橋下徹氏、9月入学制導入前に公立校のオンライン整備を「私立との差が激しすぎる」
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が3日、フジテレビの報道番組「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)にリモート出演。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校している全国の学校の9月入学制が議論されていることについて言及した。

 9月入学案自体には賛成の立場を明かしながらも、「それだけが先行すると文部科学省が猛反対する。社会全体を変えないといけないことになるから」と話した橋本氏。
「9月入学にいく前の段階として、どう考えても私立と公立の差が激しすぎる。特に公立はオンラインがまったく整備されていない」と私立高と公立校の間で学習格差が生じていることに触れ、
「この機をとらえて、まず数カ月かけて公立の学校でオンライン化をしっかり整えるべき」と、
9月入学制の導入以前に公立校のオンライン環境の整備を優先するべきと主張した。

 その上で「今から来年3月の終わりにかけて授業を圧縮するなんて不可能な話」と断言。
「(学校の再開が)8月、9月になると思うから、そこから1年かけて授業を終わらせればいいという号令を、政治が現場に向けてかけてあげないと。
そうなれば社会全体がおのずと9月入学になっていく」と見通しを語った。