「土佐海援丸」が実習終えて帰港11月6日 12時09分動画nhk
魚の冷凍設備の不具合で一度、高知港に引き返した後、再び実習に出ていた高知海洋高校の実習船「土佐海援丸」が、およそ2か月間の実習を終えて高知港に帰港しました。
土佐市にある高知海洋高校の実習船「土佐海援丸」は、28人の生徒を乗せて6日午前8時半ごろ、保護者や教員が出迎える中、高知港に帰港しました。
船が港に接岸すると、水揚げ作業が行われ、生徒たちが実習で釣った200匹余りのメバチマグロやキハダマグロなどがクレーンでつり上げられて、冷凍設備を備えたトラックに積み込まれました。
「土佐海援丸」は、9月4日に実習に出発しましたが、魚の冷凍設備の不具合で19日に一度、高知港に引き返した後、再び23日から実習に出ていました。
このため、漁の期間が例年の半分ほどの11日間に短縮され、水揚げされた魚は2.4トンと例年の4分の1ほどになったということです。
実習を終えた生徒は「実際に海の上ではえなわ漁を行い、大変でしたがいい経験になりました。まずは、ゆっくり寝たいです」と話していました。