組織委が外国特派員協会に抗議 コロナ模したエンブレムで 東京五輪
https://news.yahoo.co.jp/articles/926e51cb05f2c3b7ded0fa5f9b95dab4ad1af859

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は19日、日本外国特派員協会(FCCJ)が会報に掲載した大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザイン画を取り下げるよう求めていることを明らかにした。

 FCCJの月刊誌「NUMBER 1 SHIMBUN」4月号の表紙と公式サイトに掲載されている
組織委は先週、これを確認。口頭で取り下げを求めたが文書での提出を求められ、18日にメールで送付した。19日午後の時点で回答はないという。

 組織委では、大会エンブレムに依拠したデザインが著作権の侵害に当たるほか、世界中でウイルスによる多大な被害が出ている中で、
会報やホームページにこのデザインを使うのは世界中の人々、大会出場を目指して日々努力しているアスリートへの配慮を欠いていると指摘。
「誠に遺憾」とし、FCCJ自身の信用を損なう行為とした。

 同様のパロディーは他にも例があるが、組織委では「今回の件は社会的反応が大きいと判断した」という
法的対応については「まずは申し入れへの回答を待つ」としている。

 同誌4月号は新型コロナウイルスを特集。
問題のデザインは、野老(ところ)朝雄氏の手による市松紋を円形に組み合わせた大会エンブレムの外側に、新型コロナウイルスの特徴とされる「T」型の足が20本近く付けられたもの。
下に世界保健機関(WHO)が同ウイルスの国際名称とする「COVID−19」の文字が書かれている。