文科省「学校ではマスク着用」通達 熱中症対策との両立は…
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c61b96f393d9cce3a4a72bfeaf2d80b09405cf8

文部科学省は13日午後、「学校教育活動においてはマスクを着用すること」という新しい通達を出しました。
熱中症対策との両立はできるのでしょうか。

鹿児島市の名山小学校です。学校が再開されて3日目、昼休みの校庭では、子どもたちが元気に走り回っていますが、マスクをつけている子どももつけていない子どももいます。

文部科学省は、学校でマスクの着用が必要ないケースとして、屋外では「児童・生徒の間に十分な距離を取っている場合」、
屋内では「換気を適切に行い、十分な距離をとっている場合」としていました。
こちらの小学校でも体育や校庭に限ってはマスクの着用は義務化せず、友達と間隔をあけて遊ぶことや、手洗いと顔洗いをするよう指導していました。

しかし午後になり事態が一変
「距離をとって換気していれば、マスクの着用は必ずしも必要ではない」としていた文部科学省が、
「学校教育活動においてはマスクを着用すること」という通達を出したのです。

鹿児島県教育委員会が体育の授業について文部科学省に問い合わせたところ、「体育の学習も原則マスク着用とする」と口頭で回答があったということです。
鹿児島市教育委員会から各学校に正式な連絡が来るのは14日以降になりますが、基準が一変することについて現場は…。

(名山小学校 教頭)「誰も経験した事のない未曾有の状況なので、やれる事をやるしかない。
『体育でマスク着用』となれば学習の入れ替えを考えたり、運動量を考慮したりという対応をするしかない」

体育や校庭で遊んでいる間のマスクの着用は、熱中症のリスクが高まる懸念があります。
熱中症対策と新型コロナ予防をどう両立させ、子どもを守るのか?教育現場では模索が続きそうです。