この国の「終身雇用」+「年功序列」のセットが元凶
欧米にも「終身雇用」に近い「先任者権」はあるが、日本とは内容は違うもの
先任者権は、基本ブルーワーカーに導入されるもので、こちらは原則「同一労働・同一賃金」(一定年数までは、スキルの上昇に応じて、昇給するが、日本のように入社後何十年間も昇給などしない。概ね10年程度で「最高ランク」に達して、その職務ランクに留まる限り、昇給はない)
そんな人生に満足できないやる気のあるものは、自己研鑽で各種教育や資格取得に励む(基本、自己負担)その代わり、首尾よく資格を得られれば、上位の職種へ昇格できて、年収も驚くほど上がる。ただし、もう「労働者」ではなく、専門職・管理職となるので、「ファイア」の一言で、解雇の対象となる。

このように、強い労働者保護もあるが、その彼らの生活水準はかなり低い。
ただし、その枠を離れれば、厳しい競争が待っている。
「ファイア」の一言で、職を追われるような世界だ。その代わり、労働者時代とは「雲泥の差」の厚遇が待っている。

このくらいの厳しさがない日本で、やたらと労働者保護を言うのは「お門違い」だな。