大学で飲酒運転防止の講習会12/06 18:27nhk
飲酒の機会が増える年末年始を前に、出雲市で、大学生を対象に飲酒運転の防止を呼びかける講習会が開かれました。
この講習会は、出雲市の島根県立大学と出雲警察署が開いたもので、大学の2年生21人が参加しました。
はじめに出雲警察署の警察官が、島根県内の飲酒運転の検挙数はことし10月末までに、去年の同じ時期よりも20件多い139件に上り、それに伴う人身事故も18件と7件増えていると説明しました。
続いて、特殊なフィルターが張ってあるゴーグルを使って飲酒状態の疑似体験が行われました。
学生たちはゴーグルをはめて床に置かれたコーン標識の間を歩こうとしましたが、正常時のようにはうまく歩けず、飲酒状態で運転した場合の危険性を改めて感じているようでした。
20歳の女子大学生は、「ふだんは、友だちと家で飲んだりします。
飲酒状態で車を運転するのは怖いなと思いました。いい体験になりました。」と話していました。
島根県立大学出雲キャンパスの学生自治会の齋賀小夏会長は、「車を運転する学生が多いので、自治会活動を通じて、飲酒運転の危険性を発信していきたいと思います」と話していました。