新型コロナ感染拡大に伴い、あるいは緊急事態宣言の絡みもあり、
出てきたのはオンライン授業。


「児童の顔が直接、見えないと反応が分からない」
「オンライン授業になって授業料はそのままって、安くしろや」
「機器を用意する金がなく、あったとしても操作方法がよく分からない」
など教師・保護者・学生らそれぞれから賛否が上がる。


ただ、少なくとも「不登校」に対しては一定の効果があったようで、
2020年6月8日(月)の朝日新聞(朝刊)は、
1ページで「オンラインなら出席できた 学校を休みがちな生徒に変化の兆し」
とあり、17ページでは「焦らずに、P27では「フリースクールでも」。

(ちなみに17面に登場の元・学校長は、元・校長ながら、
「『学校からやれと言われたら、何がなんでもやらなければいけない』。そう思い込んで、だんだん疲れてしまう真面目な子や親を多く見てきました。そんな時、『無理に全部やらなくていいんじゃない』と、余裕を持って声をかけられる人間が周囲にいるかどうか。
その子や親が悪いわけではありません。一斉授業から脱することができない学校と、教員の想像力の欠如が引き起こしている事態です。子どもは一人ひとり、特性も家庭環境も違うことに思いが及んでいない
<引用中略>
また、英語が全くできなかった中2の子から「休校中に中1の範囲を終えて、中2ももうやっている」と報告が入りました。教科書や問題集では頭に入っていかないけれど、オンライン上の学習を始めたら理解の筋道がついて楽しくなったと言っています(引用後略)


なおP17の↑の校長は左側にいるが、右側には、精神科医・大野祐で、
「今まで普通だと思っていたことが簡単に覆る。コロナで思ったことです。」
がいい味を出した文だと思った。
元校長は『校則をなくした中学校 たったひとつの校長ルール』『『過干渉』をやめれば子どもは伸びる』といった著書や共著の西郷孝彦。