体罰があった都立町田総合高校は、忠生高校と町田高校家政科を統合再編して、忠生高校の跡地に開校した生徒数約700人の学校です。今回の事態が明らかになったことで18日に取材に応じた学校長は「被害を受けた生徒の心情やショック、気持ちのダメージを考えると、いたたまれなく、本当に申し訳なく思っている」と陳謝しました。
また、学校によると、教諭は「感情的になってしまい、反省している」と話しているということです。

 今回の問題は、町田市民にも波紋を広げています。街では「(昔は)このぐらいの頃は、こういうのが普通だった。すごかった。ただ、今は(許されない時代)」「(今は)何でもすぐ取り上げられる時代。ただ、この場面だけでは(どういう状況なのか)前後の関係が分からない」などといった声も聞かれました。中には「私の母校。(この映像が)後輩から送られてきた。
生徒も悪い部分があるし、どっちも悪い」と話すこの高校の卒業生もいました。

 定例会見で今回の件について見解を求められた東京都の小池知事は、体罰が学校教育法で禁じられていることを指摘した上で「体罰は避けなければならない。都教委はこれまで体罰根絶のため、いろいろなガイドラインを作ったり、校内研修などの取り組みを進めてきた。こうした中、事態が発生したことは残念」と話しました。

 東京都教育委員会は「教諭に関しては懲戒処分も含め、今後、厳正に対応していく」と話しています。
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最終更新:1/18(金) 21:08
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