「体育も原則マスク着用」 暑さに教育現場では…
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d25eb3fc53d0d9e7b64a906717a5bce18794731

 新型コロナ対策で、教育現場では子どもたちもマスクを着けて授業に臨んでいます。
ただ、これから夏場を迎えるなか体育でもマスクを着けさせるべきか、戸惑いもあるようです。
 
 休み時間には手洗い、うがいに加えて「顔洗い」を徹底させています。
教室では先生や子どもたちが全員、マスクをつけて授業をしていました。
文部科学省は13日「学校教育においてはマスクを着用すること」、「体育の学習も原則マスク着用」と通達を出しています。しかし子どもたちは…
 
 5年生「暑いし息苦しいのであんまりつけたくない」
 
 5年生「ちょっと暑いしはめたくない。」
 
 体育の授業中もマスクを着けるべきか、鹿児島市教育委員会から各学校に正式な連絡は来ていないということです。
教育現場では柔軟な対応で臨もうとする声が聞かれました
 
 中洲小学校 村田 好実 校長
「基本的にマスク着用が原則だが、鹿児島市内の小学校では半数が体育でマスク着用し、半分はマスクを着用していないと聞いているので、
マスク着用の判断はきちんとその都度適切に取り組んでいこうと考えている。」
 
 中国では、マスクをつけて体育の授業を受けていた中学生が死亡する事故が相次いでいます。
これから気温が上がるなか、専門家はマスクを着けて運動をするリスクを懸念しています。
 
 鹿児島厚生連病院 宮原 広典 副院長
「マスクをつけた状態では自分の体温を下げることができないので熱中症になるリスクは非常に高くなる。
夏の暑さが厳しい鹿児島県においてマスクを着用して運動するのは良くないと思う。」
 
 感染症と熱中症、夏場は2つの対策をどう両立させるかが課題となりそうです。