>>174 (続き)

 執筆者の個人責任を明示せず、「正論編集部」と言う集団・組織に逃げ込む姿勢は卑怯である。「文科省批判
と再検定要求の前に」というタイトルは思わせぶりで何を言わんとするのか不明だ。主張の核心を明示すること
ができない。「つくる会」は反省して、とっとと消えろと言うのだろうか。
 本文もソツがないように見えて、「イエス―バット」文体を濫用させ、右顧左眄する。「読んでいてムカムカする」
「いやらしい」といった感想が寄せられている。こういう文章を私は「裏切り者文体」と呼んでいる。心にやましい
ところがあるのである。
 だが、五月九日の産経新聞に掲載された六月号の半五段広告を見て、「おやっ」と思った。正論編集部論文の
タイトルが広告の中から抜けているのである。