責任を認めてしまうと、さらなる集団訴訟を招きかねないからだ。
神村の通信課程の総生徒数は900人前後で、卒業背も含めたら更なる人数になる。
全員から訴えられて敗訴、全額弁償となったら学校が潰れかねない。
ただでさえ現状でも評判が下がっているのに、神村自身が責任なんて認めるわけがない。
だから、現場の民間業者に責任を押しつけるという方針に切り替えた。
予想だが、神村はサポート校に関する説明を一切行っていなかったのだと思う。
自分がまずいことをしていたという自覚があるから、逃げ切りたい。