白井国交相が表明した通り、乃原は銀行に対する一律7割の債権放棄を通告。即、検討と回答を要求した。「なんだ、その不満そうなお顔は。おまえだろ、裏でコソコソ再建案を作ってんのは。銀行はしょせん、こういう案件についてはトーシロー(素人)なんだからさ、外で見てりゃいいんだよ。我々のやり方に口出しできるほどのノウハウなんか、どこにもねぇだろうが(顔アップ)」。半沢は「当行の正式回答なら既に決まっておりますが。我が東京中央銀行は債権放棄を拒否いたします」と宣戦布告。乃原は一瞬、顔をゆがめ(顔アップ)、次なる闘いの火ぶたが切られた。