで我慢していてね」
マナ「うん、ありがとう」 ミサト「私はネルフの葛城三佐です!そこを通しなさい」
ゲンドウ「何をしている」
ミサト「碇司令・・・」
ゲンドウ「何をしているかと聞いているんだ」
ミサト「・・・」
シンジ「父さん、霧島さんを助けてよ!」
ゲンドウ「シンジ、学校はどうした」
シンジ「・・・」
ゲンドウ「学校はもういい。赤城博士のところへ行き実験の続きをするんだ」
マナ「シンジくん!助けて!連れて行かれちゃうよ!」
シンジ「父さん!あの子殺されちゃうよ!ネルフに連れていっていいでしょ!」
ゲンドウ「葛城三佐」
ミサト「はい」
ゲンドウ「あとで第12会議室まで来るんだ」
ミサト「はい・・・」
シンジ「ミサトさん!父さん、お願いだよ!」
マナ「シンジー!」
シンジ「父さん!ひどすぎるよ!」 シンジ・ミサト「・・・」
加持「勝手にあがらせてもらうよ」
シンジ「加持さん・・・」
ミサト「・・・」
加持「葛城、君がついていながらどういうことだ?中学生を見殺しにして!」
ミサト「私たちには関係ないことよ。碇司令の判断なの。仕方ないじゃない」
加持「命をなんだと思ってやがる。これだから女ってやつは!」
ミサト「随分えらそうに説教してくれるじゃないのよ!」
加持「女の子の一人ぐらい助けてやれっていってるんだ!」
ミサト「帰って!」
加持「目を覚ますんだ。葛城」
ミサト「加持君、ここは私の家よ。勝手にあがらないで頂戴。人を呼ぶわよ」 アスカ「ただいま。おみやげ買ってきたわよ〜。コージーコーナーのシュークリーム」
シンジ「僕は、いい・・・」
アスカ「あーん」
シンジ「いいって・・・」
アスカ「シンちゃん、あーんして」
シンジ「やめてよ!そんな気分じゃないんだよ・・・」
アスカ「男のくせに、いつまでもメソメソしてさ!アンタがそんなんだから霧島さんが捕まっちゃうのよ!」
シンジ「マナのことを父さん達に告げ口したのアスカじゃないか!」
アスカ「報告の義務よ!仕事なの!あの女は敵だったじゃないの!」
シンジ「マナは僕と芦ノ湖へ出かけたとき、とても喜んでいたんだ。好きなんだよ」
アスカ「馬鹿・・・」 ミサト「・・・」
シンジ「・・・」
ペンペン(・・・) シンジ「・・・」
冬月「ん?シンジ君じゃないか。どうしたんだね」
シンジ「・・・」
冬月「碇君、シンジ君はきみに何か聞きたいみたいだぞ」
ゲンドウ「なんだ」
シンジ「・・・その・・・・・・」
ゲンドウ「シンジ、私は忙しい。あとにしてくれないか」
シンジ「・・・」 加持「手がかりは、ほとんどなしか・・・」
シンジ「もう殺されてしまったのかなって・・・思うこともあります」
加持「シンジ君はそれで諦めがつくんだな?」
シンジ「そんな。だって、マナは軍隊の人たちに連れていかれたんですよ。僕みたいな中学生に何が出来るっていうんですか」
加持「きみは男だ。男は好きな人を命がけで守る義務がある。それができずにこんなところで慰めてもらおうとしている。
自分が恥ずかしくないか?」
シンジ「人間死んだら、おしまいじゃないですか」
加持「誰も死ねとは言ってない」
シンジ「だから!どうにも出来ないから・・・僕はどうすれば・・・教えてください・・・どうすればいいんですか・・・」
加持「きみはただの中学生なんかじゃない。エヴァンゲリオン初号機パイロット。サードチルドレン、碇シンジだ。
自分に誇りを持て!いざとなれば初号機を動かせる」
シンジ「初号機・・・エヴァを?」
加持「霧島マナ、彼女は生きてるよ」
シンジ「ホントですか?」
加持「俺が知ってるのはそれだけだ」
シンジ「ありがとうございます!」 アスカ「早くいってよ」
シンジ「そんなこといったって」
ヒカリ「ひっど〜いぬかるみ」
トウジ「シンジよう、彼女の家、一度もいったことないんか?」
ケンスケ「碇だもんな、そりゃ無理だよ」
トウジ「そこまでいうか?」
ケンスケ「でも、碇んちに行ったっていう噂は聞いているけれど」
トウジ「え、ホンマか!おいシンジ!白状せい!」
シンジ「一度だけ」
トウジ「えー!畜生!なんでシンジばっかりやねん!」
ヒカリ「ちょっと黙っててよ。歩きにくいんだから」
ケンスケ「怒られましたね」
トウジ「委員長のヒステリーや」
ヒカリ「だいたい!プリント届けるのに、なんでこんな大人数になるのよ!」
トウジ「ほなワシ、かえろっかな」
ヒカリ「何もここで帰らなくても」
ケンスケ「あれ?何か引き留められてるような♪」
トウジ「やっぱ、そうなんかなぁ♪」
ヒカリ「もう!」
アスカ「ねえ、住所ホントにここで合ってるの?」
シンジ「先生に聞いた住所なんだけれど、あれだ!」 トウジ「おお、ここやここや。おーい!霧島!」
ヒカリ「ちょっと鈴原君!」
アスカ「誰?こんなやつ連れてきたの」
トウジ「なんやと!」
ケンスケ「まあまあまあ、今日の主役はシンジなんだから」
トウジ「そやそや」
トウジ・ケンスケ「碇先生どうぞー!」
アスカ「そういう状況じゃないのよ、こいつらは」
シンジ「すみません、誰かいますか?開いてる」
トウジ「よっしゃ!はいろ」
アスカ「だめ!アタシとシンジが入るから、ここで待ってて」
トウジ「仲間外れかいな」
ヒカリ「いいから待ちましょう」
アスカ「爆弾が仕掛けてあるかも知れないからね」
トウジ・ケンスケ・ヒカリ・シンジ「えー!」 シンジ「なにかマナを探す手がかりになる物は?」
アスカ「霧島さんの気持ち、わかるなあ。湖の上で暮らすのってロマンチックだもんね」
シンジ「でも、意外だったよ。湖の家なんて・・・」
アスカ「不満そうね」
シンジ「デートのとき、湖を見るの、楽しみだって・・・」
アスカ「あーあ、もう。だからアンタは子供なのよ」
シンジ「子供じゃないよ」
アスカ「女の気持ちも判らないで」
シンジ「知ってるよ。彼女は僕への思いやりから黙ってんだって言いたいんでしょ」
アスカ「じゃ。アタシが今考えてることわかる?」
シンジ「こうしてる間にも、霧島さんが危険にさらされているんだよ。アスカも手がかりになる物、探してよ」
アスカ「ねえ、ミサトのマンションを出て、二人で生活しようか」
シンジ「え?」
アスカ「ミサトがいなければさあ、何でも出来るわよ」
シンジ「・・・」
アスカ「ここでは、アタシの悲鳴も聞こえないでしょうね。アンタに襲われても」
シンジ「アスカやめてよ」
アスカ「なーんてね♪ちょっと言ってみただけよ。やーね期待しちゃって」
ケンスケ「シンジ!来て!」 シンジ「ロボットの足跡だ」
トウジ「なんやエヴァのんとちゃうんか」
ケンスケ「すげーなー!ロボットの足跡!まだ歩き廻ってんだ!」
シンジ「その手前の足跡は?」
トウジ「ケンスケのんやろ?」
ケンスケ「俺そんなところ歩いてないよ」
アスカ「パイロットの足跡だわ」
トウジ「なんや悪者のか?」
シンジ「マナだ」
ケンスケ「霧島さんがロボットのパイロット?」
シンジ「違うよ!パイロットがマナを探してるんだ」
アスカ「彼女の友達、二人いるうちの一人よ」
シンジ「一人は入院したところを捕まって、もう一人はロボットで逃げ回ってるんだ」 シンジ「最初のロボットが激突していたのが白糸の滝。
富士山の南側を挟んで芦ノ湖と丁度反対側。
御殿場には軍の演習場があるって話だから、
たぶん、そこから二つのロボットが暴走してきて、
一機は芦ノ湖に潜って、もう一機は富士山の反対側へ行ったんだ。
だけど、こんなに長い距離はエヴァでは無理だ。
5分間しかもたない内部電源が切れてしまう。
もし出動要請が出て本当に戦うことになったら、
一撃でトドメをさすしかない・・・」 シンジ「?」
アスカ「見て窓の外!」
トウジ「なんやあれ?」
ケンスケ「軍のトレーラーだ」
ヒカリ「うしろのあれ、人じゃない?」
シンジ「!」 シンジ「マナ!マナ!」
トウジ「えらいこっちゃ!」
ケンスケ「人権問題だよ!」 シンジ「マナ!」
マナ「シンジ!」
シンジ「どうして檻なんかに!」
マナ「シンジ気を付けて!」
戰自「そこの少年達、退きなさい」
トウジ「シンジ!どないせいちゅんじゃ」
シンジ「マナを助け出すんだ!」
ケンスケ「工具がないとむりだよ!」
戰自「おら!そこの小僧ども!どけっていってんだ!」
ケンスケ「やばいよ!トウジ」
トウジ「よっしゃ!」
シンジ「なにすんだよ!」
トウジ「シンジやめとけ、このままやったらどないもならんやろ!」
シンジ「マナ!」
マナ「シンジ!」
シンジ「マナ・・・」
トウジ「とにかく出直しや」
ケンスケ「トレーラーの後を追うのにいい方法があるよ」 ケンスケ「どうだい?いい双眼鏡だろ?ドイツ製だぜ」
トウジ「日本製のがええに決まっとるやろ!」
ケンスケ「分かってないなぁ。
レンズが違うんだよ。立体はより奥行き感を。色合いはより美しく。
なんたってドイツの誇るカールツァイスなんだから」
ケンスケ「カールルイス?なんじゃそりゃ」
シンジ「マナ」
トウジ「ワシにも見せてくれ」
ケンスケ「俺のなんだから俺が最初だよ」
トウジ「シンジかせや」
シンジ「やめてよ」
ケンスケ「お、おるおる。えげつないことするな」
トウジ「ほら、オレにも。あ、ホントだ。湖の風にさらわされて可哀相に」
シンジ「マナのところへ行ってくる!」
トウジ「おいシンジ!」
シンジ「なんだよ離してよ」
トウジ「お前一人やったら無理や」
ケンスケ「手伝わせてくれよ」
シンジ「ありがとう。でもみんなで行くと見つかっちゃうから」 ケンスケ「どうだい?いい双眼鏡だろ?ドイツ製だぜ」
トウジ「日本製のがええに決まっとるやろ!」
ケンスケ「分かってないなぁ。
レンズが違うんだよ。立体はより奥行き感を。色合いはより美しく。
なんたってドイツの誇るカールツァイスなんだから」
トウジ「カールルイス?なんじゃそりゃ」
シンジ「マナだ」
トウジ「ワシにも見せてくれ」
ケンスケ「オレのなんだからオレが最初だよ」
トウジ「シンジかせや」
シンジ「やめてよ」
ケンスケ「お、おるおる。えげつないことするな」
トウジ「ほら、オレにも。あ、ホントだ。湖の風にさらわされて可哀相に」
シンジ「マナのところへ行ってくる!」
トウジ「おいシンジ!」
シンジ「なんだよ離してよ」
トウジ「お前一人やったら無理や」
ケンスケ「手伝わせてくれよ」
シンジ「ありがとう。でもみんなで行くと見つかっちゃうから」 隊長「ちくしょう暑いな全く。おい。エアコンはちゃんと入ってるか?」
戰自「最強になってます!」
隊長「しかし戦車っちゅうのは日本で乗るもんじゃないなぁ。蒸し暑うてかなわん」
戰自「隊長、向こう岸から煙が上がってます」
隊長「ほんまや!全車目標!対岸の煙の根元!汗で滲んでよう見えん」
戰自「調査班を派遣しますか?」
隊長「あったりまえだのクラッカー。あの煙どうも怪しい」 トウジ「シンジの奴、うまいことやってるんかいなぁ」
ケンスケ「当然だよ。俺たちが手伝ってるんだから」
トウジ「またあの双眼鏡で覗いてええか?」
ケンスケ「だめ、見つかっちゃうよ!」 シンジ「マナ」
マナ「シンジ!」
シンジ「マナ、食料を持ってきたよ」
マナ「来てくれたのね、うれしい」
シンジ「今、開けるから」
マナ「鍵がなければ駄目よ。私は湖からロボットを引き寄せるための囮だから」
シンジ「囮って」
マナ「パイロットの名はムサシ。私の親友。私がここで誘き寄せれば国連軍だって無理しないはずよ」
シンジ「危険だよマナ。砲弾の破片はカッターナイフみたいに鋭いんだ。それがマナに刺さったりでもしたら」
マナ「ムサシを助けたいの」
シンジ「・・・彼をかばうんだね」
マナ「シンジくんだって同じパイロットでしょ?無視してそれで平気なの?助けたくないの?」
シンジ「・・・」 トウジ「あの水柱!ロボットか!?」
ケンスケ「ビデオカメラ!ビデオカメラ!」 戰自「隊長!ロボットです!」
隊長「判ってる!戦闘準備!」 マナ「シンジくん、逃げて。私は大丈夫だから」
シンジ「この檻さえ開けばマナを連れ出せるんだ!」
マナ「だめよ!巻き込まれるわ!」 シンジ「なんで、ここに人がいるのに撃つんだよ!」
ミサト「シンジ君!」
シンジ「ミサトさん!」
ミサト「初号機を起動させるわよ」
シンジ「ホントですか」
ミサト「これ以上設備を壊されたら迷惑だもんね」
シンジ「マナ、必ず助けに来るからね」
マナ「シンジ!」 ミサト「戦車の馬鹿は、どこ狙って撃ってんのかしら!全く!」
シンジ「なぜ僕の居場所がわかったんですか?」
ミサト「あなたが囮のそばにいるって、軍から通報が来たのよ」
シンジ「軍?」
ミサト「本来、ロボット兵器の暴走は起きてはならない事件だった。
慌てた兵器開発部は霧島さんを囮に使ったの。ロボットのパイロットを誘き寄せるためにね。
でも暴走したロボットを目の当たりにして怖くなったんでしょう。
ネルフに助けを求めてきたわ。海をこえて別の国に突入されたらそれこそ大事件だもの」 ミサト「これは救出作戦よ。みんなで協力してロボットの暴走を抑え込み、停止させるの。
もし失敗したら軍がロボットの頭上にN2爆雷を投下するわ。
そのときは中の少年も一緒に蒸発するでしょうね。
つまり少年の命が救えるかどうかは、あなた方次第よ」
シンジ「でもロボットが外輪山の外へ逃げ出したら、エヴァでは追えませんよ」
ミサト「その時はアンビリカル・ケーブルを切り離して全速力で追って。内部電源が切れてもかまなわい」
アスカ「電源が切れたら終わりじゃないのよ」
ミサト「各機、発射口へ急いで」 シンジ「マナ!」
ミサト「どうしたの?シンジ君。早くロボット兵器を押さえ込んで!」
シンジ「マナが!」
ミサト「いいから体当たりしなさい!」
シンジ「そんな。マナが潰れますよ!」
ミサト「このまま逃したら爆撃されて彼女も死ぬわ!急いで!」
シンジ「今は無理です!」 リツコ「確かにシンジ君じゃ無理ね。檻の中の子があの高さから落ちたら助からないもの」
ミサト「わかってるわよ」
マヤ「初号機、シンクロ率5%低下。非常に不安定です」
シゲル「厚木基地から入電。N2爆雷をつんだ重爆撃機の準備、整ったそうです。情報を逐次、報告してほしいとのことです」
マコト「日本政府と軍司令部が回線に割り込んできています。どうしますか?」
ミサト「すべてキャンセルして」 ミサト「アスカ、聞いてる?」
アスカ「お呼びがかかると思ったわよ」
ミサト「OK!合図したらロボット兵器の横っ腹に突っ込んで」
アスカ「シンジの彼女が大怪我するけど、いいわね」
ミサト「他に方法はないのよ。お願いね」
アスカ「任せてよ。(思いっきりぶつかってやる)」 ミサト「レイ。
ロボットは長尾峠を越えていく可能性があるわ。
そのときはロボットを大破させて構わないから、絶対食い止めてね。
レイ「わかってるわ」 ゲンドウ「葛城三佐」
ミサト「はい」
ゲンドウ「初号機に傷をつけるな・・・」
ミサト「しかし戦いに衝突はつきものです」
ゲンドウ「初号機に退避命令だ」
ミサト「救出が先です」
ゲンドウ「無駄だ・・・」
ミサト「10分で終わります!」
ゲンドウ「人助けを気取って我々を巻き込むな。厚木基地の血に飢えた爆撃機に出撃命令だ」
ミサト「判りました・・・
青葉君、厚木基地に状況を逐次報告してあげて」
シゲル「はい」
シンジ「待ってください!」
ミサト「シンジ君、撤退命令よ。そこを離れなさい」
シンジ「いやだ!僕がつかまえれば、彼女は助かるんだ!爆弾で焼き殺すつもりなの?!父さん!」
ゲンドウ「作戦司令。作戦行動はどうした」
ミサト「アスカ、体当たりスタート!」
アスカ「行くわよ!おりゃー!」 アスカ「たああああー!」
シンジ「畜生!させるか!」 アスカ「ロボットが逃げ出すわ!」
シンジ「マナ!」
マナ「シンジ!」 マコト「目標のロボット兵器が移動を開始。初号機と弐号機があとを追います」
シゲル「N2爆雷を積んだ爆撃機が厚木基地を発進。到達時間は5分後です」
シンジ「初号機、アンビリカル・ケーブルを切断。残り5分!つづいて、弐号機も切断!」
ミサト「レイ、目標はそちらへ向かったわ。お願い」
レイ「了解」 シゲル「目標、零号機と接触!」
マコト「零号機、強い衝撃を受けました」
シゲル「だめです!目標外輪山を越えます!御殿場測候所から入電。
ロボットを肉眼で確認。御殿場市へ緊急避難勧告が発令されました」 マヤ「零号機、アンビリカル・ケーブル切断!」
マコト「全機、目標を追跡中!」 ミサト「シンジ君!」
シンジ「くそっ!相手が速すぎる!」
マコト「目標、御殿場市街を抜け愛鷹山方面へ!」
シゲル「軍の総合管制室から入電!エヴァをどけろ、と言ってきています」
マコト「初号機、目標に引き離されます」
シゲル「爆撃機、目標への計測を開始。弾倉の扉が開きます」 マヤ「初号機!1分を切りました!これ以上の追撃は危険です」
シゲル「御殿場測候所から入電。目標見失います!」
マコト「管制室から、再度エヴァを停止するように言ってきてます!」
ミサト「初号機、停止!」
シンジ「まだいけます!」
ミサト「リツコ!」
リツコ「初号機に停止信号を送って!」
マヤ「停止信号を送信!受け付けません!初号機暴走しています!」
ミサト「レイ、アスカ、目標を変更!シンジ君を捕まえて」 マコト「初号機の上空に爆撃機を確認」
シゲル「N2爆雷投下10秒前です」
マヤ「大変です!初号機エントリープラグがエジェクトされています」
ミサト「爆撃中止!急いで通達して!」
冬月「いかん!まずいぞ!」 ゲンドウ「レイ!初号機をかついでその場から逃げろ」
レイ「了解」 ミサト「アスカ!聞いてる?アスカ!」
マヤ「弐号機エントリープラグもエジェクトされています」
シゲル「中止が間に合いません!N2爆雷投下されました!」
冬月「なんてこった・・・」 マナ「(私はシンジくんのことが好きでした。デート楽しかったです。
ミサトさんちの夕食。みんなで食べる食事は最高です。
でも、もう終わりにします。あなたを楽にさせてあげます。
ごめんなさい。さようなら。シンジくん)」 シンジ「・・・」
アスカ「無茶しないでよ」
シンジ「彼女、生きてるよね・・・」
アスカ「あきらめなさい」
シンジ「生きてるよ・・・」
アスカ「シンジさえよければ、アタシが霧島さんの代わりになってあげてもいいのよ」
シンジ「いらないよ」
アスカ「勘違いしないで、私はあくまでもネルフのために」
シンジ「!」
アスカ「・・・」 シンジ「マナ・・・」
アスカ「なにもなーい・・・あーアタシの弐号機ボロボロ!」
シンジ「マナ。いたら、返事してよ」
アスカ「あとで探そうよ」
シンジ「だめだよ、埋まってたりしたら、掘り起こさないと・・・」
アスカ「・・・」 アスカ「まさか」
シンジ「マナ・・・」
アスカ「高熱で溶けたロボットだわ・・・」
シンジ「違う・・・これはロボットじゃない。きっと逃げていったんだよ・・・
今頃遠くにいるんだよ。誰にも邪魔されない、遠くに」 シゲル「軍の管制室から入電、『作戦は成功した』。ネルフの被害状況を聞いてきていますが」
ミサト「被害はなし。ロボット側の生存者を確認して」
シゲル「ロボット側の生存者・・・ゼロ・・・爆心地に確認出来たのは溶けた金属の塊だけ・・・だそうです」 シンジ「僕はマナが生きていると思います」
ミサト「そう・・・」
レイ「断定できるの?」
アスカ「やめなさいよ」
シンジ「出来るよ。あのパイロットの少年は彼女を助けられる確信があったから、マナを引き留めたんだ。
今頃どこかで救助が来るのを待っている」
ミサト「そうかもしれないわね・・・」
レイ「あの金属の固まりを、どう説明するの?」
シンジ「あれは・・・・ロボットの固まりかもしれないけれど、
きっと脱出用の救命カプセルみたいなものが埋まっててきっとどこかに埋まってるんだ。
早く助け出さないと」
アスカ「・・・」
ミサト「それは出来ない。私たちネルフの作業はここまでだから」 シンジ「僕はマナが生きていると思います」
ミサト「そう・・・」
レイ「断定できるの?」
アスカ「やめなさいよ」
シンジ「出来るよ。あのパイロットの少年は彼女を助けられる確信があったから、マナを引き留めたんだ。
今頃どこかで救助が来るのを待っている」
ミサト「そうかもしれないわね・・・」
レイ「あの金属の固まりを、どう説明するの?」
シンジ「あれは・・・・ロボットの固まりかもしれないけれど、
きっと救命用の脱出カプセルみたいなものがあってどこかに埋まってるんだ。
早く助け出さないと」
アスカ「・・・」
ミサト「それは出来ない。私たちネルフの作業はここまでだから」 ゲンドウ「なぜ、退避命令を無視した」
シンジ「・・・」
ゲンドウ「今後、エヴァを傷つけることがあったら、初号機を降りてもらう」
シンジ「父さんのエヴァなんでしょ!父さんの好きにすればいいじゃないか!今すぐ僕を降ろせば!」
ゲンドウ「シンジ・・・ゆっくり休め」
シンジ「・・・」 ケンスケ「記念写真?」
シンジ「マナが通りがかりの人に頼んで撮ってもらったんだ」
トウジ「ええなぁ、こんなデートしてみたいわぁ。どないして誘ったんや?」
シンジ「どうって・・・」
ケンスケ「今のシンジにそんなこと聞くなよ」
トウジ「けっ、カプセル探すの手伝わされたんや、冗談の一つくらいええやろ」
シンジ「・・・ごめん、一晩中付き合わせて。やっぱり救命カプセルなんかないんだ。
良く分かってきたよ。僕が馬鹿だったんだ・・・」
トウジ「またそれか。昼間は霧島探すんやってごっつはりきって、
それが夜になってちょっと疲れたからって、出した結論がそれか。お前ホンマええ加減な男やな」
ケンスケ「トウジ、やめろよ」
トウジ「霧島がおらんようになって、簡単に諦めるんや。お前はよぉ!」
ケンスケ「・・・」
トウジ「ワシは分かる。シンジ!今度はアスカとくっつくつもりやろ!」
シンジ「アスカは関係ない!」
トウジ「あいつもお前も、まわりの気持ちわからんと、好き放題やりおって!恥さらしが!」
シンジ「アスカを悪く言うな!」
トウジ「逆らうんか!」
ケンスケ「シンジ、平気か?トウジ!殴ることないだろ!」
トウジ「ワシは帰るで!こんな奴に味方できるかいな!」
ケンスケ「帰っちゃったよ。この夜道の中を。ちょっと顔見せてみろよ。消毒するから」
シンジ「どうせ僕はいい加減なやつさ!」
ケンスケ「自分をいじめるなよ。アイツはちょっと羨ましかっただけさ。エヴァに乗ったり、
ミサトさんやアスカから心配してもらったり、霧島さんとのデートなんて良い思い出だよ。
いいよなぁ、俺らそういうのないもんなぁ」
シンジ「・・・エヴァは父さんのもので、僕は利用されてるだけ。
ミサトさんとアスカに心配されても、僕は何も答えてあげられない。
マナは・・・どこかへ消えてしまった・・・思い出なんか辛いだけで・・・いらないよ・・・」
ケンスケ「アスカがさぁ・・・アスカが授業中にお前のこと見てるんだよな」
シンジ「・・・」
ケンスケ「もしお前がアスカと一緒になったら軽蔑する・・・でも止めることなんか誰にも出来ないんもんな・・・」
シンジ「・・・」 ケンスケ「記念写真?」
シンジ「マナが通りがかりの人に頼んで撮ってもらったんだ」
トウジ「ええなぁ、こんなデートしてみたいわぁ。どないして誘ったんや?」
シンジ「どうって・・・」
ケンスケ「今のシンジにそんなこと聞くなよ」
トウジ「けっ、カプセル探すの手伝わされたんや、冗談の一つくらいええやろ」
シンジ「・・・ごめん、一晩中付き合わせて。やっぱり救命カプセルなんかないんだ。
良く分かってきたよ。僕が馬鹿だったんだ・・・」
トウジ「またそれか。昼間は霧島探すんやってごっつはりきって、
それが夜になってちょっと疲れたからって、出した結論がそれか。お前ホンマええ加減な男やな」
ケンスケ「トウジ、やめろよ」
トウジ「霧島がおらんようになって、簡単に諦めるんや。お前はよぉ!」
ケンスケ「・・・」
トウジ「ワシは分かる。シンジ!今度はアスカとくっつくつもりやろ!」
シンジ「アスカは関係ない!」
トウジ「あいつもお前も、まわりの気持ちわからんと、好き放題やりおって!恥さらしが!」
シンジ「アスカを悪く言うな!」
トウジ「逆らうんか!」
ケンスケ「シンジ、平気か?トウジ!殴ることないだろ!」
トウジ「ワシは帰るで!こんな奴に味方できるかいな!」
ケンスケ「帰っちゃったよ。この夜道の中を。ちょっと顔見せてみろよ。消毒するから」
シンジ「どうせ僕はいい加減なやつさ!」
ケンスケ「自分をいじめるなよ。アイツはちょっと羨ましかっただけさ。エヴァに乗ったり、
ミサトさんやアスカから心配してもらったり、霧島さんとのデートなんて良い思い出だよ。
いいよなぁ、俺らそういうのないもんなぁ」
シンジ「・・・エヴァは父さんのもので、僕は利用されてるだけ。
ミサトさんとアスカに心配されても、僕は何も答えてあげられない。
マナは・・・どこかへ消えてしまった・・・思い出なんか辛いだけで・・・いらないよ・・・」
ケンスケ「アスカがさぁ・・・アスカが授業中にお前のこと見てるんだよな」
シンジ「・・・」
ケンスケ「もしシンジがアスカと一緒になったら軽蔑する・・・でも止めることなんか誰にも出来ないんもんな・・・」
シンジ「・・・」 シンジ「(マナから貰ったペンダント、どうしようかな・・・両親に返すのが一番いいんだろうけど・・・)」
アスカ「シンジ?帰ってきたんだ」
シンジ「起こしちゃった?」
アスカ「眠れないのよ。霧島さん、見つかった?」
シンジ「だめだった・・・」
アスカ「そう・・・」
シンジ「アスカさあ・・・」
アスカ「なあに?・・・」
シンジ「お腹空かない?」
アスカ「アタシ、何も作れないわよ」
シンジ「僕が作るよ。だから、その・・・」
アスカ「太っちゃうから、いらない」 シンジ「ミサトさんは?」
アスカ「残業でしょ」
シンジ「そっか」
シンジ・アスカ「・・・」
アスカ「アンタ、ヘンよ。山の中探し回って、疲れているんでしょ」
シンジ「そ、そうかなぁ」
アスカ「アタシ、もう寝るわ。おやすみ」
シンジ「ちょっと待って」
アスカ「なによ」
シンジ「いろいろ、ごめん」
アスカ「別に・・・」
シンジ「なんか・・・ダメだよね、僕は・・・」
アスカ「メソメソしないの。アタシ、寝るわよ。おやすみ」 ミサト「さってと、鯵のひらきもしっかり食べたし、みんな、目は覚めたかな?」
アスカ・シンジ「・・・」
ミサト「ほらもう!元気出して。ハイ手足の屈伸!
イチ、ニッ、サン、シ、ニイ、ニッ、サン、シ!ほら、シンちゃんもやんなさいよ」
シンジ「・・・いち、にい、さん、し・・・にいにいさんし」
ミサト「もっとこう!腕を伸ばして、指先はこう!」
シンジ「いたたたた・・・」
ミサト「アスカもほら、やんなさいよ。元気出るわよ」
アスカ「ごちそうさま・・・」
ミサト「あら、もうお出かけ?」
トウジ・ケンスケ「おはようございまーす!」
アスカ「先行くわ」
シンジ「アスカ」
アスカ「何?」
シンジ「夕べは・・・ゴメン」
アスカ「いいのよ。
いってきまーす」
ミサト「なになに?」
シンジ「ちょっと」
ミサト「ちょっとって何よ。ねぇ教えてくれてもいいじゃない♪」
シンジ「いいんですよ。お皿洗いますから」
ミサト「霧島さんが助からなかったの、私の不手際だもんね」
シンジ「ミサトさん。そんな・・・違います」
ミサト「あっと、こんないい天気に落ち込んでられないよね。さって、今日も頑張らなくちゃ」 シンジ「(僕はこれからどうすればいいんだろう。
マナで悩み続けていたらダメになってしまいそうだ・・・
いままで山を探したんだから、今度は海だ)」 シンジ「(初めて乗る電車だ。なんかドキドキする。
知らない風景、知らない駅名、初めて食べた立ち食いそば。
急行の中では、みんなが旅人に見える)」
男「碇シンジ君だね」
シンジ「・・・人違いです」
男「私はネルフ本部の者です」
シンジ「知りません、さよなら」
男「こら、待ちなさい!」 シンジ「すみません。すみません!」
猟師「なんだ?坊や」
シンジ「猟師さんですか?」
猟師「そうだ、なんだ猟師志望か?海の男にアルバイトはいらないんだけどな」
シンジ「いえ、あの、網で魚を獲るんですよね」
猟師「なんだハッキリいってくれなきゃこまるよ!」
シンジ「あの、救命カプセルが網にかかりませんでしたでしょうか!」
猟師「ああ、あの女の子が入ってたやつか」
シンジ「見つけたんですか!」
猟師「最初、爆弾だと思って大騒ぎになったんだけどな、開けてみたら女の子だったよ。今そこの病院に入ってる」 シンジ「マナ・・・」
マナ「シンジくん!」
シンジ「逢いたかった」
マナ「来てくれたのね、ありがとう」
シンジ「彼は?」
マナ「だめだった・・・」
シンジ「マナ、気をしっかり持って」
マナ「シンジくんここにいてはダメ、もうすぐ恐い人達が来るから」
シンジ「マナ、ここから逃げよう!」
マナ「迷惑がかかるわ」
シンジ「マナを助けたい」
マナ「シンジくん」 シンジ「マナを助けたいんです」
ミサト『生きていたのね』
シンジ「病院からさらってきました」
ミサト『やるじゃない。うちに連れてきなさいよ。協力するわ』
シンジ「父さんには内緒にしてください」
ミサト『そのつもりよ』 シンジ「まだ、誰もいないや」
マナ「シンジくん、シャワー借りてもいい?」
シンジ「え?ああ、いいよ」
マナ「この乾燥機すぐ乾く?」
シンジ「洗濯するの?」
マナ「服、汚れてるし、全部洗いたいの」
シンジ「いいよ」
マナ「シンジくんのバスタオル貸して」
シンジ「ちょっとまってて」
マナ「こっち見ないでよ」
シンジ「う、うん」
マナ「この洗濯機わかんないや」
シンジ「全部入れておいてくれれば、僕がやるよ」
マナ「汚いから、中身見ないでよ」
シンジ「見ないよ」
マナ「絶対よ」
シンジ「絶対見ない」 マナ「じゃーん」
シンジ「・・・シャワーどうだった?」
マナ「生きるって素晴らしいって感じ」
シンジ「顔色よくなったね・・・」
マナ「うん、ゆでたてだもん」
シンジ「タオル、とれそうだよ」
マナ「見たい?」
シンジ「え・・・」
マナ「へ・へ・へ・へ・・・」
シンジ「・・・」
マナ「・・・」
シンジ「その・・・無傷でよかったね」
マナ「確かめてみる?」 アスカ「あの爆発から、生きて帰ったなんて、奇跡ね」
マナ「みなさんには、ご迷惑をおかけしました」
ミサト「ここに霧島さんがいることは絶対秘密だからねみんな。誰にも言ってはだめよ」
シンジ「これからどうしようか加持さんと相談しようかと思ってます」
ミサト「あいつかぁ」
シンジ「あのひとなら味方になってくれそうな気がするし・・・」
アスカ「なぁに?アタシ達が味方してない、みたいな言い方ね」
ミサト「まあまあ、加持くん暇そうだからいいんじゃない?」 加持「暇じゃないけれど、退屈はしてるってところだ」
アスカ「加持さん♪」
加持「厳しいことを言わせてもらえば、病院から抜け出したのは問題だな」
シンジ「連れ出さなければ抹殺されていたかもしれないんです」
加持「向こうにしてみれば、シンジ君が暗殺者のようなもんだろう」
シンジ「じゃあ、マナを助けるにはどうすればいいんですか!」
加持「霧島マナを殺すのさ」
アスカ「さっすが加持さん♪過激ぃー!」
ミサト「冗談やめてよ!」
シンジ「殺すって・・・」
加持「名前を変えて別の人間として生きるのさ。
軍の名簿と日本政府の戸籍簿から『霧島マナ』の名前を消す。
コンピューターだから一秒もかからないんだな、これが」
マナ「父さんや母さんとは、どうなるんですか?」
加持「残念だけれど他人になる。これが屋根裏に隠れず、生き延びるための唯一方法なんだ」
シンジ「マナは助かるんですね」
加持「ただし、彼女と逢えるのもこれが最後になる。消えた人間がこの街をうろつく訳にはいかないだろう?」
マナ「シンジ」
シンジ「・・・」 マナ「誰もしらない遠くの町か・・・」
シンジ「日本の地名なんか全部、地図に書いてあるよ」
マナ「私ね、ひとりで生きてく」
シンジ「・・・」
マナ「病院で思い切り泣いたらすっきりしちゃった」
シンジ「あの、彼のために・・・泣いたんだね」
マナ「・・・そうかもね」
シンジ「マナ」
マナ「ん?」
シンジ「ひとりぼっちはマナだけじゃないよ」
マナ「シンジ・・・」
シンジ「それに、ひとりってそんなに悪いもんでもないし。ひとりだったからマナと二人になれたんだ。
いいこともあるんだよ」
マナ「ありがとう。シンジ・・・」 寂しさなら慣れているよ
生まれた時から
でも目の前に差し出された腕に
思わず心揺れて
眩しい予感に広がる未来を感じている 愛のせいで
強くて優しい なぜだか切ない
気持ちの欠片抱きしめて
Ah あなたに
Ah 寄り添う
忘れてゆくためにいつも
出会いを重ねた
そんな痛みに気づかせてくれたね
そのあたたかな涙
不思議な予感に戸惑いながらも あなたの手を握りしめる
微笑むことからはじめてみたくて
何かが変わる この胸で
Ah 光が
Ah 溢れる マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして ネットカフェの碇シンジ育成計画の本に1万円札挟んでおこ この頃流行りの女の子 おしりの小さな女の子 こっちを向いてよマナ だってなんだかだってだってなんだもん マナはエヴァ本編にも出るべき
パイロットという設定にして LORD of VERMILION IVにて、マナスカイツリーから落とされて落下死するリンク。
あまりにも高いところにマナタワー(マナスカイツリー)を設置して、
カードバトルに敗北して落とされるとこうなる。 27ルピーのおにぎり…。
決して安いものではない…。 相田ケンスケ
「今話題のスペーススピナーを読んでいないの?あれは面白いよ。」
ダルケル
「全14巻、5400ルピーもする高級なマンガなんて買えるか!?」
リンク
「せっかくなので、叔母急百貨店で購入した
人間ブックカバーを相田ケンスケさんにかぶせてみるか?」
↓
相田ケンスケ
「シャキーン!バリバリ!ドガッ!ズガッ!」
碇シンジ
「絵が無いと訳がわからないや。」 マナたんがノースリーブが似合うアニメキャラ部門で聖帝サウザーさんをおさえて
23年連続一位になりましたおめでとうございます マナたんがノースリーブが似合うアニメキャラ部門で聖帝サウザーさんをおさえて
24年連続一位になりましたおめでとうございます エヴァは最近はレイのが好きかもネットで稼げる方法とか
グーグル検索⇒『稲本のメツイオウレフフレゼ』
6ECUQ 霧島マナのマナゾーン
マナゾーンに入ると、猫娘のハート、妖力が回復する。
ダメージを受けすぎたらマナゾーンに入って体力回復させよう。
BotWにおける温泉での入浴と同じ効果があるわ。 猫娘
「犬山 まなさんと、霧島マナさんで始まりの塔から落っこちたら、
どっちが早く地面に叩きつけられるのかしら?」
式波・アスカ・ラングレー
「また猫娘のやつ!バカなことをやってるわね〜。」 レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。