災害時に簡単にできる料理作り10/24 18:48nhk
大田市で、小学生と地域の人が、災害時にも手に入りやすい食材で簡単にできる料理作りを体験しました。
この取り組みは、防災に関する意識を高めてもらおうと大田市川合町の自主防災組織が川合小学校で行ったもので5年生15人も参加しました。
参加者は、はじめに専用の袋の中にコメと水などを入れて中の空気を抜き、お湯でゆでると炊けるご飯を準備しました。
そして、高野豆腐や切干大根、缶詰など、備蓄されていたり災害時でも手に入りやすかったりする食材10種類で作れる献立を考え、調理に取りかかりました。
タンパク質が豊富な高野豆腐を使った料理に挑戦した参加者は小麦粉をまぶして揚げてから酢豚風の味付けにしたり、細かく切って野菜と混ぜてハンバーグを作ったりし、多様な料理に応用できることを学んでいました。
子どもたちも大人に教えてもらいながら調理を手伝い、およそ1時間半ほどで3品から4品の料理が完成し試食していました。
5年生の男子児童は、「作るのは難しかったけど、おいしいかったです。自分しかいなかったら、学んだことを思い出して作りたいです」と話していました。
また、46歳の女性は、「非常食とは思えないくらい美味しくて食べやすい味付けでした。
災害時には、自分たちで考えながら行動しようと子どもたちと話しながら料理を作りました」と話していました。