大学入試日程の見直し検討 来年、出題範囲も 萩生田文科相
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 萩生田光一文部科学相は29日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症による休校長期化を受け、
来年の大学入試について日程や出題範囲を見直す検討を始めたと明らかにした

 全国高等学校長協会に対し、日程を全体的に遅らせることや出題範囲の限定、追試験の活用などについてのアンケート調査を28日に依頼したという。
調査結果を踏まえ、高校や大学関係者と協議した上で、「大学入学者選抜実施要項」で6月中に公表すると明言した。

 萩生田文科相は
「個人的には少し余裕を持たせてあげたい。チャンスを増やすことを含め、現場の皆さんの声を聞きながら早急にまとめていきたい」
と述べた。

 一方、慎重論が広がる「9月入学」については、学校再開を受け「直ちに導入について結論付けるということはない」とした。
ただ、感染症の第2波などで再び全国的に休校が長期化した場合を念頭に、
「さまざまな方策を選択肢に入れておく必要がある」と含みを持たせた。