競争力は競争の中でしか育たない。
国の規制や保護を受けていた産業は皆国際競争力を失ったのはすでに歴史が証明している。
日本をガラパゴス化して競争から逃げようとしている人は今のままでいいと言う。
気づいたときには日本はもう追いつけないところまで衰退してしまっている。
平成日本の「失われた30年」がまさにバブル崩壊後,昭和の成功体験にあぐらをかいて,変われずにずるずる衰退し続けた日本の姿であった。

令和2年,9月入学にすることで,日本の学校もそこで教育を受けた人材もあえて門戸を開いて国際競争の中に打って出て,
学校も人材も企業も国も生き残りをかけてあえて競争にさらされることで,弱点や無駄は自然淘汰され適応したものが競争力が強化される。
今回のコロナでハンコを廃止して電子署名に変える動きが出てきたのも危機を生き延びるための競争力の獲得という進化とも言える。

免疫力も実際にウイルスや菌にさらされ,感染することで獲得される。
過剰に保護され無菌状態で育てば,いざウイルスや菌にさらされた時に重症化しやすい。
生き残るのは感染を生き抜くという免疫力,すなわち生存における競争力を獲得したものだけだ。
国際社会の競争も国家の生存競争と言える。

国際競争力のある日本をつくるための9月入学だ。
愛国心とは日本がさらに発展することを望み,そのために行動することで,
苔が生えて錆びついた古い制度に固執することではない。
江戸幕府(300年続いたし変えるの面倒だから今までのままでいい)
vs薩長土肥(大攘夷で天皇を中心に国家をまとめ,開国し門戸を開き近代文明を学び,富国強兵し,
帝国主義の国際社会を生き抜くために明治維新が必要だ)
と同じ。