<新型コロナ>さいたま市、デジタル授業始まる 教諭の動画「巻き戻しできて良い」と評価 課題も解消へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/332d8684b0551c6f354b782b064b27440634cb6e

 新型コロナウイルスの影響で、埼玉県さいたま市立学校の臨時休校が続いている中、市教委は11日、デジタル授業を開始した。
全小中学校の児童生徒約10万人が対象で、子どもたちは各学校の教諭が作製した10〜15分の動画をパソコンなどで視聴した。
1時限40分で、時間割に基づいて午前8時45分から3時限が行われた。

〈感想等抜粋〉

「難しかったけど、動画を巻き戻して、もう1回見ることができたのは良かった」(国語)
「実験を実際に見ることができて、よく分かった」(理科)
「好きな時間に勉強していた」
「スタートしてありがたい」
「高学年だからできたけれど、低学年の子は保護者がついていないと難しいのでは」
「朝の時間に先生と双方向のやりとりができれば良い」「(デジタル授業が)双方向の体制を整える第一歩になるのでは」
「いつもは先生が見えているけれど、先生の声と画面に言葉が並ぶだけなので、少しやりづらかった」
「先生からの一方通行で質問ができなかった」
「大事な用語を赤で出してくれたのが良かった」(数学)
「先生が話す単語をリピートして、意味も分かり受けやすかった」(英語)
「緊張しながらも集中できた。これから毎日ある授業についていけるように頑張りたい」

 市教委によると、ネット環境にアクセス可能な家庭は94・3%。対応できない児童生徒に、各学校は個別にプリント資料を手渡したり、パソコン教室を開放
友人の家に集まって一緒に視聴した子どももいたという。

 市教委は、低学年の子どもの対応に課題が残っているとしながらも、「無事にスタートを切れた。今後は学校や保護者から挙がってくる課題の解消に取り組んでいきたい」としている。