>>143
あなたは人間に、いったい人間以外の「なに」に、成れとおしゃっているのでしょうか?
どのような理想をお持ちなのでしょうか?

人間が70億人いても意識の中身はどれも同じであって、恐怖と混乱と悲しみです。
それからの逃避が、理想に「成ること」すなわち自殺的な無限の「葛藤」です。理想が人を殺すのです。

多くの人間が、「即座の行為ができなくる」のはあたりまえなのではないでしょうか? 

理想によって葛藤がつぎつぎと生まれるときに、さあやってみようとはなりません。
絶え間ない成長という目標自体が、すべての停滞の原因なのです。

あたりまえに、いまここに実際にあるものしか誰も即座には扱えないのです。
いまここに実際にあるものは何でしょうか? 理想がいう安全と安心と創造なのですか?
否、否、絶対に違います。まったく違うのです。

いまここに「人間に実際にあるもの」とは、恐怖と悲しみと、葛藤という停滞なのです。
そのみじめさなのです。その事実あることに反発することがあなたの信念なのであり、
「わたし」という感覚のしていることなのなのです。

あなたは国家やピカソやソクラテスをよくご存知ではあるが、
「わたし」ことを知らなさすぎませんか?