【社会】<自衛隊員>全隊員1割にPTSD、うつ 防衛省調査
daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1489212306/

 自衛隊員のメンタルヘルス(心の健康)を巡り、全隊員の約1割が心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつを抱えているとみられることが防衛省の調査で分かった。
南スーダンから帰国する隊員も強いストレスを受けているとみられ、専門家はケアの重要性を強調している。

 毎日新聞の取材で、同省が2013〜15年度の各年度に実施した全隊員へのアンケートの結果が判明した。
うつ傾向の隊員は13年度2万1223人(回答者の10.0%)で、その後減少するが、15年度でも1万3684人(同7.1%)に達している。
PTSD傾向の隊員は13年度1976人、15年度も1013人で、隊員の心の病の実態が初めて浮かんだ。

 アンケートでは遺体に接した経験の有無や人間関係を尋ね、うつやPTSDの傾向があれば上司と面談し、症状が重い場合は精神科の受診を促される。
受診対象者は各年500人前後で推移する。

 同省は「うつは自衛隊で特に割合が高いとは言えず、PTSDも海外派遣で顕著な傾向はない」とする。
だが、軍隊の精神的ケアに詳しい福浦厚子・滋賀大教授(文化人類学)は
「自衛隊は心身の強さに最大の価値を置く特殊な世界。心の悩みを隠さず書くことで不利益を心配する隊員もいるだろう。ケア充実には本当のことを話せる仕組みが必要だ」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170311-00000048-mai-soci