テレ朝「グッド!モーニング」に出演の医師「真逆の意見として見えるように放送」と落胆
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200508-01843179-tospoweb-ent

 ベルギーで医療に従事し3月に帰国した医師の澁谷泰介氏が7日、自身のフェイスブックでテレビ朝日系「グッド!モーニング」に出演した経緯を明かした。

「本日テレビ朝日の朝のニュース番組グッド!モーニングで私がコロナウイルス診療に関してインタビューされたものが放送されました。」

(中略)

 ところが「編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然としました」と澁谷氏は放送内容に疑義を示す。

(以下、抜粋)

「取材では、(中略)40分程度質問に答える形で進んでいきました」

「PCR検査に関してはこれから検査数をどんどん増やすべきだというコメントが欲しかったようで繰り返しコメントを求められました」

「私は今の段階でPCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではないとその都度コメントさせていただきました。」

「確かに潤沢な検査をこなせる体制というのは本当に必要な方に対してはもちろん必要です」

「ただ、無作為な大規模検査は現場としては全く必要としていない事をコメントさせていただきましたが完全にカットされていましました」

「カットだけならまだいいのですが、僕がヨーロッパ帰りということで、
欧州でのPCR検査は日本よりかなり多い(日本はかなり遅れている)といった論調のなかで僕のインタビュー映像が使用されて次のコメンテーターの方の映像に変わっていき、
だからPCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまいとても悲しくなりました」

「また、現場の生の声として、物資の手配と医療従事者への金銭面や精神面での補助に関しても強調してコメントさせていただきましたがそちらも全てカットされてしまいました」

「メディアの強い論調は視聴者に強く響き不安を煽ります。情報が過剰な現在で、どうか正しい知識と情報がみなさんに行き渡って欲しいと切に思いました」

「正しく伝えるって難しいですね、、、。」