東京都内に住む子ども10万人のうち、中学受験に挑む子の割合は実に4割。多くの親子は「男女御三家」
をはじめ、いわゆるトップ校合格を夢見て塾通いをスタートする。
しかし現実は甘くない。それらに合格するどころか、第一志望に受からずに受験を終える親子が7割にも
上る。

過酷なのは結果だけではない。多くの家庭が小3(新小4)の2月に大手塾に入塾し、そこから丸3年を受
験勉強に捧げるが、そこで突きつけられるのは、学力、体力、精神力、そして親子関係、カネの問題―
―。中学受験に挑もうとする親子が知っておくべき、その実態とは。

凡人こそ、中学受験と熱弁。