卒業証書の和紙作り12/11 19:02nhk
津山市の小学6年生が、来年の春に卒業式で受け取る卒業証書に使われる手すきの和紙づくりに取り組みました。
卒業証書に使われる手すきの和紙をつくったのは、津山市下横野の高田小学校の6年生33人です。
この地区では和紙作りが盛んで、11日は、子どもたちが地元の工房を訪れ、ベテランの和紙職人、上田繁男さんの手ほどきで和紙をすく作業に挑戦しました。
作業には学校で栽培された「トロロアオイ」の粘液も使われ子どもたちは1人ずつ「すき舟」と呼ばれる水槽の前に立ち、上田さんの指導を受けながら、しわができないよう慎重にすくい上げていました。
子どもたちがつくった和紙は3枚重ねて卒業証書の用紙になるということで、1週間ほど自然乾燥させたあと、文章を印刷し、校長が児童の名前を書き込んで仕上げることになっています。
女子児童の1人は、「しわができないようにするのが難しかったけど、良い思い出になりました」と話していました。