>現場の教師である現役講師の皆さんはこの方針に賛成されますか?

実は、この問題の根は相当深いよ
単に銭カネの問題だけではないのだよ
端的に言ってしまうと、障害のある子は原則特別支援で面倒を見ることにして個別教育を充実させるか、できるだけ特別支援を縮小して可能な限り普通学校で受け入れていくのか、ということがある。
さらには、現場の教員の思考や立場、端的にいって教員個人の負担や雇用の問題にまでかかわっている。
この路線の違いで組合にも温度差があるわけ。
「支援要員を増やして、できるだけ普通の学校で受け入れよう」という立場でも、現場に十分な支援員(重度なこどもには複数人)の配置がない以上、教員個人の負担が大きいから反対、という意見もある。
負担はきつくなっても、子どものためならそれくらいは甘受すべきだという立場もあるし、そこに財政当局が付け入れる場合(支援員の予算の削減を狙う)もある。
特別支援教員の一部には、リストラ反対の思考から、特別支援教育充実を叫ぶ人もいる。
ただし、予算には限りがあるので、正規ではなく非正規雇用で代替しようとすることには組合は反対する・・・と八方丸く収まる案などないのだよ。