高校の寮で盗撮 非常勤講師の男に有罪判決
2019年03月12日 19時39分
 和歌山市内の高校の寮の脱衣室に設置したカメラで生徒が着替える様子を撮影し動画を保存したとして、
児童買春と児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた高校の非常勤講師の男に対し、和歌山地方裁判所はきょう(12日)、
懲役2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

 判決を受けたのは、県立和歌山北高校の非常勤講師、玉置友誠(たまき・ゆうみ)被告25歳です。

 判決によりますと、玉置被告は去年(2018年)4月頃から11月頃にかけて、県立和歌山北高校西校舎の寮の脱衣所
に小型カメラを仕掛け、生徒が着替える様子を撮影し、動画を保存しました。

 きょうの判決公判で奥山浩平(おくやま・こうへい)裁判官は「寮の舎監という立場を利用した卑劣なものである上、モバイル
バッテリー型のカメラを使用するなど態様は巧妙で悪質。被害者の心身に与える影響は計り知れない」と指摘しました。

 その上で、「一部の被害者と示談が成立し、今後相応の処分が見込まれる」などとして懲役2年の求刑に対し懲役2年執行猶予4年
の有罪判決を言い渡しました。