[新型コロナで消費減 小中学校の給食に和牛を使ったメニュー登場]

新型コロナの影響で外食産業が低迷し、鹿児島県産の和牛の消費が落ち込んでいますが、小中学校の学校給食に和牛肉を使ったメニューが登場しました。

(記者レポート)「県産和牛肉を使った給食。子どもたちが美味しそうに食べています。」

鹿児島市の明和小学校で給食に出されたのは、ご飯と肉を海苔で巻いた「県産和牛の巻き巻きビーフ」です。
JA県経済連によりますと、消費低下による枝肉価格の下落により、
県内の子牛のセリの価格は、先月はおよそ57万円と去年の同じ時期に比べ17万円下がっています。
給食の提供は、県民に県産和牛をPRしようと県が進める取り組みで、
子どもたちは牛肉を口いっぱいに頬張ると、次々におかわりの列に加わっていました。

(児童)「肉に脂がついていて、とてもおいしかった」
「おじいちゃんちで黒毛和種の牛を飼っていて世話をしたことはあるけど、
こんなにおいしいお肉になると思って思ってびっくりしました」

(県畜産課 畜産国際経済連携対策監)「子どもたちが学校で食べて、おいしかったと感動してもらって、
家庭でも県産の和牛肉を食べてみようと少しでも消費の拡大につながったらありがたい」

県産和牛を給食に活用する取り組みは今年度、県内の小中学校724校で行われる予定です。

〔MBC南日本放送 | 鹿児島〕
https://news.yahoo.co.jp/articles/351ff81ba876039e06b2d640de52fc8dec647250