これは1月20日にネットメディアのIWJがWebサイト上で橋下徹氏からの提訴を告知し、
「提訴時点ではリツイートは取り消されているというのに、その一度のリツイート行為に対し100万円の損害賠償を求め」
「誰の身にも今後、これは起こり得ることであり、我が身ひとつの問題ではなく、言論の公共性に関わる重大な問題」
などと橋下氏側の対応を批判していたことに対し橋下氏が考えを明らかにしたというもの。

橋下氏は「一個人が自由に発信できることは大変良いことだ」としながらも「一市民だからといって責任が軽減されるわけではない」
「権力を有する者、ジャーナリストと称する者はむしろ責任を有する」「虚偽事実を公にすれば、
たった一回のリツイートでも名誉棄損に該当する」と一般論として説明した後にこう語っています。

橋下「D2(中略)3、知事である僕のせいで府の職員が死んだという虚偽ツイートを軽率にリツイートした岩上というジャーナリストを名乗る者に対して。」

橋下「E岩上氏はたった1回のリツイートで何で名誉棄損になるんだ!と主張しているようだが、回数は関係ない。
自身の表現行為にどれだけ責任を持つかだ。いわんやまがりなりにもジャーナリストを名乗り、
僕も知事のときにぶら下がりで質問を受けた。府庁に一本電話確認すれば虚偽であることが分かる事柄。」

橋下「G岩上氏は僕の訴訟を言論弾圧のスラップ訴訟だと批判する。それなら光市母子殺害事件弁護団に関する僕のテレビ発言について
僕を訴えてきた弁護団や(最高裁は僕の表現に違法性なしと判断)、その発言をもって僕を業務停止2か月に処した
弁護士会を批判したのか。自分がやられたら喚き散らす。」

岩上氏側では「私の言論活動を萎縮させることを狙ったスラップ訴訟に他なりません」
「インターネット空間における言論活動全般に対する萎縮効果を、もたらしうるもの」などと反発しており、
「応訴して闘い抜くことを決意いたしました」と綴っています。